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滋賀県 建築家 / 建築設計事務所イデアルの小さな独り言

建築家・清水精二のブログ、何でもあり独り言集・・・。

生活の変化によるストレスや不安感に気を付けましょう!!

2020年12月27日 | 独り言

今年もあと少しで終わりです。今年はコロナ、コロナの1年でしたね・・・。年末年始も不要不急の外出自粛などにより何かとストレスを感じることが多いと思います。コロナ禍の中では、「常に感染予防に気を遣う」「暗いニュースが多い」「外出しない・人と会わない・話さない」「自粛によるPCやスマホの見過ぎで目が疲れる」などの生活変化によるストレスや不安感を抱えることが増えますよね・・それで今回はストレスの解消方法(心がラクになる方法)を紹介することにします。

ストレスの解消法としては、運動や瞑想、リラクゼーションなどがあります。これらは多幸感をもたらすエンドルフィン等の分泌を増加させたり、免疫力を高めたりする効果があると言われていて、「運動の習慣化」や「マインドフルネス瞑想」は、科学的にもその根拠が証明されています。運動をすると筋肉から様々な種類のマイオカインというホルモンが分泌され、中にはドーパミン神経細胞を守り、うつ病予防の機能を持つものや、ストレスによる神経毒性物質が脳に到着する前に無害化する機能を持つものなどがあります。

マイオカインを分泌させるために激しい運動をする必要はなく、大切なのは「運動の習慣化」ということのようです。例えば、近所で出来るウォーキングやサイクリングなどを続けることでも効果があるそうです。また、週3回の運動を6週間続けると、不安を軽減する脳の領域の神経結合が増えることが明らかになっています。さらに、定期的な運動は脳の構造を変化させ、ランナーズハイなどの運動による高揚感を感じやすくさせます。このように「運動の習慣化」は、体だけでなく心の健康を整える方法としても有効と言えます・・。

「運動の習慣化」よりも、すぐに効果が得られる(心がラクになる)のが「マインドフルネス瞑想」だそうです。ネガティブな感情や痛みに関係する脳の部位の活動が減少し、精神的・肉体的な痛みが感じにくくなると言われるマインドフルネス瞑想は、最近の研究では、初めて実践する場合でも、その効果が得られるということが明らかになっています。マインドフルネス瞑想のポイントは、「今、この瞬間」に意識を集中させることですが、取り組みやすいのは呼吸に意識を向ける方法で、鼻の穴、胸やお腹の動きなどに注目して呼吸を観察します。瞑想中に他のことを考えてしまったら、また意識を呼吸に戻すようにします。1日5~10分ほどでいいそうなので、休憩時間や就寝前などの隙間時間に実践してみてはいかがでしょうか。慣れてくれば電車での移動中などの隙間時間でも出来るようになるらしいですよ・・。

という事で、コロナ禍によるストレスや不安感は来年も続きそうなので、心と身体に異変をきたす前に生活の中で上手く解消していくよう気を付けましょう。それでは、この記事が今年最後の記事になると思いますので、みなさん良いお年を(来年はコロナが終息して日常が戻りますように・・・。)

 

 

 

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2024(令和6)年の新紙幣、新1000円札は北里柴三郎です

2020年05月31日 | 独り言

雨の日が続きそうですね。今日、四国地方が梅雨入りしたそうです。もうしばらくすると近畿地方も梅雨入りするのかな・・・。画像は、我が家に咲いているフウリンソウ(風鈴草)です。鐘の形をした花が横向き、もしくは上向きに咲いています。花姿から別名ツリガネソウ(釣鐘草)とも呼ばれています。花姿は確かに風鈴や釣鐘に似ていますが、どちらも本来の姿は下向きですから、私としては下向きに咲いてくれると風鈴草や釣鐘草という名前がしっくりくるんですけどね。ちなみに、画像の風鈴草は青紫色ですが、我が家にはピンク色の風鈴草も咲いています。

 

という事で、新1000円札のお話というか肖像画になる北里柴三郎のお話です。2024(令和6)年に新紙幣が発行されます。新1000円札の肖像画には、医学者・細菌学者の北里柴三郎が選ばれました。破傷風やペストの研究に取り組み、また慶應義塾大学医学部の創設などに尽力した人物です。破傷風は、かつて発症すると致命率60~90%と言われるほど恐ろしい病気だったようです。

