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旧精神科医療は思想警察なのか?

子育て論)それでもあなたは子どもを大企業に入社させ、公務員にしたいと思いますか?

2018年01月25日 | 学歴もスポーツも同じ

今回の記事は、子育て論について書いて行きます。

私も学生時代同期が「銀行に就職が決まった」などという話を聴くと

「おー、優秀じゃん」

となったわけですが、銀行や大企業や公務員には確かに優秀な人材が集まります。

しかしながら、入社して芽を出していくのは、意外や意外、優秀な人材ばかりではなく

社風に染まることができた人材、己を捨てることができた人材ばかりです。

もともと優秀だった人材は下野してしまい、情熱も遣り甲斐も持たず、廃人のような人生を

送るハメになります。

それでも、月の給料は支払われますが、企業の人事はおおよそその人の人生を考慮したものでなく

身勝手にその人の人生を壊すような振り回す人事結果を呈します。

「家を建てたら、即異動、通勤片道1,5時間、結局単身赴任」

なんてのは、警察時代から良くありました。

当時は、本部長と警務部長がキャリアだったのですが、警務部長が異動好きな人が来ると

階級が上がると、ブロック異動をさせて、通常通勤できないようになってしまいます。

つまりは転勤に伴い、単身赴任を強制させられるのです。

何のための人生なのでしょうか?

私たちは死に物狂いで企業のために働いて、手取り数十万円を手にする。

高々30万円の給料のために、人生をすり減らし、自分の目標ももてず、会社の方針に言いなりになり

何の楽しみもない、生きながら地獄のような人生を送ることになってしまいます。

私たちの職業選択は実は幼少期から始まっています。

それは、親がやっています。

親は自分の経験したことのないことは、全て世の中の評判や雑誌、テレビ、ネットの情報を鵜呑みにして

それをさも正しいかのように子どもに押し付けます。

しかし、それは学校の教諭も同じことが言えます。

ですから、私自身、このようにブログを通して、間違った教育、子育てが進まないように情報発信をコツコツしています。

以下記事を転載いたします。

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終身雇用・高給と引き換えにすべては会社の意のまま。上司、先輩には
「絶対服従」。そんな銀行のカルチャーに、違和感を覚えていた。

2018年1月24日 水曜日

◆銀行員「将来に希望が持てない!」若手が流出〈AERA〉 1月22日

 銀行がかたくなに守ってきた日本型雇用が崩れ始めた。行員は、残るか、転職市場に打って出るかの選択を迫られている。

 その男性が、勤めていたメガバンクに辞表を提出したのは、花形部署である「本店営業部」への異動目前だった。20代後半。周囲から「エリートコースに乗った」と言われていたが、決心したのは「将来に希望が持てなかったから」だという。

 終身雇用・高給と引き換えにすべては会社の意のまま。上司、先輩には「絶対服従」。そんな銀行のカルチャーに、違和感を覚えていた。ドラマ「半沢直樹」のように上司に物申すなどありえない世界。

「週末のゴルフの誘いを断れば、翌週の支店長は異様に厳しくなる。支店長に気に入られないと出世できないので、飲み会で部下たちは、競い合うように店のスタッフから皿を奪い取り、上司に料理を取り分けていました」

仕事でもチャレンジすることより、失敗しないことが何より大事という究極の減点主義。一回でもバツがつけばおしまいだ。

「銀行の仕事では主体性は求められないんです。行内で評価される『優秀さ』は、外では通用しない」

 出るならいまがチャンスと外資系企業に転職した。

 昨年、メガバンクからベンチャーに転じた別の男性(30)は、年収が1千万円を超えると、それに執着して身動きができなくなるからと決断した。営業では大企業を担当し、昇格試験にも合格。キャリアは順調だったが、やはり将来が不安だった。銀行内の業務は非効率的な事務作業が多く、やるべきこと、やりたいことが進まない。意思決定のスピードも驚くほど遅い。こんなビジネスをやっていては、時代についていけないと感じた。

 3、4年ごとに転勤を繰り返す人事システムにも納得がいかなかった。5年後、10年後、自分がどこで誰とどんな仕事をしているのか予想もつかない。

「僕は自分の意思でキャリアをデザインしたかった。転職で年収は下がりましたが、満足しています。嫌なことに耐えて高い給料をもらうより、給料が安くても自分でキャリアをつくっていけるほうが、納得感があるし、楽しいです」

 いま、彼らのような優秀な若手人材が、銀行から転職マーケットに流出している。それは銀行が守ってきた日本型雇用システムが制度疲労を起こしている表れ──。そう指摘するのは、元「リクナビNEXT」編集長で、現在ミドル世代の転職を支援するルーセントドアーズ社長、黒田真行さんだ。

「銀行は終身雇用・年功序列という典型的な日本型雇用モデルをかたくなに守ってきた。山一証券や北海道拓殖銀行が破綻した1997年の金融危機から20年間を経ても、雇用維持のために非効率を放置し、構造転換を怠ってきた」

 とみる。

 超低金利による収益悪化、フィンテックの台頭による銀行業務の代替といった事態を受け、メガバンク3行は昨年、ようやく大規模なリストラ計画を発表した。不良債権処理で赤字決算を強いられた2000年代初頭以来のことだ。しかし、内部の行員たちに対しては「バブル世代の退職や新卒採用の抑制などの『自然減』の範囲内なので、安心して働いて」という説明がされている。これに対し、黒田さんは言う。

