長岡育英センター・ブログ

遊びも勉強もおやつも2020年も!
育英なら毎日仲間と一緒、みんなと一緒!
育英が僕らの放課後の場所!

音楽教室は保育園です!

2006-08-31 21:38:13 | きょうの育英
今週初めから順次再開していた小学校も
明日の青葉台小学校スタートで、センターに
来ているみんなの小学校はすべて再開となります。

センターの長い夏休み期間もようやく終わります。

さて、長岡市の学校2学期制導入後「初」の
夏休みでしたが、夏休みの長さは数日短く
なりましたが、それほど何かが違うということも
なく……というところですね。

あとは秋のお休みが楽しみですね。

明日からの9月の学校もがんばってください。
いや、楽しんでください。

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育英センターは、明日は9月第1回目の
音楽教室です。

練習場所は「希望が丘保育園」に戻ります。
お迎えは、午後6時に希望が丘保育園までお願いします。

また、9月2日より土曜日の朝の開館時間も
午前8時30分に戻ります。

ご協力をお願いいたします。

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Change!! IKUEI!!
 by 川上

見て見て!! アートな一日

2006-08-29 21:18:41 | きょうの育英
「見てください!」

智江子先生が持ってきた貼り絵は午後から
3年生と先生達で作ったもの。

なかなかの力作です。

前にいただいた大きな紙に寝転がって
その体のラインを鉛筆でかたどって、
さらに色紙を貼って貼り絵を作ったのだそうです。

すごい。山下清に負けませんね。

いや、芸術だから勝ち負けではなく、これはこれで
いいのですね。素晴らしい。


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そして、もう一つ。「見て見て!」





説明はいりません。

ポーズも完璧です。

彼の夏休みも、きょうでおしまい。

さーて、これからまた勉強の毎日です。
楽しく行きましょう。

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 by 川上

桃栗三年柿八年。びわは……?

2006-08-29 21:11:59 | 畑日記
びわは順調に生長しています。

果たして、何年後に食べられるのでしょうか。
でも、とっても楽しみです。

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 by 川上

さよなら入徳館【サマーキャンプ・レポ~その6~最終章】

2006-08-29 07:33:50 | 育英写真館
少し間があきました。
キャンプ・レポートの最終回です。

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朝ご飯の後には、全員で入徳館野外研修場の
中を大清掃しました。

自分たちが使った場所は自分たちの手で
きれいにします。

その後、サマーキャンプをテーマに「あのね日記」を
書きました。

何が一番心に残っているのでしょうか?1日目と
朝からのことをふり返って紙に向かいます。



夜のキャンプファイヤーのことや、カレー作りの
ことが印象的だったみたいです。

みんなの日記は後日紹介します。

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さて、日記を書いた後には、お楽しみのフルーツアイスを
いただきました。

