新興国投信、広がる投資先・販売競争は過熱 2007年4月22日 日経
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20070422AT2C2002K21042007.html
アジアの新興国などで運用する投資信託の設定が相次いでいる。インドや中国に続き、ベトナムやフィリピンの株式に投資する商品も次々と登場してきた。証券会社などは個人投資家の中には相場変動リスクが大きくなっても、高い運用成績を求める人もいるとみているが、販売競争は過熱気味との指摘も出ている。専門家は「余裕資金の範囲内での投資」に徹するよう助言している。
調査会社QUICK・QBRによると、新興国投信の純資産残高は3月末時点で、4兆7000億円と、前年同期に比べて49%増加した。
新興国の相場は株式であれ債券であれ、高いリターンが期待できる分、有事があるときの相場の動きも大きいですし、最近はベトナムなど、お世辞にも経済規模が大きくない国に投資するファンドが増えているのですが、予定以上に資金が集まれば、そのファンドとしても安全性の高い先進国の債券やキャッシュの比率を高める(いくら新興国のファンドといっても、投資環境次第ではその国の株式や債券だけに100%近い資金を投入するのは現実的ではありません)か、投資する企業の選別のレベルを落とすしかないわけで…。
日本の場合は、特定の業種に特化したファンド以外は基本的には数千社の中から数十社程度の投資対象を選択するので、かなりリスク分散ができますが、新興国の投資ファンドについてはこの原則が成立ちません。
私たちは投資信託というだけでリスク分散が充分にできていると捉えがちですが、新興国ファンドに投資する場合は、こういったカントリーリスクを決して軽視してはならないと思いますし、そのことをよく理解した上で あくまでも余裕資産の範囲内で投資を行って欲しいと思います。
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20070422AT2C2002K21042007.html
アジアの新興国などで運用する投資信託の設定が相次いでいる。インドや中国に続き、ベトナムやフィリピンの株式に投資する商品も次々と登場してきた。証券会社などは個人投資家の中には相場変動リスクが大きくなっても、高い運用成績を求める人もいるとみているが、販売競争は過熱気味との指摘も出ている。専門家は「余裕資金の範囲内での投資」に徹するよう助言している。
調査会社QUICK・QBRによると、新興国投信の純資産残高は3月末時点で、4兆7000億円と、前年同期に比べて49%増加した。
新興国の相場は株式であれ債券であれ、高いリターンが期待できる分、有事があるときの相場の動きも大きいですし、最近はベトナムなど、お世辞にも経済規模が大きくない国に投資するファンドが増えているのですが、予定以上に資金が集まれば、そのファンドとしても安全性の高い先進国の債券やキャッシュの比率を高める(いくら新興国のファンドといっても、投資環境次第ではその国の株式や債券だけに100%近い資金を投入するのは現実的ではありません)か、投資する企業の選別のレベルを落とすしかないわけで…。
日本の場合は、特定の業種に特化したファンド以外は基本的には数千社の中から数十社程度の投資対象を選択するので、かなりリスク分散ができますが、新興国の投資ファンドについてはこの原則が成立ちません。
私たちは投資信託というだけでリスク分散が充分にできていると捉えがちですが、新興国ファンドに投資する場合は、こういったカントリーリスクを決して軽視してはならないと思いますし、そのことをよく理解した上で あくまでも余裕資産の範囲内で投資を行って欲しいと思います。
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