当時、破傷風は細菌由来の病気であることは分かっていたものの、その原因菌を科学的に特定することは不可能だとされていたそうです。しかし、北里柴三郎は、培養装置などの器具がない中で独自の発想で開発し、不可能を可能にしたのです。「研究だけをやっていたのではダメだ。それをどうやって世の中に役立てるかを考えよ。」という信念に基づいて、治療法の開発に取り組んだ結果、血清療法という予防にも有効な手法を確立させたのです。血清療法は、ジフテリアなどの他の病気に対しても有効だったので、現在でも使用されている破傷風やジフテリアのワクチンも、血清療法をもとに開発されたものだそうです。また、数百年の間、大量の死者を出し続けていたペストの原因菌を発見し、その防御の道筋をつけたのも北里柴三郎でした。

現在、人類が直面している新型コロナウィルスの脅威に対しても、北里柴三郎のような志を持った多くの研究者によって、ワクチンや治療方法が開発されることで、一日でも早くコロナ前の日常が戻ってくるように願うばかりです・・・。

 

 

 

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長寿の秘訣は「テロメア」を伸ばすこと・・!!

2020年03月15日 | 独り言

新型コロナウイルス感染拡大の影響がいろいろなところに波及していますね・・・。前回の記事でお話しましたF1も新型コロナウイルス感染拡大の影響で開幕戦が中止になってしまい、第2~4戦までのグランブリ延期が決定しています。F1グランプリは5月からのヨーロッパでの開催も危ぶまれています。この様子だとオリンピックの開催もどうなるか・・気がかりなところです。

話は変わりますが、今日は散歩に出掛けようとしたところ、陽が差しているのに雨が降ってきて、これは通り雨だと思い玄関先で雨が止むのを待っていたら、東の空に虹の橋が架かったので、思わずカシャっと撮ってしまいました。出掛けようとしたら、雨が降ってきてタイミングが悪いなぁ・・と思いましたが、5分もしないうちに消えてしまった虹の橋が見れたので、タイミングが良かったのかも知れませんね。

 

という事で、「テロメア」のお話です。人という生物は、実は120歳ぐらいまでは生きられる力を秘めているそうです。どのようにすれば長生きできるかというと、寿命を延ばす秘訣はDNAの「テロメア」に大きく関係しているのです。テロメアを分かり易くいうと、私たちのDNAを保護する役割を担っているもので、DNAを靴紐にたとえると、テロメアは末端にあるプラスチックのカバー部分のようなイメージです。ところが、テロメアは加齢とともに擦り減り、ある一定まで短くなると細胞自体が死んでしまいます。人は120歳ぐらいまでは生きられるというのは、このテロメアの長さから考えたときの話で、テロメアが短くなると細胞の免疫力が低下し、病気にかかりやすくなってしまいます。

実年齢より見た目が若い人っていますよね。実は、見た目が若い人のテロメアは長い傾向にあるため、テロメアの長さは見た目の若さにも関係しているそうです。テロメアは「テロメラーゼ」という酵素によって伸ばすことが可能で、「テロメラーゼ」の働きとストレスや気の持ちようとは大きく影響しているそうです。ストレスを感じたり、気持ちが晴れないでいるとテロメアは早く短くなってしまうと言われています。つまり、長寿の秘訣は「テロメア」を伸ばすことですから、日常の中でストレスを溜めずに“はつらつ”と生活することが重要という事になります。

今回は、「テロメア」のお話をしましたが、ストレスがなく“はつらつ”と生きている人って、普通に考えても長生きしそうですよね・・。ちなみに、スウェーデンでの調査では、1日で座っている時間が短い人ほどテロメアが長いことが分かったそうです。現代社会でストレスを溜めずに“はつらつ”と生活することは、なかなか難しいですから、テロメラーゼ活性を高めてテロメアを伸ばすには、まめに席を立ち長時間座りっぱなしでいないことが大切かも知れませんね。

私なんか1日中ずっと座りっぱなしなので、長生きできませんよね・・もっとマメに散歩に行かないといけませんね・・・。

 

 

 

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今日は冬至です・・でも日の入りが最も早いワケではありません。