大島の園長先生の差し入れです。





冷たくて、おいしかったのでした。

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おやつの後は、ビーチボールでドッジボールです。





ドッジボールを終わり、おなかが空いたところで
お昼ご飯をいただきました。

お昼はひんやりおいしい「ひやむぎ」。

ボールには氷水が入れられ、その中で冷え冷えに
冷えた冷や麦をそれぞれがお箸でいただきます。

これが熱い体にとってもおいしいのでした。











入徳館野外研修場での1泊2日の日程をすべて終えて、
育英センターのみんなは入徳館を後にしたのでした。

午後は、流れるプールとウォータースライダーが
目玉の「ビジョンよしだ」へ行きました。

たっぷり泳いで遊んで長岡への帰途へ付いたのでした。

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これでサマーキャンプレポートはおしまいです。

間があいている内にもう8月は終わりになってしまいますね。
学校も始まりました。

楽しい夏休みの思い出を胸に、また学校での活動、
秋からの育英センターの活動に臨んでいってほしいと
思います。

長いレポでしたが、読んでいただいた皆さん、
ありがとうございました。

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 by 川上

雨雲は山の向こうからやってきた【サマーキャンプ・レポ~その5】

2006-08-25 23:26:56 | 育英写真館
12日の朝は、希望制の虫取りツアーからスタート。

前日までに繰り返しお知らせして来たように、
「虫取りツアー」は早朝に出発するため、気力・体力が
伴わない人は行けないのです。

大人が起こすことは敢えてしないので、その時間までに
起きて玄関前に集合できた人だけが参加できることと
したのでした。

川上が目を覚ますずっと前から、子ども達は興奮し
目を覚ましては、近くで寝ている他の職員に
「先生!今何時?」とうわごとのように訊ねていたのでした。

前日まで川上自身も、午前5時半出発というのは、
いくらなんでもきついんじゃないかと思っていました。

しかし、フタを開けたらどうでしょう。

川上が男の子達の部屋で目を覚ましたのは
午前5時の少し前。

みんなの気配にようやく気付いてのことでした。
ヒソヒソ声で喋ったり、クスクス笑ったり、
トイレに行ったり、顔を洗ったり、他の職員に
もう少し静かにしていなさいと注意されたり。
ずいぶんにぎやかでした。

「虫取りツアー参加の人は玄関前に集合しましょう」



そうして、5時半をわずかに遅れて、玄関に集合し、
勇ましく虫取りツアーに出発したのでした。

男の子がほとんどでしたが、この後1年生の女の子が
一人参加して、予想以上の大人数で出発です。

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少しひんやりした空気はこれから来る暑い一日を前に
わずかでも気持ちいいのでした。



大集団で歩いている姿は、虫取りというよりは
クマでも追ってる「猟友会」のようです。



育英猟友会(笑



一斉捜索でしょうか。



田んぼの用水路に滑って落ちた人も、予想通り
数名いました。



田んぼの間から、杉林に入ります。
コナラの木も見つかり、期待が一気に高まります。



クワガタやカブトムシは採れませんでしたが、
カマキリ、蝶の幼虫、エトセトラエトセトラなどが
採れました。

しかし成果よりも、虫取りツアーに行ったということが
楽しかったのでした。…きっと。ね!?

来年はがっつりクワガタやカブトを採ってきましょう。

しっかり研究して。


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虫取りツアーのあとは、女の子も合流して近くの
三根山神社境内まで移動してラジオ体操です。



体操を終えると、福井のほたるの里公園まで
朝の散歩です。

畑で作業をしている農家の皆さんに朝の挨拶を
しながら、1kmほどの道を歩いて行きます。



少しずつ太陽が追いかけてくる中、ようやく
ほたるの里公園の矢垂川のそばまで来ました。

西にある角田山の上空を見ると、稜線から
真っ黒い雲が顔を出してきたのが見えました。
そして、東につまりわたし達の方に向かって
風が吹いていて、雲も目に見えてこちらに
動いてきています。

危ない。そう判断し、「急いで帰ります」と
みんなに告げると、休憩もそこそこに、
国道に出て早足で入徳館を目指します。

湿ったぬるいような冷たいような風が強く
吹いてきました。

遮るモノがないところで、急速に近付いてくる
雨雲から逃げるように小走りに歩きます。

さっきまでは夏の太陽に追いかけられていたのに、
今度は黒い雨雲に追いかけられています。

ポタポタっと雨粒が当たってきたかと思うと、
次の瞬間には大きな雨粒がぼたんぼたんと当たって、
そしてどさーっと大降りになったのでした。

「うわー。」「きゃー。」「雨だー。」
口々に叫びながら走ります。

そして、入徳館まであと300mほどのところに
ある材木屋さんの作業場に逃げ込んだのでした。
雨と風だけだったのが、雷も鳴り始め、稲光が
鋭く光ります。

(上空からの画像はこちら



あぁ、やはり育英センターの行事には雨はつきもの
だったのでした。

とは言っていられません。どしゃ降りもどしゃ降り。
バケツをおんまけたような(ひっくりかえしたような)
どしゃ降りなので、わずか300mも走っていくことは
できません。

