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5日の日経平均は95円安の8679円で安値引け

2012-09-05 21:04:13 | Weblog
東証大引け、5日続落し8700円割れ 景気懸念で幅広い銘柄に売り 2012年9月5日 日経夕刊
 5日の東京株式市場で日経平均株価は5日続落した。終値は95円69銭(1.09%)安の8679円82銭ときょうの安値で引けた。終値は8月3日以来、約1カ月ぶりの安値水準となった。5日続落するのは7月5~12日の6日続落以来、約2カ月ぶり。中国や米国の景気懸念が強まり、輸出関連株や資源株など幅広い銘柄に売りが出た。
 前日に米サプライマネジメント協会(ISM)が発表した8月の米製造業景況感指数は市場予想に反して悪化。3年1カ月ぶりの低水準となり、米景気懸念から米株が下落した流れを引き継いだ。世界の景況感が悪化し主力株が売られるなかで「9月末の決算を控えて持ち株の評価損を補うためのヘッジ売りが先物に出やすい」(国内証券の情報担当者)ほか、日本航空(JAL)の再上場前に換金需要からの株式売りが出るなど、需給面での悪化懸念が買い方の見切り売りを呼ぶ展開だったという。景気懸念から円が対ユーロ、対豪ドルなどで買われたことも輸出関連株の先行き懸念を強めた。
 日経平均はチャート上、5日連続で終値が始値を下回る「陰線」を形成した。「緩和期待が残るなかでの続落で地合いはかなり悪いと言わざるを得ず、当面は売り圧力が続きそうだ」(松井証券の窪田朋一郎シニアマーケットアナリスト)との声も聞かれた。新安値銘柄数は179と、7月25日(288)以来の多さだった。
 東証株価指数(TOPIX)も続落しきょうの安値で引けた。業種別TOPIXは全33業種のうち「海運業」「石油石炭製品」など31業種が下落した。「医薬品」は上昇した。
 東証1部の売買代金は概算で8551億円と、16営業日連続で1兆円を下回った。16営業日連続となるのは11年12月12日~12年1月12日の20営業日連続以来、8カ月ぶり。売買高は同14億6233万株だった。東証1部の下落銘柄数は全体の74%に当たる1246、上昇銘柄数は331、横ばいは99だった。
 TDK、京セラなどハイテク株のほか、キヤノン、ニコンも売られた。12年8月期の国内既存店売上高が2期連続で減収となったファストリも下落。北米での8月新車販売が堅調だったトヨタとホンダも売られた。半面、今期50円の配当を実施すると発表した中部電のほか、アステラス、武田、エーザイなど薬品株が買われた。
 東証2部は5日続落。イー・ギャラ、マーベラス、ソディックが売られ、キャリアデザ、山洋電、電算システムが買われた。

新興株5日、ジャスダックは続落 楽天など売られる公開日時 2012年9月5日 日経夕刊
 5日の新興企業向け株式市場で、日経ジャスダック平均株価は続落した。大引けは前日比4円12銭(0.32%)安の1296円99銭だった。午後に入り日経平均株価が8700円を割り込むなど軟調に推移したことで、投資家心理が悪化した。主力株のほか、値動きの軽さが注目を集めていた株にも売りが出やすく、後場一段安となる銘柄も多かった。
市場では「個人投資家は値持ちの良かった銘柄に利益確定売りを出した」(大手ネット証券の株式情報担当者)との声があった。株価が100円前後の低位株に短期資金が向かう動きも目立った。
 ジャスダック市場の売買代金は概算で132億円、売買高は4942万株だった。主力銘柄で構成するJASDAQ-TOP20は続落した。楽天、ニューフレア、3DMが下げた。ピーエスシー、TYO、Dガレージが上げた。
 東証マザーズ指数は続落し、大引けは前日比0.38ポイント(0.11%)安の332.80だった。サイバー、ワイヤレスG、スカイマークが下落。ACCESS、そーせい、イーブックは上昇した。

シャープの短期格付けをPrime-3からNot-Primeに引き下げ 2012年09月5日 ロイター
 ムーディーズ・ジャパンは5日、シャープの短期格付けをPrime─3からNot─Primeに引き下げたと発表した。
 ムーディーズによると、格下げは8月3日開始した格下げ方向での見直しの結論で、短期債務の上昇と業績の低迷によって、シャープの流動性への圧力が続くとの見方を反映した。Not─Primeの短期格付けには、液晶テレビや大型液晶パネルといった同社の主力製品市場において市況低迷、厳しい競争が続くとの見通しも織り込まれている。
 Not─Primeは、どの「プライム」の格付け範ちゅうにも属さない発行体(または信用補完提供者)に対する格付けで、投機的等級を示す



 5日の東京市場ですが、8月の米製造業景況感指数が市場予想に反して悪化したこと。欧州債務危機対策への取組に不透明感が強まったことなどが嫌気されて4日の欧州株式市場が軒並み下落(英1.50%安、独1.17%安、仏1.58%安)となり米国株式市場もナスダックこそアップル株の続伸に下支えされ0.26%高と続伸したもののダウとS&P500種が反落(ダウは54ドル安の13035ドルで0.42%安)となったこともあり、前日終値(8775円51銭)よりも20円弱安い8756円59銭でスタート。序盤に8720円割れした後、10時過ぎに一旦始値近くまで戻すもその後はじりじりと下落を続けて10時50分頃に8701円57銭まで下落してからは8720円弱まで再び戻すも、午前終了にかけて軟調に推移して午前は前日比73円17銭安い8702円34銭と午前安値にほど近い水準まで下げて終了。
 午後も開始間もなく8720円近辺まで小反発してから13時20分頃までは同水準で膠着状態だったものの、その後は再びじりじりと値を下げ、結局終値ベースでは前日比95円69銭安い8679円82銭の安値引けで終了しました。

 東証1部の74%半弱に相当する1246銘柄で下落となり、上昇は同20%弱の331銘柄、変わらずが99銘柄で、同1部の売買代金は8551億円で、これで16営業日連続の1兆円割れ。
 高岳製作所が6.92%高、東光電気が6.72%高、ナイガイが6.52%高。
 一方、ジンズメイトが51円安の391円で11.54%安、不動産のランドが1円安の9円で10%安。
 電力セクターは11銘柄中8銘柄で下落して、北海道電が35円安の526円で6.24%安、九州電が21円安の534円で3.78%安、関西電が15円安の531円で2.75%安、沖縄電が55円安の2400円で2.24%安、東電が2円安の123円で1.60%安、四国電が11円安の841円で1.29%安、Jパワーが22円安の1774円で1.22%安、中国電が7円安の919円で0.76%安。東北電は変わらず、中部電は2.36%高、北陸電は2.33%高でした。
 日経朝刊で九州電力については中間配当見送りへ…と出ていたことから配当動向未定の銘柄を中心に振り回される形になったでしょうか…。

 シャープは前日終値(209円)よりも4円安い205円でスタート。9時04分に202円をつけるなど朝方こそマイナス圏で推移したものの、9時半頃に215円乗せしてからは10時39分につけた220円までのレンジを高値安定で推移して午前は前日比4円高の214円で終了。午後は一転上げ幅を縮小して終値ベースでは前日比変わらずの209円で終了しています。


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