長岡育英センター・ブログ

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【6/25キャンプの学校】レポート その1

2005-07-01 04:08:57 | 育英写真館
「キャンプの学校2005 in 大杉公園(旧三島町)」から
はや1週間が経とうとしています。

もう、いろんなことがあって遠い昔のような気がしていましたが、
まだ写真をアップしていませんでした…。

というわけで、少し遅れましたが、深夜に更新中。

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天気も心配されましたが、当日は朝からいい天気。
きっと誰かが晴れ男か晴れ女なのでしょう。

川上もいつものように寝不足ですが集合。
遠足の前の日は眠れません。

8:54育英英センターに集まったみんなといよいよ出発。

バスに乗り、三島町の大杉公園を目指します。
田んぼの間を走り抜けると、山が見えてきます。

9:20 育英センターから走ることおよそ25分。
今回のキャンプの学校2005の目的地大杉公園に到着。

幸いなことに、他の団体はいません!広い公園が
貸し切り状態。やった!

到着後すぐに、今回の助っ人の希望が丘保育園の
調理師・佳代子先生が登場!

なんと、差し入れに大きなスイカと冷やすための
氷とたらいのセット!おいしそう!!!!
いきなりみんなも興奮状態に。

さらに、希望が丘保育園から涌井主任先生が
助っ人として登場。

主任先生はご飯炊きの特別講師として参加です。

おいしいカレーが食べられそうな予感。

9:30過ぎ 1時間目 テント張り競争。

が、テント3張りの予定が、なぜか車に積まれた
テントの数は2張り…。忘れてしまった!!

そこで、2班1チームの3チームが、順に立てて
タイムを競うことにしました。

最初のチームは6分17秒。
体育館で練習したタイムよりもかなり遅いです。
最下位かと思われたのが、なんと以下続く2チームは
それより遅く、10分台と7分台。

屋外でのテント張りは、風や砂や、広さの制約や
体育館にはないいろいろな条件があり、理論的には
もっと速くなるかと思いきや、スムーズにはなかなか
いかないのでした。

こういうのをカオス理論というのでしょうか。

ちがうかな。

10:25 2時間目 飯盒炊さん&カレーライス&サラダ作り!の準備

一番みんなが楽しみにしていたのが、このコーナー。

各ポジションに分かれて、料理スタート。

まずお米チームは、米研ぎから。飯盒にお米を入れて、
水を入れて、ジャッジャッと素早く研いで、すぐに
水を捨てます。これがポイント。お米は、最初の水を
よく吸ってしまうので、ぬかのいっぱい付いた最初の
水はすぐに捨てます。

続いて、ネコの手でお米を研ぎます。おっかなびっくりで
そろりそろりと混ぜているような人もいましたが、
「研ぐ」というのは、こういうことだよと主任先生に
教わりました。

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同時進行で、カレーライスチームは野菜を刻みます。

包丁を持つのは、ベテラン3年生の本領発揮です。
日頃から家でお手伝いをしている人が多いようで、
しっかり切ることが出来たようです。

各班の先生達の話でも、野菜を切るのは思いのほか
スムーズだったとか。

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さらに、サラダ担当チームは、かまど用の薪拾いに
行きますが、公園はあまりにもきれいで、使えるほど
大きい枯れ枝や枯れ葉は落ちていないのでした。

「薪拾いのみんなは、木の葉っぱや、木の皮や、
木の枝を拾ってきてください」と言ったら、
「生木」の皮や葉っぱを持ってきて、これ燃やせる?と
聞く人もいましたが、
「残念ながらそれは燃やせません。」と却下。

生木の皮をはいだ人には、しっかり注意しました。
あとで、公園の管理人さんにもお詫びをしました。

先にきちんと言わなかった先生が悪かったのです。
ごめんね。

いや、それも勉強です。

11:00 3時間目 火おこし

材料の準備がそろったら、かまどに薪を並べて、
その木にどうやって火を付けるか。
火おこしの練習です。

木が燃えるためには、燃えやすいものと空気(酸素)と
元の火=火種がいります。

防火管理者講習で習った時は、これを「燃焼の三要素」と
言いましたが、それは置いときます。

空気の通りやすいように薪を並べて、さらにその下に
燃えやすい枯れ葉や細い枯れ枝で焚きつけにして、
新聞紙も少しだけ使います。紙をたくさん入れると、
灰がいっぱい飛ぶからです。

班に分かれたあとは、各チーム結構すんなりと
火を付けられましたが、なんと一番苦戦したのは、
最初に指導をした川上。なんてこった!!

さて、今回は火種には安全スピーディーなライターを
使いましたが、本番のキャンプでは、原始人のように
木をグリグリやって火をおこしたいとも考えています。
…なかなかつかないのですね、これが。

 


心強い味方の主任先生と!

軍手をしてるのが、火をたく人の印!
ちょっとかっこいいじゃない。



一年生も恐る恐る薪をくべます。

「怖いよ~。熱いよ~。先生。」と言っている割には
「これ(=薪)入れていい?」と繰り返す1年生達。

…そんなに入れると、ご飯焦げますから。



「火加減は、こうだよ。」
「ぐつぐついってきたかどうかは、こうやるとわかるよ」
主任先生のわかりやすい指導に飯盒チームの男の子達も、
フムフム…と納得の様子。


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お米の火加減は、実に難しいのです。


よく言う、「はじめチョロチョロ、中ぱっぱ」という言葉は
知っていても、チョロチョロの具合とか、ぱっぱの程度は
実際に見てみないとわかりませんでした。

頭で「わかる」ということと、実際にやってみて「できる」
ということの間にある大きな隔たりは、やはり経験でしか
埋められないし、経験でしかそれらの微妙な感覚は
学ぶことが出来ないのです。

日頃なにげなく使っている電気炊飯器が、いかに努力を重ねて
作られてきたものか、いかにエライか、しみじみ感じるのでした。

スイッチを押せば、黙っていてもおいしいご飯を炊いてくれる。
なんという便利な世の中なんでしょうね。


しょっぱなから、ショックでした。

今のわたし達は、大事な知恵をすっかり忘れてしまっている。
昔の人が知っていた当たり前のことを、なんにも知らない
ままに、成長したと思っているのだと、大きな矛盾を感じずには
いられない出来事でした。

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ガンバロウ長岡!!!
 ガンバロウ育英!!!
by 川上