2月8日
YZF-R15、フロントフォーク分解
マシンはエンジンレスの状態で、、、天井より吊り下げられて、、、フロントフォークを外してあります。
今日はそのフロントフォークを分解いたしました。
そして、、、インナーチューブをダイヤルゲージで計測を。
この左インナーチューブが転倒により曲がり、、、そしてマシンオーナー自らプレスで修正したインナーチューブです。
まずは一番曲がっている部分でゲージを0に合わせて、、、
インナーチューブを回転して計測します。
針の値は 0.35mm。
0.35mmは振れになりますので、この1/2が曲がりです。
なので、、、0.175mm の曲がりになります。
YZF-R15のサービスマニュアルは入手していませんので、インナーチューブの曲がり限度の値が解りませんが、、、
YZF-R25のマニュアルでは、、、0.2mm となっています。
他のメーカーマニュアルでも0.2mmになっていますので、YZF-R15も同じだと思います。
0.175mm、、、よく直した値ではありますが、、、
YZF-R25のサービスマニュアルにはこのような 警告文が書いてあります。
警告
衝突、転倒などで一度曲ったインナーチューブは非常に弱く危険であるため、修正しないで新品と交換すること。
ですので、このインナーチューブはNGということで、、、交換になります。
プレスで押した部分は潰れて真円になっていないし。。。次の転倒では折れたりする事も考えられるしね。
次は右を、、、
0にセットして、回転すると、、、
0.10mmの振れが、、、
まあ、、、限度内ですね。
このインナーチューブ、TL1000Rのものですが、、、ついでに計ってみます。
0にセットです。
そして、、、
ゲージが光って見にくいですが、0.04mmの振れです。
曲がりが0.02mm、、、ぶつかったりしていないインナーチューブはこのぐらいの値になるのかな???
インナーチューブは1本注文しましたので、ド新品のチューブを計測してみますね。次回は。。
最近のインナーチューブは肉が薄いので直すと潰れてしまいますね。。。