醉蝗茶房

80's&水滸&異常な日常

ダメな人たち其の11

2005年08月31日 22時34分38秒 | ダメな人たち
エピソード11:比較的最近の隣の部長I氏

 えと、前回ほとんど犯罪の話でしたけども、今度は本当の犯罪話(笑)
 近頃結構流行ってる(?)パワハラって奴ですな。
 パワハラって聞いたことあります?セクハラの親戚です(笑)

 なんつーか、その人の印象は最初から悪かったのは確かです。
 CMMI導入までのつなぎで、簡単なマネジメントルールを作ってくれと言われて、それを全社会議で発表した時のことです。
 その時話したのは、品質管理がルール化されていなかったので、簡易品質分析レポート付の障害管理ツールの導入についてでした。
 ま、障害管理なんてもんはExcelでも構わないんですけど、問題は現在出ている障害の傾向分析と、それに対する品質向上のためのアクションをどう行うかな
ので、傾向がグラフ化されるツールなので、それ見てPM/PLは判断してね、と言ったことを説明しました。
 その時、Iさんからコメントが。

I氏「何でそんなことやらなきゃいけないの?無駄じゃない」
寨主「でも、開発する時、障害管理はしてますよね?」
I氏「そんな余分なこと、してないよ」
寨主「え?でも、それって最低限の品質管理ですよね?」
I氏「そんなのリーダが判ってればいいだけじゃん」
寨主「何を以ってリーダは品質状況を把握してるんです?」
I氏「そんなこと、リーダなんだから出来て当たり前じゃん」
寨主「いや、論点がずれてますけど...」
I氏「俺は全部把握してるから」
寨主「あなたは部門長でしょ?全ての案件の障害状況理解されてるんですか?障害管理もしてないのに」
I氏「そうだよ」
寨主「で、障害傾向を見て、アクションも取られてると?」
I氏「それは俺の仕事じゃないもん」

 お前はガキか(笑)要するに、プロジェクトマネジメントのいろはも知らないってことね(^_^;
 彼、寨主より4~5歳下なんだけど、学歴コンプレックスがあるとかで、やたらツッパルんだけど、結局根拠がなくて感情論なんす、全般的に。

 も一つエピソードを。
 さる大口のお客さんから、長年の功績を認められて会社が表彰され、お客さんの役員たち主催のパーティが開かれました。
 偶々役員皆都合が悪かったとかで、そのお客さんの案件を一部持ってたIさんが代理で参加。
 パーティの席で表彰状の授与が予定されてたのに、待てど暮らせどIさんは来ない。
 待たされるお客さんたち、粘着質の空気が漂ってそうですが(笑)
 そこへ1時間近く連絡も入れずに遅れてきたIさん、誰にお詫びするでもなく、しらーっと呑み食いして、表彰状渡されるとそのまま帰ったらしい。
 これでお客さんが怒らないなんてあり得ない。
 ましてや、そのお客さんから移籍してきた役員もいる会社だし。
 で、ある日、そんな役員にお客さんから電話があって、「お前んとこ、評判悪いぞ」と内々に連絡があったとか。
 表彰の直後だったし、わけも判らず驚く役員に、そのお客さんが顛末を話したらしい。
 社長に呼び出されて怒られたIさん、全く意に介さなかったてんだから凄い(笑)
 ま、そんな人です(笑)

 で、そんな彼が、ある日部下たちと呑んでいたんだそうで。
 基本的に、そんな性格なので、周りから持ち上げられてないと機嫌が悪くなっちゃうらしく、呑むと言っても部下はさっぱり面白くないらしい。
 話の流れが女性の好みになった時、ある奴がIさんと違うタイプを挙げた。
 ま、”好み”なんてもんは、将に言葉通りなんで、人によって違って当たり前。
 ところがIさんはこれが許せなかったらしい。
 「なんで俺の言うことが判らないんだ!」と、言えば遅いがその時早く目の前のビール瓶を掴んで、その部下の顔面を殴りつけた。
 当然怪我しますわな。前歯だかが折れたと聞きましたが。
 その日は結局Iさんは誤りもしなかったと言うから凄い(@o@)

 翌日、殴られた当人から会社に報告があり、刑事告訴の話も出たとか。
 総務が取り敢えずなだめて、役員一同急遽対策会議に。
 決定は、Iさんから部下への謝罪と、治療費全額Iさん負担で、Iさんに対しては訓告程度の極めて軽いお裁き。
 普通このケースなら、最低でも降格もしくは減給、悪くすれば懲戒解雇だって考えられます。
 が、Iさんはここで反論しちゃうんだな。
「俺は悪くない。反論したあいつが悪い。そんな奴に金払いたくない」
 駄々っ子状態(笑)
 当然社長筆頭に役員皆で怒って、しぶしぶ了承したみたいだけど。

 それでも買われてるのは優秀だからだと思うでしょ?思わないか(笑)
 何てんでしょ、お年寄りに可愛がられるタイプなんでしょうな。
 実績ベースで言えば、Iさんの部門3年連続赤字で、社内随一なのは退職率のみだし(笑)
 嫌な渡世じゃあーりませんか(笑)

