心のハンドル操作方法 幸せに生きるための教習所

旧精神科医療は思想警察なのか?

精神科薬理についておさらい 精神科医療ビジネスは脳機能破壊。

2020年02月22日 | 精神科看護

向精神薬を使って、精神病を治療しようとしているのが、精神科薬物療法でした。

【向精神薬】

向精神薬とは、脳機能に影響を及ぼす薬剤で、麻薬及び向精神薬取締法の元、厳密に管理されています。

ですから、精神科医が治療のためと処方箋を書かなければ、所持していれば逮捕されてしまうような危険な物質を治療と称して投与しているのが精神科医療の中心的な手法です。

【抗精神病薬】

向精神薬の中で、特に幻覚妄想を抑制する働きがある薬剤のこと。

ドパミン受容体などに働きかけ、幻覚妄想の原因となるドパミン異常について働きかける。

具体的には、ドパミンの過剰分泌によって幻覚妄想が起こるという説が主流であるため、ドパミンを抑制する働きが作用機序となる。

【クロルプロマジン】

フランスのラボリが開発。

コールタールケミストリーと呼ばれる

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(クロルプロマジン トラウマサバイバーズ)
クロルプロマジン(Chlorpromazine)は、薬品の名前です。

1952年にフランスの海軍外科医、生化学者アンリ・ラボリ(Henri Laborit,1914-1995)によって発見された、最初の抗精神病薬です。

1883年にはじめて化合物が合成されたフェノチアジン系の抗精神病薬で、精神安定剤としてはメジャートランキライザーに分類され、現在の日本でも臨床で使われています。

統合失調症・躁病・神経症における不安・緊張・抑うつなどに効くとされますが、パーキンソン病をはじめ、さまざまな副作用もあるため、日本では劇薬に指定されています。
クロルプロマジンの発見が、結果的に抗鬱剤ほか、その他の向精神薬の開発をうながしたと言えます。

それらほとんどの薬は、コールタールから抽出されるため、コールタール・ケミストリーとも言われます。
クロルプロマジンの開発者ラボリは、もともとエーテルやクロロホルムなどの麻酔剤の使用に関するショックの軽減のためにプロメタジンを用いていましたが、プロメタジンが持つ鎮痛効果や体温低下反応などを見て、これが中枢神経系へはたらきかける効果を持つのではないかと考え、製薬会社ローヌブーラン社の開発責任者ピエール・コーチェ(Pierre Koetschet)に開発を相談したのでした。コーチェは、精神障害やてんかんなどに有効な可能性があると期待し、当時としては画期的な動物行動実験を導入しました。
この実験によると、それまでロープを登って食べ物を食べるように訓練されていた実験用ラットが、クロルプロマジンを投与すると食べ物のところへ行くことに興味を示さなくなるという、いちじるしい鎮静作用が発見されました。

そこで人間に投与してみると、妄想や幻覚に悩まされていた患者たちが、クロルプロマジンによって症状から解放されるのが見て取れました。
精神病が工場で作られた薬で治る、というのは画期的なできごとのように思われました。そこでこのクロルプロマジンは、商品名ソラジン(Thorazine)またはラーガクティル(Largactil)として、またたくまに主にアメリカの薬品市場にひろがっていったのでした。
すると当時の製薬業界、…ガイギー、チバ、ロッシュ、サンド、ローヌプーランなどの各社は、すぐにこの化合物の新たな可能性を模索するようになりました。

臨床の研究者たちには製薬会社より多額の利益供与がおこなわれ、意見の交流が実現し、研究開発が促進されていきました。こうしてヨーロッパでは「神経遮断薬」、アメリカで「抗精神病薬」と呼ばれる薬物が、医学の進歩を象徴したのでした。
しかし、抗不安薬ならばともかくも、鬱病に対する薬は作ることができない、というのが専門家の片方に頑強なまでの意見として存在しました。

なぜかというと、鬱病は対象の喪失から生じるものであり、なくなった対象を薬によってあるものに変えることなど、到底できるわけがない、と考えられるからです。こうして、鬱病をなおす薬をつくろうという派と、鬱病をなおすのは薬でないという派にわかれていくことになりました。

そして、抗鬱剤の開発に意欲を燃やす人々は、このクロルプロマジンの分子構造を少しだけ変化させて、やがてイミプラミンを作ることになるのです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(転載ここまで)

クロルプロマジンは殺虫剤の有機リン酸と同じ成分です。

殺虫剤も、昆虫の神経に作用し神経興奮を起こして脳機能が暴走し、呼吸抑制から循環不全に陥らせます。

神経興奮つまりアクセルがグルタミン酸

神経抑制つまりブレーキがGABAつまりγアミノ酪酸

と言われています。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(1.GABAを脳内に増やすべし!!)
夜になると不安に襲われてなかなか寝付けなくて悩んでいる人は少なからずいると思います。そもそもなぜ嫌なことを思い出して眠れなくなるということが起きるのでしょう?


