村の笛吹きの、日々のこと。

茨城県東海村のこうやフルート教室の講師、市村明日美の、ちょっと思ったことなどを、ひそかに書いています♪

おくとーばー

2020年10月22日 | 日々のこと

 ものすごーーーーーーく久しぶりに、結婚式のお仕事に。

 演奏の仕事は、本当に久しぶりすぎて…靴、どこだっけ?あ、ブラウスアイロンかけないと!と、準備もわたわた…会場も久しぶりすぎて、うわ、どっちの車線だっけ?!と。

 久しぶりの演奏は、やっぱりとても楽しい。

 私たちは、お客様からだいぶ離れた場所での演奏でしたので、お客様にも安心だったかなと。

 久しぶりに行った会場は、2月以来でしたが、2月はまだ、何も対策していなかったくらいの時期。まだ、マスクもせずに咳している人もいたし。

 今回は、まず、会場のドアは開け放し。スタッフも全員マスクで、マスク着用、高砂席の人数制限や、大声禁止、このカメラでも撮って下さい!っていうのはお断りします、など、いろいろな説明がされていました。

 お二人、ご両家にとって大変な時期でしたが、幸せになってほしいと思います!

 やっぱり演奏できることは、幸せなこと…。

 早く、日常が戻ってきたらいいな…。

 

 今月は、住民健診があったのだった…。

 5月にがん検診に行くはずだったのに、本当はいけないことだけど、コロナ恐怖症で行かずじまいでした。

 がんはうつらないから!でも、私がコロナになっちゃったら生徒さんが危ない!と。

 今年の住民健診は、いつもより人数を減らしての完全予約制。

 どきどきです…。

 できるだけいろんなところにさわらないようにしたいのですが、血液検査で気絶する私は、いつもベッドに寝せて頂いています。今年は何とか、普通に採血して頂きたいものです…。でも、座ってて気絶したら大迷惑だなあ…。普通に危ないしなあ…。学生の時に、採血する、と思ったら、気づいたら知らない顔がたくさんこっちを覗き込んでいて、ぱしぱしと、私の腕を叩いている人もいました。気を失う時は自分では分からないし、視界は戻って来ても意識が戻るのはそのあとで、しかも、非常にゆっくりだ、ということを知りました。見えているものが理解できない。

 で、だーんだん、ああああ、ここはびょういんで、これでこれでこうなってー、ああ、そうかー。と、思うのです。

 「大丈夫ですか?!」

 「…はい。」

 「ご自分の名前は分かりますか?!」

 「…はい。」

 「じゃあお名前言ってみて下さい!!」

 やっぱりまだ脳がちゃんと働いていない状態だと思いますが、おおお、いきなりここで自己紹介??と思ったら急におかしくなっちゃって、つい笑いだしてしまいました。先生は即座に、

 「車椅子っ!!!」

 と、叫び、大至急運ばれてきた車椅子に乗せられて運ばれる私。

 え?いや、大丈夫、なんだけどなあ…。

 奥の個室に運ばれ、ベットに寝かせられ、しばらく寝ているように指示されました。

 そのころ脳もちゃんと動き出した私。

 寝ている、とは?どの状態かな?横になっていたらいいの?睡眠ってこと?私は今何を求められているんだろう?うーん、と、悩んでいる間に時間が流れ、先生が血圧を測りに来て下さり、危ないから今後は最初から寝せてもらってね、と、言って下さり、それ以降、先生の教えを守っております。

 でも、いつも寝せて頂くのもスタッフさんに申し訳ないし、がんばるか!と、思ったら、友達の看護師さんに、いや、気絶される方が迷惑だから!と。うーむ、確かに…。危ないですしね…

 ちゃんと、採血されても気絶しない自分、のイメトレができていれば行ける気がしますが…どうしても気絶イメージしか…

 大人は子供に、泣かないの!って言いますが、小学生の生徒さんとか、今日注射してきた!っていう子が、泣かなかったよ、って教えてくれると、本当に、すごいと思います。こんな小さいのに、と。生き物として、針を刺されるなんて、大事件ですもん。無理しないで、怖かったら泣いてもいいんだよ!と、思う。

 私は、大人だから、泣きませんよ!

 ただ静かに気絶します。