数m行くだけでびしょぬれになってしまうほどの強い雨です。
入徳館に残っている新保先生達と連絡を取り、迎えに来て
もらうことにしました。

そして、待つこと数分。避難している材木屋さんの
倉庫を探しながら主任先生、新保先生の車が到着した
時には、「あぁ、助かった」と、救出隊がやって来た時の
ようななんとも言えぬ安堵感でした。

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それにしても、今回は急な雨には降られましたが、
短時間の「強い雨」でした。

データによると12日の8時から9時までの時間雨量は21mm。
「気象用語」では「強い雨」のランクです。

気象庁の用語説明によると、

1時間に降る雨の量が
・20mm以上30mm未満だと「強い雨」
・30mm以上50mm未満のだと「激しい雨」
・50mm以上80mm未満のだと「非常に激しい雨」
・80mm以上だと「猛烈な雨」

というのだそうです。

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こうして、雨が降っても今回のキャンプでは
入徳館の建物があるので、どんな雨が降っても
屋内で活動ができ、吹き飛ばされる心配もなく、
安心することができました。

そうして、雨と雷の音を聞きながら、入徳館の
体育館で朝食をいただいたのでした。







↑これらの絵が暗いのは外が夕方のように
真っ暗な雲で覆われていたからです。

あちらこちらで、雨から逃げてきた話を
しながらの朝食は、忘れられない思い出と
なったのでした。

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キャンプもいよいよ終盤。

最終話「その6」に続く。

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 by 川上

夜露の芝生で星を眺めた【サマーキャンプ・レポ~その4】

2006-08-24 23:40:18 | 育英写真館
夕食のあとは、キャンプファイヤー。

ファイヤー係のみんなが準備してくれた
木に代表のみんなが点火したら、いよいよ
キャンプファイヤーのスタートです。

今年の目玉は、
「あたしンち」の踊り。そして各班の出し物。









今年度が初めての試みだった「出し物コーナー」。
練習時間が思いのほか取れず、もう少し練習を
してああったら、きっともっと面白いんだろうな
という感じでした。



でも、みんなが一つの火を囲んで、同じことをして
楽しむってことに意義があるのです。

その意味では「立派な出し物」よりも一体感を味わう
気持ちが大事ですから、これはこれでとても充実した
楽しい時間だったのだと思います。

班の仲間との協力もできたかな!?

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そして、その後は花火大会。3年生が花火師さんに
なって、打ち上げ花火に盛大に火を付けていきます。

BGMはもちろん「Jupiter」。
フェニックス風ですね。

シュパパーン!!と自分たちの仲間が打ち上げた花火は、
長岡まつりの花火、フェニックスに負けないくらい
みんなの心に熱く響きました。


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花火のあとは、少し時間も押してきたので、
夜の散歩の予定をキャンセルします。

ファイヤーの火を小さく落として、みんなが芝生に
寝ころんで夜空を眺めることにしました。

少し夜露に湿った芝生に体を投げだすと、熱い体には
ひんやりと気持ちよく、真っ黒い空には星がいっぱい
広がっていました。

「あの星が北斗七星です。
 そこからこの星と星を結ぶ線を5つ伸ばしたところに
 北極星があります。
 宮澤賢治の『ほしめぐりの歌』に出てくるね。」

夏の大三角形も見えました。
こと座のベガとわし座のアルタイルとはくちょう座のデネブ。

ベガとアルタイルが織姫と彦星だっていう話もしました。

でもちょっと明るくて天の川は見えなかったのが残念でした。


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星を眺めたあとは、入徳館ならではの「お風呂タイム!」

今年のキャンプ参加者はラッキーでした。
入徳館野外研修場はなんと言ってもお風呂があるのですね。
最高です。プールでは味わえないさっぱり感です。

そう、そしてお風呂の順番はカレーコンテストでの順です。







たっぷり遊んだ汗をお湯で気持ちよく流したのでした。
男同士のはだかのつきあいってやつですね。



こうしてセンターのみんなは、一日のうちにあった
いろんなことを思い出しながら、仲間達と並んで
眠りについたのでした。

涼しい風が杉林を抜けて、部屋に流れていました。
静かに夜が更けていきました。


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というのは、表面のこと。


「そうそう、虫取りツアーは5時半に出発ですよ。
 参加希望の人は、自分で起きて下さい。
 時間に起きていない人は、置いていきますから…。」


この言葉で、みんなの興奮の!そしてドキドキの!夜が
始まったのでした。

あ~起きられるのでしょうか。ハラハラドキドキの
朝は、このあとすぐ!

