スーパー救急病棟で働いていた頃、「もっと暴れてくれる、精神錯乱しているのが多いと思ったけど、たいしたことないなぁ」というのが率直な気持ちでした。
もっとピリピリ仕事をしていたい人だったので笑
自分ではハードな介入もソフトな介入も得意だったので、臨床では後輩に指導もしていたくらいだったのですが、ソフトもハードも通じない相手ばかり入院してくるのが、精神科救急病棟の実態でした。
それは、暴れる高齢者です。しかも施設で。
唖然でしたよ。おむつ交換、食事介助、車椅子移動…。
これ、看護学生とかヘルパーでできるやん!?
まぁ、しゃあないと思ってやりましたよ。来る日も来る日もDIV、採血、おむつ交換、入浴介助。
そして最も強烈だったのは、身体拘束して強い抗精神薬入れて、ロコモ?廃用性症候群を作り上げ寝たきりにしちゃいます。
高齢者にはリスパとコントミン(クロルプロマジン)で一丁あがりですね。
脳に効かず、身体にずっしりと効くのが特徴ですね。
やはり高齢者は精神力が強い、そして肝臓も強いんだろうなぁ。薬剤代謝してしまっている感じがする。
認知症高齢者にBZDは幻視が出やすいため、メジャー+抗てんかん薬のパターンが多い。
アリセプトは凶暴になりますね。おむつ交換で顔面に蹴りをくらっている子もいましたよ。
3ヶ月スーパー救急で鎮静かけて徘徊がなくなります。
ただし、それは徘徊癖がなくなるのではなく、寝たきりになるからです。
車椅子になるか、寝たきりになるか。
高齢者は強いと思いますよ。メジャー飲んでいても、上肢拘束されていても、ベッドとゼグフィックス毎立っていた人いましたから。
子供を駄目にするのが親なら、高齢者を寝たきりにするのは子供なんだなぁ
仕返しされるシステムができているとわかりました。
自分も精神病院に入れられないように、家族を大切にしなければいけないと思いますね。
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