ダメな人たち其の10

2005年08月28日 10時07分26秒 | ダメな人たち
エピソード10:某SIerマネージャK氏及びその上司、と言うか会社そのもの

 まぁ、お客さんと言うのは大なり小なり無茶無理を言うものだけど、モノには限度ってもんもありますわな。
 今回は限度を超えたお客のお話。

 この業界の仕事ってのは、大雑把に言うと2種類で、要員派遣で一人一ヶ月いくらと言うパターンと、これこれの条件でいつまでにこのシステムの開発をトータルいくらで請負ますってパターンの2パターンになります。
 前者の場合は毎月精算だし、製造責任は客にあるのでそれほど問題はないけれど、後者だと製造責任は取らないといけないし、お金もらえるのは全部出来上がって納品してからなので(分割ってこともあるけど)、結構リスクが高いわけ
です。
 しかし、リスク分も金額に含まれるので、上手いことリスクを顕在化させずにやれれば、リターンも大きいってのがミソなわけで。

 で、今回のお話のKさん、8月から始めたこの請負案件の契約を忙しいを理由に何時まで経ってもしてくれない。
 木々の葉が色付き、街にクリスマス・ソングが流れ、松が取れてもまだ...
 元々3月までの契約だったし、年度末も近いので、営業と最後の御願いに行きました。

寨主「あの、流石に年度末も近いので、契約御願いします」
K氏「してあげても良いよ」
寨主「いや、してあげてもでなくて、していただかないと困ります」
K氏「気に入らないんだよね」
寨主「何がです?」
K氏「結局、もらった見積の稼動よりも少ないじゃん。」
寨主「それは、御社の場合請負単価が固定なので、リスク分を稼動換算して乗せさせて頂いてるからで、お見積提示の際にもご説明した筈ですが」
K氏「でも、実際はそんなに工数掛かってないわけでしょ?」
寨主「要員派遣でも良いとお話したけど、請負にしてくれとおっしゃったのはKさんですよね?それに、金額も了承されたじゃないですか」
K氏「それは始める前だったからだよ」
寨主「いや、その論理は通りませんよ。お互い信用商売してるわけですし、それに実稼動と見積工数の差だって、それほど大きくないわけだし、どうしろと言うんです?」
K氏「契約してやっても良いけど、来期4~9月までの請負とセットでこの額ならね」
寨主「それは詐欺ってもんですよ。それに、その金額から仮に今期の実稼動分引いたら、到底来期の工数足りないじゃないですか」
K氏「それはどうにか考えてよ。それがいやなら、契約しないだけだから。」
寨主「...判りました。では、今期の入金額はこちらの提示額で、来期の稼動については月毎にby nameで稼動計画出しますので、それ以外の追加工数は別途精算でどうです?」
K氏「仕方ないね、呑んであげるよ」

 これはダメと言うより犯罪でっす(-_-;
 更に悔しいんで、寨主が一ヶ月半、テスト対応で大阪出張する条件で+500万取ったけども(笑)
 まぁ、それはそれで、また別のダメ話が書ける程悲惨な出張だったんだけどね...

 で、年度が替わって暫くのこと。
 やはり工数が足りなくて、K氏から誰を延長して欲しいてな話が多々ありました。
 前回の契約の際の取り決めに従って、当初はその分の精算が月々ありましたが、それもやがて滞ることに。
 この別途精算の契約も、何だかんだ言って結局してくれなかったけど、入金はされてたので(それも謎だが...)営業も催促する程度でした。
 
 そして迎えた9月、未清算分が1千万ほどあったので、営業と一緒にK氏の元へ。
 出てきたのは、K氏だけでなく、新しく担当ことになったてぇ部長のO氏。

O氏「今度この案件の担当になったOです」
寨主「よろしくお願いします」
O氏「で、何か契約で揉めているそうで」
寨主「いや、揉めていると言うか、未精算分のご請求に伺っただけですが」
O氏「それ、契約してるのか?」
K氏「いえ、契約した覚えはありません」
O氏「なら、我々としては一切お支払いする義務はありませんね」
寨主「ちょっと待ってください。契約をずるずる伸ばしたのはKさんで、実際にKさんの要請で延長した分の工数なんですよ」
O氏「それにしても契約は交わしてないんですよね?」
寨主「そう言われればそれまでですが、証明も可能ですよ」
K氏「おたくの障害の影響もあったんだから、その分の瑕疵でしょ、そんなもの」
寨主「瑕疵対応については、今までの精算で済ませた筈ですよね?」
O氏「まぁ、とにかく、うちは本来精算する義務はないんだけど、御社もそれじゃ困るだろうし、実際稼動もあったんだろうから、もう一度請求額検討してみてくださいよ。」