2019年12月22日 | 独り言

今年も10日程で終わりですね・・・。毎年同じことを言っているような気がしますが、1年経つのは早いですよね。と言うか・・歳をとるにつれて益々1年が早く感じるようになっています。という事で、そろそろ今年最後の記事を書こうかと思い、う~んと考えたのですが、なかなか記事のネタが浮かびません。それで、今日は冬至なので冬至についての独り言をお話します。

冬至と言えば、「夜が長くて昼が最も短い日(日照時間が1年で最も短い日)」という事はご存知のとおりです。このような冬至の認識から、冬至は「日の出が最も遅くて、日の入りが最も早い」と思っている人もおられるかも知れませんが、実はそうではありません。「冬至10日前が一番日が短い」とよく言われますが、これには理由があります。つまり、冬至は「夜が長くて昼が最も短い日(日照時間が1年で最も短い日)」であることには違いありませんが、日の入りが最も早いワケではありません。

日の入りが最も早いのは、冬至の10日前ぐらい(12月上旬)になります。「冬至10日前が一番日が短い」と言われるのは、この事からだと思います。日の入りが最も早いと一番日が短く感じられるのでしょうね。なので、今日が冬至だからと言って日の入りが最も早いワケではありません。ちなみに、日の出が最も遅くなるのは1月上旬ですが、昼が最も短いと感じるのは日の出が遅い事より、日の入りが早い事のほうが短いと感じるようですね。

まぁ、私なんかは夜遅いですから、朝は寝ていますので日の入りでしか1日の長短は感じられませんけどね・・。でも昔(若い頃)は、よく朝方まで仕事をしていましたから、夏は4時前になると空が紫色になってくるので夜が短く感じましたね。(近年は、朝方まで仕事をすることは皆無ですけど・・)、それと、日の入りが最も早い遅いの時期については、地域によって異なる事から一概には言えませんのでご了承ください。

という事で、今日は「かぼちゃ」を食べて、ゆず風呂に入ることにします。あと・・冬至の日には、「れんこん、だいこん、いんげん、ほうれん草、こんにゃく、みかん、りんご」等々の「ん」がつくものを食べると運気が上がるそうですよ。

それでは、この記事が今年最後の記事になると思いますので、みなさん良いお年を・・・。

 

 

 

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令和一番乗り、瀬田川令和大橋

2019年07月28日 | 独り言

梅雨が明けて、ようやく夏本番という感じになってきましたね・・・。今月の前半は7月にしては涼しかったので、あまり冷房を好まない私としては、3~4日前に今年になって初めて冷房を入れたくらいです。こんなに涼しいとお米が育たないのでは・・と余計な心配をしていましたからね。

 

画像は、今年の5月に供用が開始された「瀬田川令和大橋」です。瀬田川令和大橋は、瀬田川と大戸川の合流地点のすぐ南に架けられた橋で、国道の橋の名称に「令和」が使われた全国初の橋として話題になりました。大津市南部の国道422号バイパスに新設されたこの橋の名称については、橋が架かる「瀬田川」と新元号を組み合わせた名称を望む地元の声を受けて、新元号が発表される31年4月まで命名を保留していたそうです。

ちなみに、橋は高さ27メートルのアーチからワイヤで歩道を備えた片側1車線の路面をつり下げる構造で、全長は176メートルあるそうです。なぜ瀬田川令和大橋の話なのかというと、現在この橋のすぐ近くで身体障害者施設を設計していて、よくこの橋を渡るのでブログで紹介した次第です。ご覧のとおり立派な橋なのですが、交通量は少ないので、通っていると何か少し違和感を感じます。(こんな立派な橋いるの?)

でも、この橋を渡った先には、バイパス工事が進められている(ほぼ出来ているようです)ので、その部分が開通すればもっと交通量が増えるかも知れませんね・・・。

 

 

 

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ポテトチップス税!? 世界のおもしろい税金

2019年03月17日 | 独り言

花粉の季節になってしまいましたね・・・。私は1週間ぐらい前が絶不調で、1日中くしゃみと鼻水がダラダラという感じで死にそうになっていました。薬も飲んでいたのですが、あまり効かなかったのかなぁ・・でもここ数日はマシです。先日、車に乗り込んで出掛けようとしたところ、ボンネットが薄く黄色がかっていて何かなぁ・・と思えば、黄色い粉が積もっていましたからね。あれはきっと花粉が積もっていたんですよ。風の強い日でしたが、黄砂ではないと思います。ちなみに、今は雨で流されて積もっていませんけどね・・。

