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【IM理論】5項目 ②排泄 ⇒排尿、排便の考察

2018年12月19日 | IM理論

今回は②排泄について

【IM理論】5項目についてみていきます。

 

①清潔 ⇒入浴

②排泄 ⇒排尿、排便

③食事 ⇒食事介助

④活動 ⇒気分転換

⑤教育 ⇒セルフケア行動、知識、安全教育

当該理論は展開として、

『臨床は結論、つまりケア(CARE)から開始するからです。

ですから、CARE=Cから一般的なPlanをし、SOをもとに修正Aする考え方が重要になってきます。』

という考えがベースとなっています。

ですから、ケア理論と考えても良い。

 

今回のテーマの②排泄ですが、

『不感蒸泄』は体温調節を狙っていますが、広義では「自然排泄カテゴリー」だと思うので掲載します。

 発汗以外の皮膚および呼気からの水分喪失をいう。皮膚からの蒸散のみを指すという意見もある。

不感蒸泄の量は,条件により大きく変動するが,常温安静時には健常成人で1日に約900ml(皮膚から約600ml,呼気による喪失分が約300ml)程度でと言われています。

さらに、成人は安静時でも一日200ml~400mlの汗をかきます。

そして、排尿の1日量は1500mlと言われています。

排尿量+不感蒸泄(1500ml+900ml)≒2500ml

がアウト量だと考えればよいのではないでしょうか?

排泄で大切な観点は、「排泄ができるかどうか?」も重要ですが、セルフケアが低下した患者が排泄によって受ける被害を優先すべきです。

つまり、排泄後の皮膚汚染や感染です。

また排泄困難事例における「逆流性膀胱炎」リスクですね。

おむつ着用の入院患者では、おむつによるムレで皮膚状態が悪化します。

また、尿道留置カテーテル(バルーンカテーテル)挿入している場合は、尿路感染症がついて回ります。

ですから、『排泄⇒清潔、感染予防』へと繋がるのです。

 

CAREでは『排尿観察』に

・陰部洗浄、陰部清拭

・定期手的なおむつ交換、パッド交換

・Hrバッグの残量、尿の性状確認

を行います。

それらを行う時の論理的根拠いは、『感染と皮膚状態』が関与してくることがお判りでしょう。

そして、問題が生じれば、『尿路感染』や『皮膚統合性障害』となります。

つまり

『排泄行動』とは『感染と皮膚状態』につながると考えて、展開すればよいというわけですね。

 

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