 寨主も営業も前回に引き続きまただったので、かなり怒り心頭。
 早速会社に戻って報告すると、銀行出身の経理役員Yさんが激怒したね。

Y氏「そんな馬鹿な話があるか!犯罪だろ、それじゃ」
寨主「その通りです」
Y氏「お前、これの内容証明とれるか?」
寨主「勿論。前回の話があんなだったんで、メールその他全部手元にありますよ」
Y氏「よし、告訴するぞ!」
寨主「ちょ、ちょい待ち。脅しに使うのは良いけど、実際告訴するのは如何なもんかと」
Y氏「だって、冗談じゃないだろ、そんなもん」
寨主「いや、今後の取引もありますし、まずはもう一度持って行ってから考えましょうよ」
Y氏「判った。それじゃ、任せるよ」

 と、言うわけで、営業と相談して取り敢えず500万で持って行って、そこから調整しようってことになりました。
 で、当日。

寨主「弊社としては本来満額だと思っていますが、今までのお付き合いもありますし、痛み分けと言うことで半額のご請求と言うことでお願いできませんか?」
O氏「判りました。それで承認させていただきます」

 をい、即決なのか?!
 てか、コスト削減対策として打った芝居だろ?
 う~ん、何てヤクザな商売なんだ...
 まぁしかし、これって500万の損失だけど、プロジェクト収支はそれでも取れてたので、良い勉強をさせてもらったと思うことにしましたが、この年更に物凄い勉強を他社にさせられる羽目になりました(T^T)
 そっちは持ち出しで2千万、本来の計画からのギャップが8千万(@o@)
 ま、エンドユーザが外資に買収されて、開発費が凍結された煽りなんでやむを得なかったんだけどね...

ダメな人たち其の9

2005年08月26日 19時41分48秒 | ダメな人たち
エピソード9:転職の時の面接担当

 ちょっと赴きを変えて、上司以外のお話を。
 数年前に転職した際、プロジェクトマネジャでの転職だったんですが、PMってぇとそれなりのステータスなもんで、各社ともそれなりの方が面接に出てくるケースが多いです。
 が、このお話の会社、既に社名すら忘れましたが、主人公は恐らく課長クラス、年齢は寨主よりも若干下くらいでしたかね。
 エージェントからは、ここの会社は最初にペーパーテストを実施して、それが通った人しか面接しないと聞いていたので、「はて、PM採用の試験て、どんなものか?」と興味はありました。
 が、実際蓋を開けてみれば、擬似アセンブラのコーディング問題(笑)
 業界関係者以外に判り易く説明すると、大学の入試問題を想定してたら、小学生の問題が出たようなもんです。
 何でPM採用にアセンブラの試験???と半ばむかっ腹でしたけど、昔取った杵柄で簡単だったから良しとしました。
 2時間の試験時間で1時間余っちゃって、やっとオネェチャンが回答用紙を取りに来て、「暫くお待ちください」
 えと、もう1時間待ってたんですけど...まぁ、可愛かったので許しました(笑)

 待つこと暫し、面接担当が登場しました。
 なんて言うんでしょ?ぱっと見、如何にもダメそう(笑)

担当「如何でした、試験?」
寨主「はぁ、懐かしかったですよ」(つか、ちょろいだろ)
担当「結構、これやってもらうと、センスが判るんですよね。」
寨主「なるほど」(てか、プログラマのセンスは判るだろうけど、PMセンスは判んねぇって)
担当「流石ですね、良い成績でしたよ」
寨主「はぁ、どうも」(舐めてんのか?問題のミスまで指摘してやったんだが)
担当「では、面接させていただきます」
寨主「どうぞ」
担当「今回はPM採用と言うことでお越し頂いたんですが、実は当社の中堅社員が今年大量に退職しまして...」
寨主「ほう」(え゛!いきなりそんな話かよ...)
担当「理由は給与が安いってことだったんですが...」
寨主「...」
担当「上からは、辞めさせるなと言われるし、かと言って給料上げられないし...」
寨主「まぁ、そうでしょうね...」(何?愚痴?)
担当「採用しようにも給料安くて来手がないし、パートナーも限界あるし...」
寨主「大変ですね...」
担当「なのに、売上拡大しろと言われるし、若手は育てなきゃいけないし...」
寨主「どこも似たようなもんですね...」(社交辞令だけど...)
担当「そうなんですよ。それで、私はどうしたら良いと思います?」
寨主「は?」(マジ?それ考えるのがお前の仕事だろうよ...)
担当「困っちゃってて、一緒に考えてもらえる人を採用したくて、今日の面接なんですよ」
寨主「それだけの情報では、御社の状況が判りませんので、何とも答えようがありませんが...」
担当「ですよね。判りました。それでは、結果は追ってメールでご連絡いたします」
寨主「えっ、もう終わりで良いんですか?」(をいをい...)
担当「はい、お疲れ様でした」
寨主「...ありがとうございました」

 なんか狐に摘ままれた感じなんですけども(笑)
 その日の面接はそこだけで、そのまま家に帰ったらメールが既に来てました。
「合格です。是非当社に入社して頂きたいと思います」
 謹んでお断り申し上げます(笑)

 ま、寨主くらい世間擦れしてるとね、面接ってのはこっちが向こうの品定めをする場だったりするのよね(笑)
 彼、ちゃんと頑張ってるかな...