という事で、今日は世界のおもしろい税金のお話です。いつも税務をお願いしている会計事務所のコラムに世界のおもしろ税金制度というのが掲載されていましたので紹介します。最初は、「ポテトチップス税」です。ハンガリーは成人の約4人に1人が肥満の肥満大国だそうで、政府は国民の健康対策として、糖分・塩分の高い菓子や飲料などに5~20%課税される通称「ポテトチップス税」を導入しているそうです・・。また、アメリカやフランスでは砂糖の入った炭酸飲料に「ソーダ税」、デンマークではバターやチーズに「脂肪税」などが課せられているそうです。健康志向の高まりからこのような動向が拡大しているようですが、はたして効果はあるのですかね・・?

他にも、オーストラリアでは、大学卒業時に授与される学位への課税があるそうです。卒業後、一定以上の収入で3~6%の学位税が徴収されるそうで、ほとんどの大学が国立で授業料は国が負担しているため、卒業生は「学位税」という形で次代の学費を負担することになっているそうです。さらに、ブルガリアでは「独身税」があったそうです。当時ブルガリアでは少子化が進み、将来的な労働不足の懸念から婚姻率と出生率をあげようと独身者から収入の5~10%を徴収していたそうです。ところが、導入後は独身税の高さから「貯金すらできず、子供はおろか結婚もできない」と出生率はさらに下がってしまったことから、現在は廃止されているとのことです。

最後になりますが、日本には世界的に珍しい「入湯税」というものがあるそうです・・。 あまり意識せずに温泉宿などの会計の際に支払っているため、知らない人もいるかもしれませんが(私も知りませんでした)、温泉施設などを利用する際には利用料・宿泊料に入湯税として150円が上乗せされているそうです。ちなみに、入湯税による税収は年間で200億円以上にものぼり、環境衛生施設や温泉施設の整備、観光の振興に使われているとのことです。

前回の記事でもお話しましたが、私はケーキやチョコレートをよく食べるので、日本でも国民の健康対策としてケーキやチョコレートに課税されたりすると困りますよね。私が知らないだけで、すでに課税されていたりして・・いやそれはないか・・どうなんでしょう・・・!?

 

 

 

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「睡眠負債」を防ぐには・・・。 最初の90分が睡眠ゴールデンタイム

2018年10月07日 | 独り言

最近バタバタしていて、先月は久しぶりに月1ブログが書けませんでした・・・。努力目標は月2ブログなのですが、月1も達成できていませんね。それで、私もバタバタしていて睡眠不足になりがちなので、今回は「睡眠負債」を防ぐ基礎知識を紹介することにします。

睡眠不足が借金のように積み重なってしまうことを意味する「睡眠負債」という言葉があるそうです。日本人の睡眠時間は年々少しずつ短くなり、1日の平均睡眠時間が6時間未満の人は、2007年が28.4%だったのに対して、2015年には39.5%と10ポイント以上も増えているそうです。(厚生労働省「国民栄養・健康調査」)

「睡眠負債」を防ぐには、少しでも質の良い睡眠をとることが重要になってきます。22時から2時の間に成長ホルモンが分泌されると言われていますが、成長ホルモンの分泌は時間に左右されるワケではなく、入眠から約90分間のノンレム睡眠の間に多く分泌されるそうです。さらに、寝始め90分間のノンレム睡眠では、最も大きな睡眠圧(眠気)の解消・自律神経の調整・脳のコンディショニング(記憶の定着)などが行われるとの事です。

以前、私が3~4時ぐらいにいつも寝ている(最近はもう少し早く寝るようにしています・・)ことを知っている友人から、「一番睡眠においしい時間帯(22時~2時)を外して寝ているな!!」と言われたことがありますが、どうやら「何時に寝るか」ではなく、最初の約90分間でいかに深い眠りにつくことができるかが重要だということのようです。つまり、寝始め90分間で脳と身体のコンディショニングが決まる(最初の90分が睡眠ゴールデンタイム)ということです。

ちなみに、良質な睡眠には、脳などの深部体温を上げてから下げることも必要なんだそうです。睡眠は深部体温が少し下がったときに始まるので、寝る90分前に入浴を済ませておけば、深部体温が上がったあと、入眠時までに適度に下がるため、スムーズな入眠とその後の良質な睡眠につながるそうです。