「それは、20年かけてたまってきたエネルギーがプレートの境界で反発寸前なのに、『とりあえず明日、地震は来ない』と言っているようなもの。転職マーケットは早晩、動きだします」

 支店の統廃合を進めれば、支店長などのポストの減少は避けられない。銀行は50歳近くになったら子会社や取引先に出向・転籍することを慣行にしてきたが、黒田さんいわく、

「残念ながら、銀行出身の余剰人員をもろ手を挙げて歓迎してくれる会社は極めて少ない。銀行が守ってきたこの出向・転籍という人員循環システム自体、崩壊しつつあるのではないでしょうか」


(私のコメント)

私は大学を出て銀行に就職しましたが、十数年勤めて銀行を辞めた。それはAERAの記事に書いてあることが当時から同じだということだ。銀行は人材を育てず、優秀な人材を何の役にも立たない中高年サラリーマンに変えていってしまう。高給であることは確かだが、能力に伴った高給ではない。

私の同僚にも非常に優秀な人材がいたが、見事に周りからの嫌がらせにあってすり潰されていった。非常に仕事のできる優秀な人材でも年功序列制度のもとでは抜擢人事ができない。一緒に仕事をしていれば能力差は明らかに分かるのですが、仕事はできなくても人の足を引っ張ることにかけては優秀な社員はいっぱいいる。

だから「株式日記」でも、「能力に自信のある」人は独立起業を目指すべきだと何度も書いてきた。独立起業すればサラリーマン社会とは違って一人で何でもしなければならない。だから私はビルの清掃から税金の申告まで全部一人で行なっている。問題が起きても相談できる人はおらず全部一人で解決しなければならない。

仕事が軌道に乗れば徐々に会社の規模を大きくしていけば、雇用の拡大につながるが、日本では独立起業する優秀な人材は、大企業の人材の囲い込みにあってしまって起業が少ない。日本経済のスランプは、終身雇用と年功序列制度に問題がある。日本企業は真面目が取り柄だけの人材にとってはいい所だが、仕事が出来て有能な人材にとってはつまらぬところだ。

ようやく日本の銀行も大リストラに乗り出したが、ビットコインや仮想通貨やブロックチェーンなど銀行システムそのものが大きく変わろうとしている。つまり銀行が不要になって直接取引が可能になって決済システムそのものがネット上で完結してしまう。だから日本のメガバンクも大リストラに乗り出した。

日本では優秀な人材ほど銀行や公務員などになりたがるが、これらは人材の墓場であり高給で人材を取り囲んでいる。銀行や公務員になって50歳前後まで働けば確かに1000万円くらいの年収がもらえる。しかしそられらは能力の伴わぬものであり、外に出れば何もできない人材に過ぎない。そのような社会では組織を守ること自体が目的化してしまって、新しい事態に適応ができない。

銀行の幹部たちは、来年や2、3年先は考えても20年先や30年先は考えない。私は20年先の事を考えて銀行を退職して独立起業した。そしえ今は年収が1000万円以上を超えて定年退職もない。つまり私は30年先のことを考えて不動産に投資をして借金を全額返済した。

これからの銀行は、コンサルタント業務や自己資金運用に特化していくべきなのだろう。つまりスペシャリストを育てなければなりませんが、これは終身雇用や年功序列制度は馴染まない。記事にあるように、「仕事でもチャレンジすることより、失敗しないことが何より大事という究極の減点主義。一回でもバツがつけばおしまいだ。」といった環境では人材は育たない。

さらに、「 3、4年ごとに転勤を繰り返す人事システムにも納得がいかなかった。5年後、10年後、自分がどこで誰とどんな仕事をしているのか予想もつかない。」のでは、優秀な人材は育たず集まらなくなるだろう。構造改革は日本の大企業や官庁に求められていることであり、時代の変化についていける構造に変えていかなければならない。

(転載ここまで)

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株式日記では、若者はどんどん転職していって、経験と実力を身につけるべきだと主張していますね。

「同じ会社にい続けること」=「安定志向」=堕落

という構図が成り立ちます。

同じ会社にいるということは、配置転換があったにせよ、どこで知り合いがいるし、一から仕事をするわけではない。

つまり、人脈で仕事をしていく前提だからです。

人に頼った仕事の仕方では、実力はつきませんし、結局その人材を囲い込んでいるその会社でしか通用しない力しか身につきません。

週末に住宅展示場を見に行くと、営業マンが殺し文句でいってくる常套句に

「アパート生活も大人にとっては気楽でいいですが、簡単に引越しが出来るぶん

お子さんが成長すると引越し、転校が伴います。転校が続くと友達関係、人間関係で躓く子どもも少なくないです。

大人の都合だけで、こどもの未来を左右させるのもアレですよね~」

と情で訴えてきます。

そうやって借金させて人を縛り付けるシステムをハウスメーカは躍起になってやっています。

世の中に、いじめや不正が多いのは、自分達のテリトリーを犯されたくないから、その人の実力でなく、人脈に頼っているからです。

私たちは積極的に引越しをして、新しい環境でも適応できるようにならなければ、子育てはできません。

実は親自身が人脈頼りの子育てしかできていないからです。子どもはそんな親の後姿を本質をみているのではないでしょうか?


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