ダメな人たち其の8

2005年08月25日 00時36分22秒 | ダメな人たち
エピソード8:最初の課長Y氏

 本気でダメ系が続いたので、ちょっと息抜きに軽い奴を(笑)
 Yさんはダメってのとちょっと違います。
 違うと言うか、憎めない人なので、”人としてダメ”みたいな人じゃなくて、プチダメくらい(笑)

 社会人になって、配属された先の最初の課長がYさんでしたが、寨主ともう一人の新人を相手に、初日にYさんの語った話に面食らいましたっけ。
「僕はさ、本当は今うちの課でやってる仕事なんかしたくないんだけどさ、配属されちゃったんで頑張ってね。」
 ん~、場数踏んでない新人には刺激的(笑)
 でもね、Yさんは本気でそう思っていて、思った通りのことを言葉にしただけなのよね。
 配属されてすぐ、寨主は気胸って肺が萎んじゃう症状で2週間くらい入院したんですけども、Yさんは直ぐにお見舞いに来てくれました。
「いやぁ、もし入院が長引いたら暇だろうと思ってさ、雑誌を沢山買ってきたよ。何が良いか判らなかったから、適当に買って来たんで読んでみて」
 ん~、有難いっすね。でも、”入院が長引いたら”と言う仮定は、入院したばっかの人に言うのは如何なものかと(笑)
 でもね、Yさんは良い人なので、本気でそう思って買って来てくれたので、全然腹は立たないんだな、これが。
 で、Yさんが帰った後に、早速一番上の雑誌を手に取って見たら...
From A(爆)
 つか、場数踏んでない新人が配属直後に入院した時のお見舞いがこれだと、普通真剣に悩みますって(笑)
 でもね、Yさんはとっても良い人なので、これがアルバイト雑誌だとは知らなかったんですな。

 Yさん、寨主の最初の課長でしたが、寨主が部長の時にも課長でした(^_^;

ダメな人たち其の7

2005年08月23日 22時17分51秒 | ダメな人たち
エピソード7:昔の隣のS部長

 時代はちょいと前後しますが、さる大手SIerにいた頃のお話です。
 当時、寨主は某コンビニの納品検品システムを担当してまして、要するに、お弁当とか発注した後に、実際お店に届けられた商品が発注通り届いてるかチェックして、足りてない場合はその分差っ引いて決済するってな感じのシステムです。
 問題のS部長は、某コンビニの受発注システムを担当してた関係で、どうしても色々話したり調整したりする機会が多かったわけですな。
 で、この方、元々同系列の他社にいたらしいんですが、事業部長に気に入られて引っこ抜かれて来たこともあって、かなーり頭が高い言動が多く、社員にもパートナーにもお客にも嫌われておりました。
 参考までにエピソードを一つ。

 ある冬の週末、既に運用が始まっていた受発注システムを担当していたパートナーさんがスキーに行きました。
 土日も監視があったので、交代で休日出勤してましたが、その土日はパートナーさん担当の日じゃなかったけど、一応週末にスキーに行くことを報告して、しかもSさんからは承認されておりました。
 Sさんも、「忙しかったからね、羽伸ばしといで」なーんて、機嫌良く送り出したまでは良かったんですが、偶然その週末にトラブル発生。Sさんも緊急で出社することに。
 週明け、早速パートナーさんが席に呼ばれました。
「皆週末トラブルで大変で、俺まで出社したってのに、何でお前らだけスキーなんか行ってるんだ!どう言うつもりだ!」
 そんなこと言ったって、答えられる筈がない。神様じゃないんだから未来なんて判らないし(笑)
 結局、ほとんど嫌がらせのようなクレームを怒鳴り散らしてましたけど、後でパートナーさんには他のプロパーが謝ってましたな。
 ま、こんな人です(笑)

 で、それを踏まえて(笑)
 ある日、お客さんから頼まれて、受発注システムとの調整事が発生しました。
 事前に現場担当者とネゴできてたので、後はSさんを通すだけと言う状況でSさんのところに。

寨主「すみません、ちょっとお時間よろしいですか?」
Sさん「ちょっとって何分?忙しいんだよ、俺」
寨主「では、5分ほど。」
Sさん「なんでお前に5分もやらなきゃいけないんだよ。3分にしろ。」
寨主「では、3分で。お客さんから頼まれたんですが、XXについて受発注サイドと調整して欲しいとのことですので、今週どこかご都合のよろしいところでお時間いただけますか?」
Sさん「ふざけんな!3分って言っただろ!知らないよ、俺」
寨主「いや、そんなこと言われても、お客さんからのご依頼なので。」
Sさん「忙しいって言ったろ!」
寨主「では、誰か代わりに判断できる方にご指示頂けますか?」
Sさん「いや、俺じゃなきゃダメだ。来月にしろ。」
寨主「お客さんからは来週回答求められてるので、そんな3週間も待たせられませんよ。」
Sさん「じゃあ、知らない。勝手にすれば?」
ここで寨主も流石にキレました(笑)
寨主「判りました。では、そのままお客さんに伝えさせてもらいますがよろしいですね!」
 で、席に戻ったんだけど、まぁそんな社内の恥をお客に晒すつもりもなく、そのうち詫び入れてくるだろうと思ってました。