という事で、「睡眠負債」になりがちな方は参考にしてみてはいかがでしょうか・・・。

 

 

 

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唐崎の松

2018年07月29日 | 独り言

昨日(いや今日かな)の夜中は、すごい風でした。この辺り(大津市)は、台風の被害もなくて良かったです・・・。昨日は、お袋を連れて唐崎神社の「みたらし祭」に行って来ました。毎年7月28日、29日に行われる「みたらし祭」は夏の身体健康を祈願するお祭りで、手筒花火の奉納などさまざな神事・行事が催されるそうです。私は、昨年からお参りするようになって、今年で2回目なので神事・行事についてあまり詳しくありませんが、昨日は台風のため幾つかの行事が中止になったようです。一昨年までは、親父が車でお袋を「みたらし祭」に連れて行っていたようなのですが、親父も歳なので運転免許を返して車にはもう乗っていない(高齢者の運転は危険ですからね・・)という事情で、私が昨年から車でお袋を「みたらし祭」に連れて行っているという次第です・・。

 

唐崎神社には、近江八景「唐崎の夜雨(やう)」で知られる「唐崎の松」があります。(と言っても・・私は近江八景について詳しくないのですが・・)、画像は、現在の霊松で三代目に当たります。記録の上では初代の松は天正元年(1573)に大風によって倒れ、二代目は天正19年(1591)当時の大津城主であった新庄直頼等によって植えらたそうです。 その後、植栽から約140年が経った享保19年(1734)に発行された『近江輿地志略(おうみよちしりゃく)』には、「樹高はそれほど高くなく、枝葉が四方に繁り七間四方(12.6m×12.6m)の大きさで雨宿りが出来る。姿形がまことに均整がとれて美しい」と書かれていて、とりわけ巨大ということではなかったようです。

しかし、それから約100年後に描かれた浮世絵「唐崎夜雨図」では枝が琵琶湖まで達し、同時期の版画にも枝が東西54m・南北68.4mという注記があり、かなりの大きさになっていたことを窺わせています。さらに、明治初期(『近江輿地志略』から130年後)の由緒書には、高さ27m、幹廻り11m、枝東西72m・南北86mと記録されていて、途方もない大きさの霊松が存在していたようです。(その頃の写真が長崎大学附属図書館に所蔵されています)、この巨大な霊松は大正10年に枯れ、移霊祭を斎行して三代目として現在の霊松に引き継がれたそうです。その三代目霊松も、昨年枝張りの半分が一気に枯れため切り取られ、残る半分の延命治療を続けているそうです。すでに三代目霊松から種を取った次代の松も育成中とのことですが、延命治療にベストを尽くしているところだそうです。

それにしても、高さ27m、幹廻り11m、枝東西72m・南北86mもある巨大な霊松の実物を見てみたかったものです・・。残念なことに大正10年に枯れてしまったそうですが、もし枯れずに現存していたら、昨年初めてお袋を連れて訪れた・・というような事にはなっていなかったのでしょうね。もっと早くに訪れて(子供の頃にでも見に行って)、「大津(唐崎)には途方もない大きな松があるんや・・」ときっと自慢していたのでしょうから・・・。

 

 

 

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ウォーキングの「やってはいけない」

2018年05月27日 | 独り言

昨日も今日も暑いです・・・。夏です。先日までは、散歩をしていて気持ち良かったのですが、今は汗ばむので、夕方の涼しい時間に散歩に出掛けなくてはいけなくなりました。それで、今月はまだ記事を書いていなかったので、そろそろ月1ブログ(月2ブログを目指しているんですけどね)を書かないといけないなぁ・・と思いつつ、パッと思いつく記事がなかったので、今回は、ウォーキングのお話にします。

「老化は足から」といわれるように、足の筋力は、20代をピークに、40代でピーク時の70%、60代で約50%と、上半身の3倍のペースで衰えるといわれています。①1日中、デスクで仕事をしている。②歩くのは通勤の時だけ。③移動はもっぱら車。④休日は家でゴロゴロしている・・などの「歩かない生活」を続けていると、さらなる筋力の低下を招き、将来の健康リスク(転倒、骨折、寝たきり、心臓疾患、血行不良などなど)を高めることになるそうです。ちなみに、私も①③は当てはまりますからね。④については、「休日も仕事をしている」ですけどね・・。

