心のハンドル操作方法 幸せに生きるための教習所

旧精神科医療は思想警察なのか?

『精神科と高齢者介護との役割』

2015年11月24日 | 精神科看護

 

スーパー救急病棟で働いていた頃、「もっと暴れてくれる、精神錯乱しているのが多いと思ったけど、たいしたことないなぁ」というのが率直な気持ちでした。

もっとピリピリ仕事をしていたい人だったので笑

自分ではハードな介入もソフトな介入も得意だったので、臨床では後輩に指導もしていたくらいだったのですが、ソフトもハードも通じない相手ばかり入院してくるのが、精神科救急病棟の実態でした。

 それは、暴れる高齢者です。しかも施設で。

 唖然でしたよ。おむつ交換、食事介助、車椅子移動…。

 これ、看護学生とかヘルパーでできるやん!?

 まぁ、しゃあないと思ってやりましたよ。来る日も来る日もDIV、採血、おむつ交換、入浴介助。

 そして最も強烈だったのは、身体拘束して強い抗精神薬入れて、ロコモ?廃用性症候群を作り上げ寝たきりにしちゃいます。

 高齢者にはリスパとコントミン(クロルプロマジン)で一丁あがりですね。

 脳に効かず、身体にずっしりと効くのが特徴ですね。

 やはり高齢者は精神力が強い、そして肝臓も強いんだろうなぁ。薬剤代謝してしまっている感じがする。

 認知症高齢者にBZDは幻視が出やすいため、メジャー+抗てんかん薬のパターンが多い。

 アリセプトは凶暴になりますね。おむつ交換で顔面に蹴りをくらっている子もいましたよ。

 3ヶ月スーパー救急で鎮静かけて徘徊がなくなります。

ただし、それは徘徊癖がなくなるのではなく、寝たきりになるからです。

 車椅子になるか、寝たきりになるか。

 高齢者は強いと思いますよ。メジャー飲んでいても、上肢拘束されていても、ベッドとゼグフィックス毎立っていた人いましたから。

 子供を駄目にするのが親なら、高齢者を寝たきりにするのは子供なんだなぁ

 仕返しされるシステムができているとわかりました。

 自分も精神病院に入れられないように、家族を大切にしなければいけないと思いますね。

 

 

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