それはグルタミン酸ばかりが分泌されるようになると脳の興奮状態が持続するようになるためです。GABAはこのような脳の興奮を抑えて、気持ちを落ち着けリラックスさせる効果があります。


最近GABA入りのチョコレートに代表されるように食品で直接GABAを取ろうとする動きがありますが、GABAそのものを摂取しても神経細胞に伝達されないため脳内では増えません。そのためほとんど意味がありません。

じゃあGABAをどうやって増やせばいいの?
GABAを直接摂取しても脳内で増やすことはできなくても、GABAをつくる材料を摂取すれば増やすことはできます。GABAはグルタミン酸から作られます。グルタミン酸はアミノ酸の一部で食べ物から摂取することができます。つまり、アミノ酸が多く含まれる魚や肉、卵を摂取することを意識しましょう。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(転載ここまで)

グルタミン酸→GABA生成ならば、興奮→鎮静というメカニズムは順序立ててしか機能しないことになりますね。

しかし前頭葉の興奮抑制の方法は大昔から存在します。

それが、アルコールやアヘンによる麻酔作用の鎮静です。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(第55回 お酒で脳が縮む 地域医療支援部副部長(内科)  梅枝 伸行

日本の社会はまさに酒社会。一年中どんな行事にもお酒がついてきます。

私もお酒は好きで、ストレス解消と対人関係の潤滑油として(ノミニケーション)大いに利用しています。

しかし、これも量が過ぎれば健康を害するのは周知のとおり。

昨年、このシリーズで肝臓に及ぼす影響が紹介されましたので、今回は脳に及ぼす影響についてお話します。 アルコールは脳ととても親しいのですが、連日の飲酒で始終アルコール漬けになっていると、脳の細胞は梅酒の中の梅の実のようにだんだん縮んでいきます。これを脳萎縮といいますが、CTやMRI検査で調べてみると、脳萎縮は大脳の前頭葉に多くみられます。

前頭葉というのは、物事の判断や意志決定をするなど、最も高等な精神の中枢ですから、そこに脳萎縮がおきると正しい判断ができにくくなります。

アルコールを多く飲む生活習慣病の人は、その原因がアルコールにある事実をなかなか認めようとしません。

これは前頭葉の萎縮により最適な判断ができにくくなっているためもあるでしょう。

いっこうに酒を止めようとせず、大事な大脳を萎縮させ続けているアルコール依存症の人のうち、5人に1人が、60歳を過ぎると認知症になるという何とも恐ろしい統計もあります。 体中のアルコールを代謝して排泄するためには、神経の栄養剤でもあるビタミンB1が大量に使われます。

ろくろく酒の肴もとらない大飲家は、さらに物忘れが早くすすみ、排泄もできなくなり、ついには意識までおかしくなることさえあります。 食事もとらずに、ひたすら飲み続ける「酒飲みの美学」は、実は恍惚の人への近道をひたすら進むことになるのです。

100歳を過ぎても、なお元気な高齢者の生活習慣を調べてみると、喫煙者がほとんどいないにもかかわらず飲酒の習慣はかなりあったのですが、その量は日本酒で換算して1日に0.5合以下だったそうです。 お酒を「百薬の長」とするためには、少しのお酒で楽しく酔う節度こそが秘訣のようですね。

私も心して今夜から・・・。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(転載ここまで)

GABAとはつまり、アルコールのようなエタノール神経毒性のことだと言い換えれば分かり易いですね。

覚醒剤はグルタミン酸、麻薬がGABA

いずれも、脳機能をぐちゃぐちゃにする代わりに、最終的にはドパミン量が抑制されていく。

つまり、統合失調症の特徴的な「急性期:陽性症状→慢性期:陰性症状」へと遷移していくのです。

これで統合失調症の症状が、病状から来るものでなく、向精神薬、つまり抗精神病薬から由来するものであると説明できると思います。

過去記事でも書いていますが、統合失調症疑いで初回入院してくる患者の多くは、「妄想」を持っているから入院してくるのではありません。

家族や近隣住民とトラブルになって、当事者の主張が社会常識からずれていることが原因となってきます。

社会常識とずれていること=妄想とするならば、妄想など誰でも持っているものですし、多少なりとも当てはまります。

ただ、それを主張するかしないかだけです。

「やせているとかわいい、得する」

マスコミによって作られた、先進国の女性のやせ願望は、もはや妄想レベルです。

ふくよかな女性が人気のある国だって存在します。

こんなに過酷だとは...「ぽっちゃり女性がモテる国」トップ10 2016年11月22日

 

自己主張しなくするように脳萎縮させるのが、興奮抑制を狙った抗精神病薬。

抗てんかん薬も脳萎縮することがわかっています。

 

クロルプロマジンから始まった抗精神病薬、定型薬とは、「脳萎縮させるための薬」つまり脳を退化させることで、自己主張しないようするための化学物質なのです。

 

妄想や幻覚がなくなることはありませんよね。

だって、自己主張なのですから。

考えを薬で変えようとするのが精神科薬物療法です。

まるで拷問ですよね。

「お前の価値観は間違っている」

精神科医療の基本は「レッテル貼り」だということです。

 

そして脳萎縮と言えば、アルツハイマー型認知症です。

向精神薬を長期間内服させ、脳萎縮させる。

65歳過ぎたら、統合失調症は認知症と診断して、介護保険に切り替える。

精神科医療のビジネスは脳破壊によって成り立つのです。

 

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