温泉放浪記

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ウクライナ紛争について

2022年05月12日 09時36分00秒 | 歴史
当初、短期間で終了すると思われていたウクライナへのロシア侵攻は、ウクライナ側の徹底抗戦もあり、激しい戦闘が続いています。

そもそも何故こんな事になってしまったのか、経緯を取りまとめてみました。

ロシアと対決するために結成された、世界最大の軍事同盟NATO(北大西洋条約機構)

総軍事費は、全世界の軍隊の軍事費の70%にも及びます。

加盟国は、年を追う毎に増加し、完全にロシアを圧倒する状況になっています。

ヨーロッパ最貧国の一つであるウクライナでは、経済的な援助が見込まれるNATO側への加盟を希望するウクライナ政府軍側と、親ロシア派のウクライナ武装勢力との内戦が、
2014年からずっと続いていました。

ウクライナの首都キエフとモスクワは目と鼻の先です。
ここに、ロシアと敵対するNATO軍の基地ができてしまえば、ロシアもお終いです。
実は、アメリカやイギリス、ドイツ、日本もウクライナに資金援助をしながら、ウクライナが西側陣営につくよう調略をし続けていたのです。
このままでは、ロシアも常に喉元にナイフを突きつけられた状況になり、西側諸国の資本主義国家の言いなりになる所だったのです。

そして、ついに今回、ロシア軍がウクライナのNATO加盟阻止に向けて全面侵攻を開始したのです。
10年以上前から、やるやると言い続けていたプーチンがとうとうブチ切れてしまったのです。

しかし、いくらウクライナがロシア発祥の地であるといっても、ソ連崩壊後、既に独立国となっているウクライナに対し、国連の常任理事国でもあるロシアが、軍事攻撃を仕掛けるのは、常軌を逸した行動としか思えません。



NATO加盟国であるアメリカやドイツなどが、ウクライナ政府軍側に武器供与を本格化した事から、ウクライナ紛争は先が見通せない状況です。
歩兵が担いで携行する、対戦車ミサイル、ジャベリンの価格は一発当たり2,000万円もするのです。 これを大量にウクライナに与えるとは、アメリカのバイデン大統領も正気の沙汰とは思えません。
経済制裁→禁輸措置→武器のレンドリース→石油のある内に真珠湾攻撃→第二次世界大戦へと追い詰められた、過去の日本と同じ流れです。

結局、暴力でしか物事を解決できない。
ある意味、プーチン大統領やバイデン大統領の方が、有史以降の人間の本質を見抜いているのでしょう。
日本でも、岸田総理が、憲法を改正して、自衛隊を国防軍にし、海外出兵を可能なように
取り進め中なのです。

しかし、アメリカやNATOは、20年にも及んだアフガニスタン紛争で、昨年タリバンに敗北し、飛行機から落っこちながら撤退するという醜態を晒したばかりです。
軍事力ではタリバンを圧倒していたアメリカとNATO軍ですが、100年でも200年でも戦い続けるというタリバンの執念に、付き合いきれなくなってしまったのです。

このような事があったばかりなので、ウクライナ紛争に軍隊は出したく無いというのが本音なのです。

先日、ロシアで、第二次世界大戦時の独ソ戦勝利を祝った、戦勝記念日のパレードが行われましたが、ナチスドイツとの戦いは双方合わせて、3000万人以上の死者が出るという、人類史上最悪の戦いでした。
アフガニスタン紛争 (2001年-2021年) - Wikipedia

アフガニスタン紛争 (2001年-2021年) - Wikipedia

 

独ソ戦 - Wikipedia

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