 その日の夕方、Sさんから会議コーナーに呼び出されました。
 とことんやってやろうと思ってたので、かなりふてぶてしい態度で入りましたが(笑)

寨主「何でしょう?」
Sさん「さっきのどう言うつもりだ!」
寨主「どう言うとは?」
Sさん「あの態度は何だって言ってるんだ!」
寨主「は?それはこっちの台詞でしょうが。同じ顧客からの依頼事を無視したのはあなたなんですから。」
Sさん「お前幾つだ?僕は41だけど...」
寨主「32ですが、それが何か?」
Sさん「普通、年上のましてや上司の言うことは聞くのが当たり前じゃないの?」
寨主「は?面白いことをおっしゃいますね。ならば、さっき言われた通りのことをお客さんに伝えて良いってことですね?」
Sさん「あのさ、僕、ここのところ体調悪くてさ、今日も医者行って来たんだよ。」
寨主「それはお大事に。」
Sさん「色々心労があってね、大変なんだよ、俺も...」
寨主「それはお気の毒。で、それが何か?」
Sさん「判りました。今週時間取りますよ。30分で良い?」
寨主「いや、1時間ほどで御願いします。」
Sさん「うん。じゃ、明日の午前にしよう。」

 完勝(笑)
 だってね、この人ほとんど毎日定時帰りで、誰が見たって忙しそうに見えなかったんだもん。
 その後、聞こえたんでしょうね、きっと。事業部長の前通り掛ったら、にやりとしつつ、「ほどほどにな」と言われました。この人はデキる人で、この頃にはSさんがハズレだったと気付いてたようでしたね(笑)
 さて、Sさんですが、それから数ヶ月した頃、遂に堪忍袋の緒が切れたお客さんから「担当外せ!」とクレームが来て、やがて人知れず辞めてしまいました。風の噂によると、呉服屋さんの若旦那なんだそうで、実家を継いだらしいです(^_^;

 いやー、あの頃は楽しかったなー、刺激的で(爆)

ダメな人たち其の6

2005年08月22日 20時37分36秒 | ダメな人たち
エピソード6:ダメな人だらけ

 以前いた会社は対等合併と言う名目で他社と合併したんですが、これが対等とは大嘘の吸収合併で、しかも相手は派遣会社。
 で、この合併に到るエピソードを。

 当時、2年連続で1億規模の大赤ぶっこいた案件があって、それまでずーっと右肩上がりで来ていた会社に翳りが見えた頃でした。
 まぁ、それとても、赤になるのが判っていたので、散々撤退を進言したにも関わらず、N事業部長が押しが強いのに負けて経営陣が「まぁ、良いんじゃない」なんて認めちゃったのが問題だったんですけど、流石に2年連続ともなると、社内が通っても銀行が通らない。運転資金を貸し渋られちゃいます。
 それでもいつかは元が取れる筈だと根拠のない論陣を張ったNさんでしたが、終に撤退決定。
 Nさん自体も経営レベルではダメ系な人でしたけども、根本的には経営者の判断が甘っちょろかったわけで、ダメ系の主体は間違いなく経営陣でしたね。
 で、その後、社長が責任取ってO会長が社長に復帰しましたが、合併話が出たのはこの頃のことでした。
 合併については役員の中でも賛否両論、管理職連中も当然反対が多かったけど、実は以前にも合併話があった際、管理職全員の反対で流れたことがあったので、管理職には基本的に正規の情報が流れてこないと言う状況でした。

 ここで登場するのが、入社3年目で役員になったばっかりのAさん。
 この人、事業部長が退職した部門の後釜で入社したけれど、業績面に関しては改善一切是無く、引き継いだ案件の赤字とかに関しても、一切の責任を前任者及び現場に負わせて逃げ切った曲者。普段、社長の鞄持ちみたいな感じでしたね(^_^;

 曲者系エピソードを一つ挙げます。
 Aさんの部門と寨主の部門は同じフロアで隣だったんですが、彼の部門は派遣がメインで社内にほとんど人はいませんでした。部門のスペースもそれに従って小さくて、当時光熱費はスペース比率で部門負担してました。
 ある時、Aさんから「うち、誰もいないんだから、光熱費もっとお前のとこで持ってよ」と言われたので、どうせ出るものは出るんだからと全額持ってあげることにしました。
 その後の経営会議の席において、彼曰く、
「今月から一般管理費を節約することに成功したので、利益率改善となりました。」
って、おい!どの口がそーゆーことを言うわけ?
 ま、そんな人です(笑)