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その5に続く。

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 by 川上

ピンクのスイカ収穫!!

2006-08-24 22:29:31 | 畑日記
ようやく収穫したスイカ。

割ってみたらピンクのスイカだった。

塩をかけたら甘かった。

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育英センターの裏になったスイカ。



空撮で撮りました。というのはウソですが
センターの裏になっているのは本当です。

1,2,3,4,5,6個くらい?ポコポコと
スイカがなっています。

みんなが交代で草取りをしたり、水やりをして
育ててきた成果ですね。やったー。


では、果たして食べられる味になっているのか?
甘くなっているのか?実は赤いのか?割ってみたら
「ハズレ」って紙が出てくるとかないのか?
腐っちゃってるとかないのかなぁ?

ドキドキしつつ1個収穫してみました。

で、割ってみたのが1番上の写真。
智江子先生大喜びです。

ピンク色のスイカです。ところどころ白い部分も
あって、みぞれ模様です。

え?味ですか?ほのかな甘みがします。
そしてちゃんとスイカの味がしました。
カボチャ味とかじゃないです。





おいしくいただくポイントはですねぇ……塩です、塩!


塩をかけたら甘く感じました。比較的。


早い話が、あとのスイカはもう少ししてから収穫したほうが
良さそうです。

みんなのあのね日記~スイカ収穫編~は、明日
掲載の予定!! 乞うご期待。

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 by 川上

夕食作り【サマーキャンプ・レポ~その3】

2006-08-22 07:56:41 | 育英写真館
おやつのスイカをおいしくいただいた後は、
夕食のカレーライス作りです。

カレーライス作りは全部で4チームに分かれて
行います。

①お米を研ぎ飯盒でご飯を炊く『お米係』

②野菜を刻むところからする『カレー係』

③バランスが大切なサイドメニュー『サラダ係』

④夕食の後のキャンプファイヤーの準備をする『ファイヤー係』


現実の社会と同じで、どのパートもとても重要です。

実は楽しくサラダを作りたかった人もいれば、
汗をかきながらお米を炊きたかった人もいるでしょうし、
華麗な包丁さばきで野菜を切りたかった人もいるでしょう、
ファイヤーの力仕事をしたかった人もいるでしょう。

でも、どのパートの仕事が欠けても、このキャンプの夜は
楽しく過ごせないのです。また、おいしい食事も出来ません。

みんなの仕事がすべて大事なのです。

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さて、実際にはみんなが慣れない作業が多い中、
それぞれのポジションで大健闘してくれましたよ。


お米係は、主任先生・川上のタッグでリードします。

数年前に川上が絶対大丈夫って言って炊いたら
飯盒10個の内、半分が焦げたことがありましたが、
主任先生が付いて下さると、間違いなく焦げません。
大成功なのです。今回も主任先生に期待が高まります。


さて、まず飯盒の中蓋(なかぶた)でお米を量ります。

「中蓋で二合のお米が量れますよ」
「へー、中蓋で二合量れるんだー。
 先生、二合って何?」



「こうやってお米は研ぐんだよ。そうそう、そして
 お米をこぼさないように水を捨てるよ。」

「うわー、白くなってきた。」
「そうだね。みんな手は洗ったよね。
 え?煮沸消毒するからって?」

(冗談です、ちゃんと洗いました)

