村の笛吹きの、日々のこと。

茨城県東海村のこうやフルート教室の講師、市村明日美の、ちょっと思ったことなどを、ひそかに書いています♪

ぬるぬるぱそこん

2021年03月28日 | 日々のこと

 若い子のお話を聞いてると、分からない言葉が多いなあ。と、思います。

 新しいパソコンを買ってもらったいとこ。どう?使いやすい?と聞いたら、

 「めっちゃぬるぬるして使いやすい!!」

 と。

 …は???ぬるぬる、って、何?と聞いたら、

 「かくかくしてないってこと!」

 と。

 …?????

 若い子の間では、パソコンなどが調子よく動くことを、ぬるぬる、と言うらしい…。調子が悪いとかくかく、と言うらしい。うーーーーん…そうかあ。大正生まれの私には、分からない表現だあ。

 今日のレッスンでも、その話になり、高校生になる生徒さんは、パソコンぬるぬる、というのは、常識的に知っていました。ママの方は、

 え?!何それ?!とびっくりしていましたが、娘さん、ママに、

 「かくかくしてないってこと!」

 と、いとこと同じ説明をしていました。

 よくわからん(笑)カザフスタンの首都か!って感じですが…

 カザフスタンの首都は、ヌルスルタン。

 ヌルっとして、スルっとして、タンタン進めば、何か良いじゃないですか!

 ヌルスルタンとしたパソコン、流行らせよう。

 

 そして、また、びっくりしたことが。

 レッスン中に、次の曲は何にしましょうか、と、有名な、「青春の輝き」の楽譜を見ていたら、邦題は青春の輝き、なのに、原題が、「I Need to Be in Love 」と、書かれていました。えええ!そうなるんだ?!かなりすごい訳なんですねえ。私だったら、「私は愛をする必要がある」とか訳しそうです、という話に。そこはまた若い生徒さんはすぐにスマホでグーグル翻訳です。

I Need to Be in Love 」を、日本語に訳すと、

「青春の輝き」

と表示される!!

 逆に、青春の輝き、を英訳すると、「I Need to Be in Love 」になると。

…すごいなグーグル翻訳。

 

私が夜パソコンでやってみても同じように表示されました。

 ちなみに、何でも訳せるのかと、

「閑さや 岩にしみいる 蝉の声」

 を、日本語訳してみたら、

「しみいるしみいる蝉の声」

 と、表示されました。…応援か??相槌か???

 そこのけそこのけお馬が通る、みたいになっている。

「今は昔 竹取の翁といふありけり」

 を日本語訳してみたら、

竹取物語翁竹取物語

 と、なりました。

 うーーーん、謎です。

 

 そういえば、先日子供向けの図鑑を見ていたら、こんなふりがながありました。

 

 これは…いいのか????

 中学生の時に、理科のテストで、ベネジクト液の反応の問題で、赤褐色、が答えになるものがありました。

 平仮名はOKでしたが、「せきかっしょく」と書いた人は×で、「せっかっしょく」と書いた人は〇でした。

 先生は、採点に当たって、手当たり次第の辞書を調べまくり、せきかっしょくが×であることを確認して、×にしたそうです。それがとても印象的だったので、とても違和感が。

 私の広辞苑にも、

 

 せきかっしょく、の記載はありませんでした。

 しかし、このパソコンでは、せきかっしょく、では変換できますが、せっかっしょく、では変換できませんでした。

 同じ日に読んだ別の本、1975年発行の小説には、黒褐色(こっかっしょく)とふってありました。これも、こくかっしょく、じゃないんですね。

 実は、数日前まで、文章読解、を、ぶんしょうどくかい、だと思っていた私でした。

 文消毒会、と変換したパソコンに苛立っていましたが、間違えていたのは私でした。

  

 日本語は難しい。

 

 明日もぬるぬるがんばりましょう。