 で、この曲者AさんとO社長(元会長)のみが合併推進派だったこともあって、Aさんがいきなり社長になりました(-_-;
実はこの辺りには裏があって、O会長は豪邸のローン残高を合併先が背負うことを合併条件にしており、AさんはAさんで合併後の役員改選で社長に就任させると言うネゴが相手会社とできていたのでした。
 そんな事情を知っていた役員は次から次に退職して、合併時に残っていたのは、彼らとAさんの社長就任時に現場取り込みのために執行役員になった2名の現場マネジャのみ。
 合併記念パーティみたいのがあったんだけど、その時台上で紹介された役員の数が凄かった。19人ですよ、19人(笑)
寨主は合併後直ぐに辞めちゃいましたけど、Aさんのその後については情報が入ってきました。
 その後、Aさんは直ぐにも社長になれるものと思ってたらしいんだけど、合併1ヶ月もすると窓際に追いやられ、結局退職させられたんだそうで。
 で、その頃、残ってた同期の奴に語った台詞が、
「やっぱりさ、合併しなきゃ良かったよね」
だったとのこと(笑)
 ちなみに合併後のその会社、今じゃ中国系企業の100%子会社となってます(@o@)

 ダメ度?語りたくも無い(笑)

ダメな人たち其の5

2005年08月13日 20時15分05秒 | ダメな人たち
エピソード5:昔の上司M氏

さて、Y氏シリーズが飽きたので、今度は別の人でっす。
M氏は寨主が部長の時の事業部長でした。
この人もY氏同様、創業メンバで役員でしたな。

元々、寨主の部隊は大型案件担当部隊だったんですが、当然のことながらプロパーだけでは体制が整わないことが多く、パートナーさんをアサインして体制の補填をするのが常のことでした。
逆に言えば、パートナーさんが見つからないと、取れる仕事も取れないわけで、パートナーアサイン担当の調達部門が兵站部隊だったわけです。
ある年のこと、寨主の部隊は大善戦、計画に対して部門収支で+3千万の粗利を上げておりました。
部門の粗利率で33%だったかな?他部門と比べてもダントツでしたな。
が、しかし、この年は景気が良かったせいもあって、パートナーが3ヶ月待っても誰もアサインできないような年で、引き合いがあっても泣く泣く断らざるを得ず、売上が3千万ショートでした。
こう言う状況って、普通に考えれば中々ない状況なんですよね。
それだけ皆頑張ってくれたわけで、と言ってもやたら残業するとかでなく、非常に効率良く仕事進められた結果なので、課長以下相当自信を持っておりました。ま、当然ですよね。
なので、決算が終わった後、毎年定例で行われる事業部長との面談で、きっと「良く頑張ったね」と言われるものと部門一同考えておりました。
で、その面談にて...
M氏「今年度だけど、イマイチだね」
寨主「は?なんて言いました?」
M氏「成績が可もなく不可もなしって感じだってことさ」
寨主「え?どこの部門のことです?」
M氏「だから、お前のとこが」
寨主「え゛!だって、粗利で+3千万、粗利率で+5%っすよ、うち」
M氏「でもさ、売上3千万ショートじゃん」
寨主「そうだけど、それってパートナーアサインできなくて、引き合い断ったからですよ。今年のパートナーアサイン状況もご存じじゃないですか?」
M氏「そうね。でも、結果的にはプラスマイナス0じゃない、結局」
寨主「どこがです?」
M氏「粗利+3千万だって、売上3千万ショートなんだからさ」
寨主「あの...売上3千万のショートと粗利+3千万が等価だと言ってます?」
M氏「うん、簡単な話でしょ?初歩的な算数なんだから」
寨主「...」

役員としてのダメ度200%(@o@)
てか、これが真面目な会話であること自体、信じ難い。
席に戻った時、一人の課長が寄って来て、「評価高かったでしょ?次のボーナス、期待して良いっすよね?」と嬉しそうに言われたけど、遂に真実を話す勇気はありまへんでしたな...
ちなみにこの年、1億の赤をぶっこいた部門があって、全体責任とか言う理由で一律評価0(笑)

ダメな人たち其の4

2005年08月09日 09時29分31秒 | ダメな人たち
エピソード4:上司じゃなくなったY氏

さて、前回予告しましたが、転職してから3年後、過労死しそうになって再度転職することになりました。

既に転職先も決まったある日、元の会社の同期連中と呑む機会があり、転職することを話すと「戻って来い」と。
「Y氏がいるのに戻るわけねぇだろ」と言うと、「奴のダメ度はその後グレードアップして、遂に開発部隊のトップから外されて、今は新規事業を起こせって命題与えられて、3人の部隊でやってるから大丈夫」とのこと。
寨主「新規事業って何やるのよ、あの人?」
同期「それがさ、アイスクリーム売るんだって(笑)」
寨主「は?アイス??だって、ソフト屋だぜ?」
同期「そうだろ?普通そう思うよな?会社中がそう思ってるよ(笑)」
寨主「で、役員連中はそれ止めなかったのか?」
同期「兎に角、本業から奴を外すための新規事業だからな、止めるに止められなかったんだろうよ。」