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カレー係は、ピーラーで野菜の皮むきからスタート。



ピーラーを使う皮むきは簡単なようでいて、実は
大人でも気を付けないと「手の皮」まで剥いてしまう
という危険な作業。

少し手を切ったりしながらも、慎重に作業を進めます。



がんばって。

みんなの夕食がかかっていますよ。


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さぁ、こちらはかまどです。

お米チームはお米研ぎの後にたっぷりお米に
水をしみ込ませる「浸水」を経て、
いよいよかまどの火おこしです。

ブロックで囲まれたかまどには、薪を並べて
その下に近くで拾ってきた枯れた杉の葉を入れ、
新聞紙をそのまた下に入れて焚きつけます。



どうかな?一発で火がつきました!!
やったー。

ポイントは、よく乾いた薪を使うことですね。
それと空気の通り道を作っておくこと。

「うちわで扇ぐのはなぜでしょう?
 みんなの知っている火は風を送ると消えるよね。
 どうしてかな?」

「涼しくなるから!」

この他にも珍回答が続出でしたが、考えてみると
不思議ですね。

小学校3年生までがほとんどの育英センターです。
まだ「燃焼」について、理科で習ってないのですね。

燃えるためには空気が必要だってことが、難しいようです。
これは広口瓶を使ったロウソクの実験でも見てみないと
わからないかもですね。

川上が「でんじろう先生」になって今度やってみましょう。


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マッチで新聞紙に火をつける作業も難しいようでした。

川上の頃は、よく花火で火遊びをしていたから
マッチを擦ったり、100円ライターを使って
火を付けるのは出来ましたが、今の子ども達には
マッチは使ったこともほとんどないのでしょうね。

といって、もっと火遊びしようなどと言うつもりは
ありません。時代が違うってことですから。

だからこそ、こういうキャンプの場面での経験は
貴重なのですね。



さてカレーチーム。

刻んだ野菜を水にさらして灰汁(あく)抜きをしたら、
肉と一緒に鍋で炒めます。
次にお湯の中に投入して茹でていきます。

大島の園長先生が手伝って下さって、薪を燃やします。
野菜に火が通ったら、カレー粉で味を付けていきます。

ちなみに、カレーは3つの鍋で3つそれぞれの
味付けをします。

カレールウは前々日に各班の代表で買い出しに行って
考えて考えて買ってきたものです。

「辛いのがいい」と考えた班、「甘めに味付け」と
考えた班、それぞれの味です。



カレー粉のかけらを少し口に入れて舐めてみます。

「え?それ食べられるの?」
「当たり前じゃん。すこーしならなめてもいいよ。」
「ちょうだい」「ちょうだい」「食べたい」「もっとちょうだい」
「(口に含んで)うわぁ~辛い!」
「おいしー」
「カレーだからね。」




こうやって川上も子どもの頃には台所でいろんなモノを
味見していました。

ちなみに、つまみ食いでおいしいのは、カレー粉のほかに
ホットケーキミックス、シチューの粉、それとコーヒー用の
ミルクの粉など、ミロの粉もおいしいですね。

おすすめしないのは、味の○(うまみ調味料)や、
小麦粉、みりんなどですね。
まぁ、良い子は真似しないように。しないか。



そこへ各班で隠し味を入れます。
さぁ、おいしくできてきたかな?


「先生、先生、うちの班の隠し味はねー」
「それ、言っちゃったら隠し味って言わないんじゃない?」
「え?あ、そうか。」



その隠し味はなんだろうね?



「秘密だよ!秘密!」



このポーズは勝利を確信しているのか。

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そうそう、こちらはサラダチーム。

トマトを刻んで、レタスをちぎって、さらに
センターで収穫したキュウリをスライスして
サックリ混ぜたら、入徳館の冷蔵庫で冷やし(!)
食べる前にドレッシングと混ぜてできあがり。



担当の里絵先生曰わく、サラダチームの人は
とってもよく動いてくれたそうです。

がんばりましたね。




お食事作りも終盤。

イェーイ。カメラにポーズ。



さぁ、完成です。

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班長さんを中心にみんなで盛りつけたら
いよいよ夕食をいただきます。