足の衰えの予防のために、手軽に始められるのがウォーキングですが、ウォーキングの「やり過ぎ」は、かえって健康に良くない場合もあるそうです。東京都健康長寿医療センター研究所の青柳幸利所長は、5000人を対象とした15年以上の調査結果をもとに、ウォーキングの「やってはいけない」注意点について、警鐘を鳴らしていますので紹介します。

1つ目は、「1日1万歩以上にこだわらない」・・8000歩を超えると、効果に大差がなくなり、何が何でも1日1万歩となると、かえって疲労が溜まってしまう恐れがあると共に、過度になると免疫力が低下する。

2つ目は、「運動時の消費カロリーを気にし過ぎない」・・カロリーは個体差を無視した数値であるため、同じ消費カロリーでも体重差によって異なるのであまり意味がない。

3つ目は、「汗ばむ程度は目安にならない」・・発汗は、体質に左右され、同じ気温でも季節によって異なる。

4つ目は、「朝歩くことにこだわり過ぎない」・・体温の低い寝起きよりも、体温の高い夕方がベストで、上記3つ目と共に平均体温を上げることで免疫力がアップする。

5つ目は、「無理をしてはいけない」・・疲れているとき、天気の悪い日、暑さ・寒さが厳しいときは無理をして歩かない。1週間、1か月間、1年間のトータルで考えることで、負担が少なく長く続けられる。

という事のようです。私もよく仕事の合い間に、気分転換を兼ねて散歩をしていますが、 足の衰えの予防になっているのかな・・?、先日、散歩するときに、親父の万歩計を借りて計ってみたところ、2000歩程度しか歩いていなかったので、おそらく何の予防にもなっていないのでしょうね・・・。

 

 

 

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世界から注目されている緑茶

2018年04月15日 | 独り言

もうすっかり春になって、桜の花も散ってしまいましたが、我が家のサクラソウは、まだまだ頑張って咲いています・・・。画像は先日撮影した我が家のサクラソウです。先月の下旬から咲き出して、雨が降ると雨水の重みで倒れてしまうので、もうこれで終わりかな・・と思うのですが、陽が差すとまたムクムクと起き上がってきて咲いています。今日も昨日の夜からの雨で倒れていますが、天気か良くなってきたので、いつものようにムクムクと起き上がってくれるのでしょうね・・。

 

という事で、今日は緑茶のお話です。近年、和食がユネスコの文化遺産に登録されたことや健康志向の高まりもあって、世界中から緑茶が注目されています・・。緑茶は健康にいいことで知られていますが、近年では海外の大学などでも研究が進められていて、イギリスのアングリアラスキン大学の研究では、ECGCという緑茶だけに含まれる成分が、健康な細胞を保護しながらガン細胞を死滅させるサイクルを引き起こすことが分かっています。

ところで、海外ではどんなお茶にも砂糖を入れて飲むそうですが、緑茶も例外ではないようです。特にイスラム教の国々では緑茶の人気が急上昇していて、ラマダン(イスラム教徒が1か月間、日の出から日没まで断食を行う)の期間中、夕刻になって飲食が許されると、砂糖を入れた甘味たっぷりの緑茶が身体を癒してくれるということで、ファンを増やしているんだそうです。また、シリコンバレーでは健康志向の高まりから、砂糖不使用でカフェインが含まれている緑茶が、IT系企業のエンジニアが常飲していたエナジードリンクの代替品として数年前から流行しているそうです。たとえば、グーグル社では、1か月にコーヒー4000杯に対して、緑茶はペットボトル6万本が消費されているそうです・・。

私たち日本人が普段飲んでいる緑茶は、世界中から注目されているということですね・・。私は、コーヒーが飲めないので緑茶は結構飲んでいるほうだと思います・・でもコーヒーが飲めない代わりにミルクティーやココアも結構飲んでいるかなぁ・・。ちなみに、金沢大学の60歳以上の男女を対象にした調査では、緑茶を全く飲まない人に比べて、緑茶を毎日飲む習慣のある人は、認知症または軽度の認知障害の発症率が約1/3という結果が出ているそうですよ・・・。

 

 

 

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