村の笛吹きの、日々のこと。

茨城県東海村のこうやフルート教室の講師、市村明日美の、ちょっと思ったことなどを、ひそかに書いています♪

人生いろいろー

2020年10月16日 | 日々のこと

 週末になるとお天気が良くない最近。

 今年は、台風の被害などが、出ないと良いなあ…

 ここ数日レッスンも多め。明日は久しぶりの、中学校レッスンも。

 教室は天井から床までの始末防止幕越しレッスンですが、学校に行く時は、尺八の譜面台と普通の譜面台を組み合わせて作った、持ち運び用透明幕を持って行きます。

 尺八用は、横が90㎝くらいに延びるので、それを高さが150㎝まで上げられるようにして、透明ビニール袋を貼ったもの。を、生徒さんとの間に置き、ついでにさかさフェイスシールドして吹いています。何も無いよりは、自分なりに、納得できるので…。 

 お子さんたちは、換気や距離に気をつけつつも、普通に部活やっているのですが…

 この先、冬になると、いろいろと、心配ですよね。

 

 今日はちょっと遠いところからの生徒さんがいらっしゃいました。北方面。

 そっちの方は、対策いかがですか?なんてお話も。

 見えないものだし、地域差、感じ方の個人差、あるので、一概には言えないけれど…

 なので、このあたりではこうなので、っていうのを、他の地域の方に理解してもらうのは、難しいよね、という話になりました。

 私は、茨城のこの地域で生きていて、もう、今年は、全然遠いところに行っていません…なんと、今年は、新年だけは県南の、夫の実家に行きましたが、あと、行った土地は、東海の他は、水戸、ひたちなか、大洗、那珂、日立、常陸太田、常陸大宮、のみ…。仕事か、図書館か、くらいのものです…それでも、半径30キロだか40キロから出ていなーい。

 その地域その地域で生活していくしかないので、それぞれの土地で、その状況に適応して生きていくしかないのですが…

 感染が広がっている都市部も、さほど広がっていない地方も、みんな、その中で、いろいろあるのです。

 都市部の方がピリピリしているのは当然でも、そうでもない地域の方の方が違う意味でピリピリしている部分もあると思います。

 茨城から見ても、感染者もずっと少なくて安心、に見える地域でも、逆にものすごく制約が厳しい地域もあり。

 「管楽器の演奏、っていうと、もうどこの施設も借りられないんだよ」

 という友達も。

 そういう温度差って、なかなか難しい問題です。

 

 今東京に行けないんです、っていうのは、多分、この状況に置かれないと、分からない。東京の方には分からない。逆に、私たちは、東京の方々の状況も、本当には分かっていないのだと思います。また、茨城よりももっと感染者が出ていない地域の方の気持ちも。

 だから、軽はずみなことは言えないですね。そして、他地域の方の気持ちも分かるように、ちゃんとは分からなくても、それぞれ事情があって、それぞれ考えがあることを、理解したい。

 私も、どこまで仕事に行っていいのか…どこまでの人と会って良いのか…とか…。

 本当は、何も考えないで、依頼されたお仕事は、喜んで全部お引き受けしたい。でも、今年は仕事をする上でも、いろいろな制約や、条件がつくことも多く。

 でも、それが無くても、教室に、安心して来ていただくために、そして、私が安心して自分の体調を疑わずに元気にレッスンできるように、今年は、内容や、場所によって、断ってしまっている仕事もあります。受けたところできっと何事も起こらないのでしょうが…もう、精神的な問題も、ですね。

 前向きに、強い気持ちで!と、思っても、感染症なので、軽はずみなことをして周りの方を危険に晒すわけには…。

 と、思いつつ、残念だし悔しいし申し訳ないし…。

 でも、今のこの状況、それぞれの人が、いろいろ考えながらいろんな選択をしているので、その人の置かれた環境や立場、など、いろいろあるので、何が正解、っていうのは、言えないと思います。

 難しいですね。

 早く、いろんなことに安心したいですね。

 

 他の生徒さんは、でも、こんな状況でも、みんないろいろ工夫してがんばってるのって、それはそれでおもしろいよね。

 と、言っていました。

 生徒さんたちも、いろいろ気を付けて、過ごしていらっしゃいます。

 

 私としては、このような状況のもと、レッスンに来て下さる生徒さんがたくさんいらっしゃり、とっても嬉しいし、感謝です!!

 私も、しっかりして、がんばらねば!!と思うのでした。

 

 

 しっかり生きて、威厳のある先生になろう。

 と、心理学系の本など読んでみる。

 威厳を感じさせる行動…

 ちょこまかすると相手に安心感を与えないので、

 ・ゆっくり動く。

 高い声だと安心感を与えないので、

 ・低い声でしゃべる。

 海外のセレブはわざわざ声のトーンを下げる訓練をするのだそうです。

 頭が小さいと堂々と見えないので、

 ・後頭部を盛り上げたヘアスタイルにする。

 海外のセレブはみんなやっているらしい。

 

 というわけで、私は、

 頭を盛り上げて、ゆーっくり動いて、そして、低い声でしゃべるー。

 と、実演したら、中学生の生徒さんが笑い転げて苦しがっていました。

 

 威厳、遠い道のりです。