ん~、既にダメ度全開(笑)
出戻りって響きも面白いので、年収ギャップ400万もあったのに寨主は元の会社に戻っちゃったんですが、Y氏のアイスは当然の如く売れるわけもなく、1年待たずに打ち切りになり、その後パッケージソフトの版権買って方向転換。
寨主も数年で部長になって、経営会議って奴に出るようになったんですが、そこでのこと。
パッケージ事業始めて3年、相変わらず業績低迷のY氏でしたが、その年も中間決算で売上計画の1/2も行かずに収支も当然赤字、計画変更の指示が出た次の経営会議でのこと。
ここでツッ込まずに、どこでツッ込めば良いと言うのか(笑)

寨主「あのですね、今回の数字って、計画練り直して出されてるんですよね?」
Y氏「見ての通り、前回とは変えてあるよ。」
寨主「いや、それは見れば判ります。言ってるのは内容のことですが。」
Y氏「何か問題ありますか?」※注:念のため言っておくと、寨主が部長になってからY氏の言葉使いが丁寧になりました(^_^;;
寨主「皆さんも気付いてると思いますが、前回より今年度の売上目標が増えてますけど...」
Y氏「ええ、前回の話を受けて、頑張ろうと思って。」
寨主「いや、上期終了時点で計画の1/2も未達だったのに、何故上向くんですか?単純に考えても下方修正じゃないの?何か急な大口の引き合いでもありました?」
Y氏「いや、特に動きはありません。前向きな気持ちとして、計画変更したまでです。」
社長「もう良い。次回、下方修正して達成可能な計画を提出しろ。」

もうちっといぢりたかったが(笑)
で、これで終わればまだしもですが、さて次の経営会議の席。
寨主「すいません、確かに売上目標は落としてあるみたいですが、ちょっと質問して良いです?」
Y氏「どうぞ」
寨主「これ、売上落としてるのに、原価は前のままなんで、赤字幅が拡大してますよね?」
Y氏「はい」
寨主「はいじゃなくて、計画変更ってまさか売上落とすことしか考えてないんですか?」
Y氏「問題ありますか?」
寨主「あるでしょう、それは。現時点で赤字なんだから。売上については、達成可能な数字にしたのは判りますよ。でも、赤字削減のための施策は?」
Y氏「ありません。」
寨主「てか、経営者の端くれなんですよね?今使ってるパートナーを切って、社内で調達掛けるだけでも原価下がりますでしょ?」
Y氏「いや、彼らは切れない。」
寨主「何故?彼らが仕様を握ってるから?そんならプロパーにスキルトランスファーすれば良いだけですよね?」
Y氏「それもあるけど、可哀想だし、急に仕事が入った時対応できないし。」
寨主「あのね、可哀想なのは社員ですよ。今の3000万の赤字なければ、多少でもボーナスに反映してあげられるんですから。」
Y氏「...」
寨主「それに、そもそも売上計画落としてるのに、原価が変わらないってどう言うこと?この原価、カスタマイズに掛かる原価でしょ?」
Y氏「そうです。」
寨主「だったら、売上と一緒に原価も下がらないとおかしくないです?」
Y氏「いや、ダメです。この売上を達成するにはこれだけ原価が掛かるんです。」
寨主「するとなんですか、1億だった計画を7千万に落として、現時点で売上確定3千万で原価6千万、残り4千万売り上げるために後6千万の原価が掛かると?」
Y氏「そうです。それがなければこの売上は達成できません。」
寨主「そうですって、本気で言ってます?」
社長「もう良い。後は役員だけで計画をチェックする。」

会議参加者全員、ニヤニヤしてる奴やら下向いて肩震わせてる奴やら、大変でしたな(笑)
当然、と言うべきか、その年でパッケージ事業終了。
と言うか、その役員含んだ部門と版権ごと、他社に売ったのでした(^_^;;;
で、売った先で部長やってたY氏、その後その会社からYだけ引き取れとねじ込まれ、会社としては断固拒否、結局売った先の会社から解雇されたとか。
いやはや、こんな奴に”ダメな奴”呼ばわりされてた俺って何なんだろう。否、”ダメ”にダメ出しされるってことは、やっぱり俺って優秀なのか?(笑)
まぁ、ネタとしては最高の人材でしたが(笑)

ダメな人たち其の3

2005年08月08日 23時14分18秒 | ダメな人たち
エピソード3:昔の上司Y氏第3弾

さて、昨日は主任昇格の際の話でしたが、課長代理昇格時にも全く同じような事がありました(笑)
内容はほぼ同じなので、今回はその次、課長代理推薦が通った時のエピソードを。

