温泉放浪記

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中華そば 冨士屋と奉還町商店街

2017年11月25日 12時33分29秒 | ラーメン
岡山市奉還町商店街近くにある、冨士屋です。
昔からやっている老舗です。
お客さんが、ひっきりなしに来ています。



あっさりとした味で、飲んだ後によるのにはいい感じかもしれませんが、最近のこってりした味に慣れていると、あっさりしすぎていてもの足りないです。ただ、スープの量と、麺の量は多目で大盛りを注文していたため、食べるのがきつかったです。

商店街を歩いてみました。岡山駅の西口から、西に10分位歩いたところです。
昭和の雰囲気というか、タイムスリップしてしまった様な錯覚さえ感じます。
歩行者の安全の為、自転車乗り入れ禁止の看板がありますが、歩行者自体があまりいなく、ますます人が来るのを遠ざけてしまっているような規制です。
そういえば、来る時に、公営の有料駐輪場が何箇所がありました。


閑散として、商売をするには末期的な状況を呈しています。

イベントとして、商店街の店主が小説の朗読をする張り紙があり、井伏鱒二の山椒魚をするそうです。
確か、山椒魚が小川の岩穴の中にずっといる間に、体が大きくなって、出るに出れなくなった話しだったと思いますが、商店街の現在の窮状を露呈しているようです。
蒸したいもを、皿に無造作に盛って、売っていました。終戦直後の物資が乏しかった時代を思い起こしました。

時計店がありましたが、ショーケースは物置と化していて、電池交換やベルト交換はまだやっているようです。
店名の通り、元時計店の状況です。
自転車乗り入れが禁止ですが、なんと自転車屋が営業していました。自転車を押して来るしかないため、客は全くいません。

レコードが懐かしいですね。松田聖子のアルバムが500円と格安ですが、レコードプレーヤーは、ずっと前に廃品回収業者に引き取ってもらっていて、聴くことができないので買えません。
昔は、音楽を聴く際には、レコード面にスプレーしてから、専用のパッドで拭き取りして、プレーヤーに乗せてたりして、大切に扱っていたのを思い出しました。

当時はスピーカーや、アンプも大きく、今よりもいい音だったような気がします。


商店街の一角では、近くの男子高校生が学校行事の一環らしく学ランで、フランクフルトやぜんざいを売りながら数十人たむろしていて、不穏な雰囲気を醸し出しています。
また、ラジオの公開録画をしていたりもしていましたが、観ている人が全くいません。
色々と批判的な事を書いてしまいましたが、レトロな商店や変わったものを売っていて、自分の好みに合ったなかなか面白い通りです。

すごいガチャガチャがありました。本物の古銭が入っています。
後で調べたら、ヤフオクにも大量に出品されていて、1枚あたり10円位でほとんど価値の無いものでした。


空き家が多く、猫もあちこちに潜んでいます。


駐車場に戻って、駐車料金を支払って帰りました。

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