滋賀県 建築家 / 建築設計事務所イデアルの小さな独り言

建築家・清水精二のブログ、何でもあり独り言集・・・。

伏見稲荷大社 「松の下屋庭園」

2009年03月04日 | アート・文化
一昨日になりますが、親友のOさん(建築構造設計事務所を主宰)と伏見稲荷大社詣りに行って来ました・・・。毎年恒例になっている初午詣りなのですが、今年も昨年に続き2月の初午にお詣りに行けなかったので、旧暦の初午に当たる一昨日にお詣りに行って来た次第です・・。

いつものように、お詣りをして、おみくじを引いて、商売繁盛のお札を買って・・帰ろうとしたところ、「松の下屋庭園」のお茶屋が特別公開しているという案内掲示が目に入り、Oさんと二人で行ってみようか・・という事になって、ちょっと寄り道をして見学して来ました。

Photo

「松の下屋庭園」は、重要文化財のお茶屋と旧稲荷大社秦姓祠官松本家の居宅の跡である松の下屋(したや)と茶室瑞芳軒を配した小じんまりとした回遊式庭園になっています・・。
重文のお茶屋は、御所の古御殿の一部を移築したもので、書院造りから数奇屋造り化していく過程が見られる貴重な遺構の1つです。菱形格子の欄間や釘隠しなど数奇屋造りの意匠がとり入れられているのが特徴なのですが、私は1本、2本、3本となった3種類の組子を使った障子にとても興味がありました。(機会があれば、どこかの建物で使ってみようかな・・。)

あと、松の下屋では、棟方志功筆の襖絵「御牡丹図(おんぼたんず)」、「御鷹図(おんたかず)」などが特別に襖にはめられていて、数奇屋造り風の松の下屋によく合っていました。こういうのもある種の侘びを感じるものですね・・。
それから、松の下屋で初めて横引き式の雪見障子を見ました。普通、雪見障子は摺り上げ式ですからね・・。(ちょっとびっくりしたというか、新しい発見です。)、それ以外にも、興味深い部位がたくさんあって、いい勉強(収獲)になりました・・。ちなみに、この特別公開は3月18日までだそうです。

で、伏見稲荷大社にお詣りしたのだから、昨年同様おいなりさん(いなり寿司)を食べて帰らなあかんな・・という事になって、回転寿司に行ったところ、なんとその回転寿司チェーン店には、いなり寿司がメニューにありませんでした。(昨年とは違う回転寿司チェーン店に行ったので・・。)、という事で、その日は結局いなり寿司を食べずに帰ってくる事になってしまったワケです。
来年から、伏見稲荷詣りに行った帰りには、その回転寿司チェーン店に行かないようにしないといけませんね・・・。




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