その頃、寨主は既に事業所から本社に戻って来ていましたが、所属の事業部の事業部長がまたY氏(-_-;
が、状況的にももう上げざるを得ない状況だったので、Y氏も渋々推薦承諾したみたい(笑)
で、論文も通って、後数日で昇格面接と言うある日のこと、Y氏に呼ばれました。
Y氏「お前も今回は課長代理になるだろうが、その後外注と客先常駐してもらうから」
寨主「はぁ、そうですか。」
Y氏「お前はダメだし、お前の未経験の技術分野なので、外注をリーダにして、お前はその下に付いてもらうことになる。」
寨主「まぁ、私が知らない技術要素なら、仕方ありませんね。パートナーさんはかなりスキル高い人なんですか?」
Y氏「いや、まだ決まっていないのでそれは判らない。」
寨主「は?私が下に付くことだけが決まってるってことですか?」
Y氏「そうだ。お前はダメだからな。」
寨主「なるほどね。で、具体的に私の知らない技術要素って何なんですか?」
Y氏「それはまだ決まっていない。」
寨主「ん?要件定義から参加と言う意味ですか?案件は決まってて、技術要素が不明ってことは。」
Y氏「別に具体的な案件があるわけじゃないから、何も決まっていないだけだ。」
寨主「するとなんですか、具体的な引き合い案件があるわけじゃなくて、パートナーも決まってないけど、パートナーをリーダにして、俺がその下に付いて客先常駐することだけは決めてあると言うことですか?」
Y氏「その通りだ。」
寨主「参考までに聞きたいんですが、何故です?」
Y氏「お前がダメだからだ。」

をい、ダメだと言うなら、、具体的にダメなところを語ってみろよ(笑)
ここまでナメられて我慢してたら漢じゃない。Y氏も当然昇格面接には同席していましたが、面接開始早々のこと。
F氏「課長代理になったら、どう言う仕事がしたい?」
寨主「今回、この場に私が来ていることについては、多くの方に評価して頂いて感謝しています。しかし、そこにおられるYさんから、先日かくかくしかじかの話がありました。このような状況では、申し訳ありませんが会社のために小指一本挙げる気にもなれません。ですので、今回の昇格はお断りします。」
で、そのまま会議室から出ちまった(笑)
当然、Y氏の話聞いた後から転職活動してて、既に転職先も決まってたので直ぐ辞表提出。
他の役員連中からは止められたけど、俺が止めて止まるものか(^o^)Y
普通ならこれでY氏との縁も切れる筈ですが、いろいろあって3年後に呼び戻されることに。
その時は、上司部下の関係から解き放たれていたので、次は別の面でのY氏のダメ度を分析します(笑)

ダメな人たち其の2

2005年08月07日 20時52分52秒 | ダメな人たち
エピソード2:昔の上司Y氏第2弾

さて、昨日に引き続き、Y氏の話。

本人の気付かないところで、何となく迫害されてた寨主ですが、それはまだまだ続きます。
まぁ、自分で言うのも何ですが、Y氏からのそんな評価に引き替え、他の上司や社外での評判は悪くありませんでした。

あまりの言われように、別の役員が救いの手を差し伸べてくれまして、「千葉事業所を立ち上げるので、お前行ってくれないか」とのことで、暫く本社を離れることに。
某N○Tデータの仕事で、400名くらいの大型プロジェクト、そのため事業所を構えたんですわ。
事業所長は別にして、直接的会社の顔になってたのはK氏と言う主任だったんですが、ダメ度60%くらいの人で、お客さんからダメ出し喰らって、代わりに寨主がミーティング等々に出ることになりました。
大体、N○Tデータの社員がリーダで、その下に各社の社員がぶら下がっていて、最初は寨主のところもそう言う形で20名くらいぶら下がってたんですが、そのうちN○Tデータさんから「プロパー外すから、お前直接やってよ」と言われて、N○Tデータのプロパーのみのリーダ会議に寨主だけがパートナーとして参加するようになりました。
更に「全体のプロジェクト管理チームに入ってくれない?」ってことで、引っこ抜かれることに。
そんな状況もあって、事業所長から「主任に推薦したいが構わないか?」と言う話があって、給料も上がることだしOKしました。寨主ともう一人、同期入社のWが推薦されました。
暫く経ったある日、所長に呼ばれました。
所長「いや、申し訳ない」
寨主「は?何が?」
所長「例の主任推薦の話だけど、通らなかったよ」
寨主「あぁ、良いですよ。所長が悪いわけじゃないし。」
所長「Wは通ったんだが...」
寨主「彼は2浪で年上だし、別に気にしてないっすよ。」
所長「そうなんだよ。で、お前は若いからダメだとYさんが推薦却下したんだけど...」
寨主「あぁ、Yさんね。慣れっこですから(笑)」
所長「でもさ、別部門のお前の同期は通ってるんだぜ。」
寨主「あの人、俺の天敵なんで(笑)」
所長「次の機会には必ず通すから、それまで我慢してくれ。」

所長ってイイ人だったから、きっと喧嘩したんだと思う(笑)
しかし、何が彼をして寨主を迫害せしめていたのか?
またまた同期連中からは不審の声が(笑)
特にその時昇格した連中からは、「何か申し訳ない」と言われたけど、勿論彼らが悪いわけじゃない。
ま、結局半年後昇格しましたけど、面接時にはわけの判らん質問連発されて、あまりのことに他の役員が止めに入ってたのが印象に残ってます(笑)

この人のエピソードはまだまだまだ続く...(^_^;