心のハンドル操作方法 幸せに生きるための教習所

旧精神科医療は思想警察なのか?

慢性期看護 社会的入院患者への看護問題と看護展開方法

2024年03月05日 | 精神看護実習向け

『宝くじが当選して、5億円手に入りました。

あなたは、今の仕事を続けますか?』

皆さんは、どう考えますか?

すぐに答えは出ませんか?

私なら、今の仕事は止めません。

なぜならば、宝くじの期待値は50%しかなく、「もう一度当選するかどうか?」の確立が極めて低いためです。

「5億円失っても、もう一度稼ぐ能力を身に着けること」のほうが大切だと思うからです。

「宝くじを買い続ける」だけでは当たりません。

精神病院に1年以上入院しているひとたちのことを、厚労省は「長期入院患者」と定義しました。

さらにそれ以上の長期入院患者については、「社会的入院患者」としています。

社会的入院とは何か?というと、「退院できるのに、退院先がないため、居場所が病院になっている」という状態のことを言います。

日本では精神病院に入院しており、障害福祉手帳を取得している人達を、精神障害者と呼びます。

「精神病が原因で、社会生活ができなくなって福祉の力を借りないと生活できない人」という意味なのですが、本当にそうでしょうか?

実際に、精神看護実習で、長期入院、社会的入院患者を受け持つと、「普通の人」です。

ですから、実際の社会的入院の原因は、精神病や精神症状が原因ではなく、

①長期入院による社会との断絶による対人スキルの喪失

②向精神薬の心身への影響

③家族が疎遠で保証人、身元引受人がいない

ことにより、経済活動や日常生活ができないことが影響してくるのです。

この責任は誰にあると思いますか?

厚労省と精神科病院経営者です。

不治の病を患った人を死ぬまで面倒を見る施設として、病院が利用されているのです。

 

精神病は存在するのでしょうか?

精神異常者、犯罪を嗜好で行うサイコパスは存在しますが、それは病気、疾患ではありません。治療ができる対象物を医療が担当すべきなのです。

医療ではなく、「更生」が必要になります。

民間精神病院は「働きたくない、一生3食昼寝付きの生活できればいいや」という怠け者、怠惰な考えを持つ人たちを収容する施設と化しています。

実際に、精神科医療がそのような人間にしてしまう、「医現病」と言い換えることができます。

人間は「無理に自立しなくていいよ」と言われると、どこまでも怠惰になっていく特徴があります。

そういった実情を知らずに、看護学生は臨地実習に行くと、痛い目にあいます。

退院して病院の外で何もやりたいこともなく、夢も希望もない。波風たてず、塀の中で生活したい、可もなく不可もない、変化や成長のない生活が良いと考えている人達です。

QOLの低い生活から抜け出すことを望まない人たちを相手にするからです。

ある意味において、精神科長期入院患者は

今の生活が「仕事せずに食べさせてもらえるだけの金額が宝くじで当選したのだから、なんでわざわざ嫌な思いして働かなければいけないのか?」

という考えを持つ人たち、またその考えを肯定する病院スタッフに囲まれて生活している人達です。

そんな価値観を持つ人たちに対して、「向上心を持て」「一歩でも成長して人生を充実させよう!」と試行錯誤するのが、精神科慢性期看護の本質です。

自分たちよりも、1周りも2周りも年上の人たちに対して「あなたの人生は低空飛行ですから、抜け出しませんか?」(とは直接言いませんが)とやる気にさせるのです。

次回は「どうしたら無気力な人たちがやる気になるのか?」という具体的動機付けについてお話していきたいと思います。

人間がどうして成長していかないと幸せになれいか?について、興味のある人、答えを知りたい人はラプトブログを読んでみてください。きっと答えが見つかると思います。

RAPT有料記事803(2024年1月6日)人間は神にかたどって作られたから、神のように生きることが楽だし、自然だし、幸福だ。https://rapt-neo.com/?p=59251

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