老メカのお仕事、、、つづきです。。。
冷却水のタンクの水が無くなっちゃうんです。。。
数十キロとか走ると補充して、、、でもまた無くなるんです。。。
というバイクの点検をしました。。。
ラジエターやホース、ウォーターポンプなどからの水漏れの痕跡は皆無。。。
だけど水が無くなるって事は、、、
エンジンオイルを抜いてみます。。。
色は通常のオイルの汚れ方では無くて、、、
カフェオレ~。。。
一番エンジンの下にあるストレーナーを外すと、、、
いました!
いるって言うのもへんな表現ですが、、、水が、、、
オイルに水が混入って事は、、、推測ではヘッドガスケット吹き抜け???またはウォーターポンプシール不良??? が考えられます。。。
たぶんウォーターポンプ不良が当たりの様な気がします。。。
この機種のこのウォーターポンプって、、、ウォーターポンプシール不良で水漏れが発生した場合、、、その漏れた水がエンジン内に入ってしまう構造になっています。。。(外部に放出するドレンホールがあればエンジン内を守れるんですけどね。。。)
エンジン内に水、、、考えたくないですね。。。
ここまで調べたところで、、、オーナー様からストップがかけられました。。。
このバイクは作業終了です。。。
先日のシートレールクラック事件のバイクも、、、
ここからが本来の故障の診断の始まりなんです。。。
キックが軽くって、、、エンジンの始動が出来ない、、、という症状で、、、レッカーで入庫しました。。。
ハンドデコンプがあるバイクなので、、、デコンプが効きっ放し???とか、、、バルブクリアランス不良???とか、、、あれこれ考えながら始めたら、、、あらあら、、、シートレールのクラックが見つかりました。。。
で、、、エンジンの方ですが、、、キックを実際に踏み込むと、、、軽ーいです。。。
空回りしちゃっています。。。
ハンドデコンプには故障は見当たらなくって、、、
バルブクリアランスも、、、通常よりちょっと大きめでしたけど、、、クリアランスはあります。。。
クリアランスが全くないと圧縮が漏れちゃいますが、、、あるので一応OKかな。。。
で、オートデコンプも組み込まれているバイクなので、、、そっちが壊れているのかなあ???などなど、、、考えながら、、、
圧縮圧力計を付けて計ってみるけど、、、
やっぱり、、、無い。。。
えーーーー、もう、、、考えが尽きちゃいましたので、、、
分解を始めます。。。
キャブを外すと、、、キャブレターのボア内には、、、
パラパラとした粉を発見、、、なんでしょうかね???
INのポート内にも粉がありました。。。
プラグホールからエアーガンで空気を入れてやると、、、
INのポートから空気が漏れてきます。。。
同じくエキパイ出口からもエアーの漏れを確認。。。
エアーガン、、、先端にゴムが付いていますので、、、押し付ければ密閉状態にでき、、、燃焼室の内圧を高められます。。。
圧縮上死点でプラグホールからエアーを入れていますので、、、どこからも漏れてはいけないのですが、、、、漏れちゃっていました。。。
この検査でバルブ廻りのトラブルが確定してしまいました。。。残念ですけど。。。
あーあ、、、ヘッドを外しちゃいました。。。
他にも、、、
長期の放置のバイクの復活を頼まれたのですが、、、
軽ーい気持ちで、、、キャブを、、、
って、、、作業をし始めましたが、、、
こちらのバイクのキックを、、、踏み込もうとしたんですが、、、
キックが降りませんでした。。。
で、、、いろいろ点検したところ、、、
クランク室内に、、、水&サビ を発見。。。
こちらもここまでの検査で、、、オーナーストップがかかり、、、
作業終了になってしまいました。。。
原因???なんでしょうかね???
保管状況???なのかもしれませんね。。。残念ですが。。。
老メカの最近のお仕事、、、
まだ完結していませんので、、、まだつづきそうですね。。。