どのチームも個性が出ていたカレーでした。
サラダもいっぱいだったけど、もりもり食べました。

お米はなんとほとんど焦げがなく、驚くことに
炊飯器で炊いたくらいにうまく炊けています。
固くなったご飯もありません。

すごいねー。と自画自賛。

いえ、主任先生と上手に研いで、火加減を見てくれた
みんなのおかげです。









カレーライスのコンテストもあり、順位はつきましたが、
おいしいおいしい夕食でした。

ちなみに、このカレーコンテストの順位でお風呂の
順番が決定しました。

1番風呂で喜ぶチームもありましたが、みんなベスト3
ですから。よかったよかった。

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カレーを食べ終わる頃には、太陽も角田山の稜線に
隠れて、夜がそこまで近付いていました。

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その4に続く。

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 by 川上

草の海で運動会【サマーキャンプ・レポ~その2】

2006-08-19 10:08:19 | 育英写真館
草の海で相撲をとった。

投げられて草に寝ころぶと、頭の上には
驚くほど青い空が見えた。


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お昼のお弁当を涼しい杉の木陰でいただき、
午後からは広い芝生の上でミニ運動会です。

5月のときからおなじみの「ビーチプーさん」
(ビーチフラッグをアレンジした遊び)では、
転んでも痛くない芝生の上でエキサイトしました。

次は、男の子と女の子で別の競技をします。

男の子は、これまた5月の遠足の時に盛り上がった
育英大相撲大会」。

上半身はだかで挑みます。はだかになるのは抵抗が
あるかなと思いましたが、誰もイヤだという人は
いませんでした。なかなか育英の子は強いのですね!

暑いからでしょうか。それとも相撲はそういうもんだと
思っているからでしょうか。確かに暑いから脱いだ方が
気持ちいいくらいで、違和感はありません。


さぁ、いよいよ取組です。



1年生から順に当たっていきますが、そこは育英。
学校じゃありませんから、学年が違うもの同士の取組も
当たり前のようにあります。




がっぷり四つに組んだ相撲。

立ち上がり変化を見せる相撲。

激しい投げの打ち合いになる相撲。

スピード感のある速攻相撲。

1分以上の長い取り組みになる相撲。

…実に様々な取組がありました。



驚くのは、育英センターは相撲教室でもないのに、
なかなかみんないい相撲をとっているのでした。


「立ち合いは頭を低くつけていくといい」とか、
少しアドバイスするだけで、すぐに応用できる子ども達。
飲み込みが良いのです。




芝生の上は、転んだって痛くないので、みんなが
思い切り安心して相撲を楽しみました。




正直言って、今の子ども達がこれほどまでに相撲を
楽しむ姿など想像できませんでした。

しかし、目の前で繰り広げられている好勝負は
本気のぶつかり合いです。熱いなぁ。

脇で見ているセンタースタッフにも、目に熱いモノが
こみ上げてきました。



いいじゃん、育英センターの子ども達!!

今回のキャンプは成功かなと確信した瞬間でした。

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女の子の競技は、スイカ割り。

この後のおやつがかかっています。
えぇ、全員がいただくんですけどね。



予選はビーチボールを使います。

みごとボールにヒットした人だけが、本物の
スイカを使う本選に出場です。



えー!?!! すいかは八色スイカ。
高級品ですよ。



みごとに割りました。

そうして、みんなでおいしくいただいたのでした。













外でいただくスイカは格別ですから。

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その3に続く。

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 by 川上

幸せは小さな夢の積み重ね【サマーキャンプ・レポ~その1】

2006-08-18 23:46:25 | 育英写真館
サマーキャンプのレポートです。

二日間の暑くも楽しい様子をご覧下さい。

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11日朝8時半に育英センターに続々と
みんなが集まります。

朝の気温は28.3度。みんなの気持ちが空に
通じたのでしょう。青空が広がりました。

三度目の正直で、今年度の行事「初」の晴れです。

9時15分、野口先生の運転するバスに乗せて頂き、
入徳館に向けて出発です。

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大河津分水からシーサイドラインを通る海側の
道を走り、長岡を出ておよそ1時間。

