愛知県の日本酒 中埜酒造『國盛 スパークリング清酒 Lapis Lazuli』(286円/200mℓ)。
独特の小さなボトルは商品名の通りラピスラズリ色(瑠璃色)。
香りは少なく、色はやや薄めのシャンパンゴールド。
飲んでみると、ヴェルヴェットのような舌触り…とかかますと
評論家っぽいですかね?(爆)。
ところで、「ラピスラズリ」とは、深い青色の半貴石。
ツタンカーメンのマスクの装飾に使われていたり、
中尊寺金色堂の留め金具にもつかわれているようですが、
ワタシ的に思い出すのがサルバドール・ダリの宝飾美術展。
最初に観たのがワタシがまだ学生の頃(たぶん30年前?)、
秋葉原のラオックス本館がまだミナミ電機だったころ(たぶん)、
一番上の階が「ミナミ美術館」という名称でダリの宝飾美術展を
観た記憶があります。その後、たまたま鎌倉でも同じもの観ました。
ダリの絵の世界観を表現した宝飾品は一般庶民の常識からは外れた
大きな宝石やふんだんの金などからできており、
1個いったいいくらするのやらというものばかり。
当時はこんなものが現実に作られるのか、と妙な感慨に耽りました。
その宝飾アートに多く使われていたのがラピスラズリで、
初めてこのような石があるのだと知りました。
夕食は食べたものの、小腹がすいたので牛スジ煮込みを使ってもう一品。
フジッリ入りのビーフシチューにしてみました。
フジッリとはパスタのうちネジネジタイプのものですが、使ったのは
日清フーズ『マ・マー ぷりぷり食感 野菜入りサラダマカロニ』(302円/150g)。
黄色はニンジン、赤はトマト、緑はほうれん草が練り込まれています。
用途としては、マカロニサラダを想定しているようですが、
ワタシはビーフシチューの具材にしてみました(ごはんの代わり)。
ビーフシチューのルーは市販のもの。
具材は牛スジ、ニンジン、大根、ブナシメジ、昆布。
味のベースは昆布と「ほんだし」。
ルーが少なかったのかちょっとシャバシャバになってしまいました。
フジッリは別の鍋で指定時間の9分間茹でました。
仕上げに刻んだ生パセリで彩りを添えて完成。
食べてみると、結構すべてがマッチしていてグー!な味。
また作ってみたいと思う仕上がりでした。
今朝作った牛スジ煮込みを少しアレンジ。
一人前を別鍋に分けて、キヌアを入れて7分煮込み。
キヌアとは南米アンデス地方で数千年前から食べられている雑穀で、
栄養価が高く“21世紀のスーパーフード”とTVで言っていたような。
ウィキペディア:キヌア
ワタシ自身は20年ほど前に購入した記憶がありますが、
当時は使い道が分からず、それっきりになっていました。
今回、姉がどこかから情報を得てキヌアを購入したので、
ちょっと使ってみました。
実物は直径2mmほどのもので、インコのエサのようです(爆)。
栄養価が高くても、消化されなければ意味がありません。
乾燥したまま食べられないこともないかと思いますが、
ウ●チでそのまま出てきそうな気がします(笑)。
そんなワケで、7分ほど煮込みました。
出来上がりはこんな感じ。
コンソメを入れると色がついてしまうので、
今回は塩胡椒のみで味付け。もともと昆布と「ほんだし」で
ベースの味付けをしていますし、牛スジからもダシが出ているので、
やや薄味ながら、イイ感じに仕上がりました。
彩りに刻んだニラをトッピング。
食べてみると、ちょっとキヌアのプチプチ感というかザラザラ感が
気になりましたが、だんだん気にならなくはなりました。
キヌアに味は無し。ビタミン剤のつもりで料理に加えるにはいいかな、と。
生のニラはちょっと主張が強すぎる気がしましたが、
全体的にはいい感じ。大根は汁の旨味を吸っていて美味。
もちろん牛スジも美味でした。