トンネルを抜けると角田山の麓、入徳館野外研修場に
到着です。

出迎えて下さった管理人さんと小島先生に挨拶を
して、荷物を置くと早速最初のスケジュール。
小島先生による史跡巡りがスタートです。



三根山藩が藩庁を置いたこの峰岡の土地は、
少し離れてみるとよくわかりますが、小高い
丘になっているのでした。つまり山です。
「三根山」も「峰岡」もこの地形を指している
言葉なのですね。おそらく。

水害に強い土地を選んで、何もなかった山を
長岡藩から来た牧野氏が開拓していきました。

「この研修場があるところは、学校でした。
みんながいる芝生の広場は前はグランドだったんだよ。
そして、ぐるりと桜の木が囲んでいますね。
春には新潟市長もお花見に来るんだよ。」

「60数年前の第2次大戦の時。先生がまだ
みんなくらい(=小学生)だった頃ね、学校にいると、
頭の上をアメリカの飛行機が飛んで来ました。
 するとみんな学校から出てきて、この桜の木の
下を走って行ってあの杉林に隠れました。
 そうするとね、1時間勉強をしなくていいから、
子ども達は嬉しかったんだよね。」


「長岡には空襲があったね。
 その夜は、この峰岡から長岡の街が赤く燃えているのが
見えたんだよ。空が真っ赤だった。こわかった。」




そんなお話を聞きながら、先人の石碑をたどって
歩きますが、小学生のみんなは、石碑よりも
……「虫」の方が気になります。

「この穴はなんの穴かわかるかな?」

「セミ!」
「セミだよ!」

こういう話には反応が良いです。



石碑を見て歩いたら、入徳館の体育館に入り
写真を見ながらお話を聞きます。

そして、ついに米百俵のお話に。

---

「長岡の人達は、2年前大変な目に遭いました。
 ---そうだね。中越地震です。

 そして、その前、60年くらい前には何がありましたか。
 ---第2次大戦ですね。長岡は空襲を受けましたね。

 そのもっと前には何があったかわかりますか?
 ---日本人同士が戦った戦争があったんだね。戊辰戦争です。

戊辰戦争の後、人々が食べるものも無く、困っていた時に、
長岡に米百俵を送ったのがこの三根山藩です。

小林寅三郎という人が、そのお米を一粒も人には渡さないで、
すべてお金に換えて、学校を作ったんだよね。

長岡の人達はこれでもか、これでもか、これでもかとやられても、
そのたびに立ち上がってきたんだよね。

そう、不死鳥のように、立ち上がってきたんだよね。
それだから、フェニックスの花火を打ち上げたんだよね。」



米百俵を送った三根山藩よりも、その米をいただいて
お金に換えて学校を作った方のことばかりが有名です。

しかし、数年前に小島先生が本にまとめる機会があり
その時に調べていったら、実は三根山藩がお米を
送ったのも大変な苦労をしたということがわかった
のでした。

川上自身もお金があったから米百俵を送ることが
出来たと思っていたのでした。しかし、実際には
藩のお金の2年分もの借金をして、それだけ大変な
苦労をしてまで身内である長岡藩のためにお米を
送って下さったのでした。



今のわたし達にそんなことが出来るでしょうか。
食べるものも無い困窮した状態で、それでも人のために、
そして、将来を担う子ども達のために目の前の米を
売ることが、本当に出来るでしょうか。2年分の借金をして
まで、人を助けることが出来るでしょうか。


昔の人々の熱い思いを想像すると、並々ならぬ情熱と決意に、
驚かずにはいられません。

---

それから、三根山藩の熱い心を支えたのは、石高が
足りなかったために「大名」になれなかったこと。
そして、どうしても大名になりたいために、夢を
持ち続けたことだと小島先生が言いました。

「幸せは小さな夢の積み重ね」

この言葉が、三根山藩の人々の精神を支えたのでした。

とても素敵な言葉だと思ったのでした。

---

少し小学生のみんなには難しかったかもしれないけど、
楽しくお話を聞いた後には、小島先生と一緒に昼食を
いただいたのでした。

お家の人の作って下さったお弁当はおいしいのでした!

---

その2に続く。

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 by 川上