米国株、ダウ反落54ドル安 ISM指数悪化で ナスダック続伸 2012年9月5日 日経
3連休明け4日の米株式市場でダウ工業株30種平均は反落し、8月31日に比べ54ドル90セント(0.4%)安の1万3035ドル94セントで終えた。米製造業の景況感を示す指標の悪化を受け、米景気の先行き懸念が広がった。収益が景気の影響を受けやすい素材株や機械株を中心に売られた。
6日の欧州中央銀行(ECB)理事会や7日発表の8月米雇用統計を見極めたいとして市場には様子見姿勢も強かった。
米サプライマネジメント協会(ISM)が発表した8月の製造業景況感指数が市場予想に反して悪化し、2009年7月以来3年1カ月ぶりの低水準となった。7月の米建設支出も予想に反して悪化した。これらの発表を手掛かりにダウ平均は一時110ドルあまり下げた。
JPモルガン・チェースがまとめた8月の世界の製造業購買担当者景気指数(PMI)も3年2カ月ぶりの水準に落ち込むなど、米国だけでなく世界の景気減速も重荷となった。
一方、ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は続伸し、前週末比8.10ポイント(0.3%)高の3075.06で終えた。12日に新製品発表会を開くと伝わったアップルがスマートフォン(多機能携帯電話)「iPhone(アイフォーン)」の新型機を発表するとの思惑から上昇。指数を押し上げた。
業種別S&P500種株価指数は全10業種のうち「素材」「資本財・サービス」など5種が下落。一方、「電気通信サービス」「生活必需品」などが上昇した。ニューヨーク証券取引所(NYSE)の売買高は約6億4000万株(速報値)、ナスダック市場は約14億7000万株(同)だった。
世界のPMI悪化を嫌気し建設機械の米キャタピラーの下落率がダウ平均構成銘柄で最大となった。缶スープのキャンベル・スープは小幅安。5~7月期決算は増益となり買われる場面もあったが、過去1年(52週)の高値を更新した後は利益確定目的の売りに押された。
交流サイト(SNS)最大手のフェイスブックは上場来安値を連日で更新。主幹事証券のモルガン・スタンレーとJPモルガン証券が株価見通しを相次いで引き下げた。8月の新車販売台数が市場予想以上に増えたものの自動車のゼネラル・モーターズ(GM)は下落。
一方、フォード・モーターは上昇。好調な8月の新車販売好感した買いが入った。四半期決算を発表した豚肉生産会社のスミスフィールド・フーズは買われた。コスト高を抑制できるとの市場の見方に加え、自社株買いの継続を好感した買いが優勢になった。
NY原油、反落 10月物は95.30ドルで終了 米景気減速を警戒 2012年9月5日 日経
3連休明け4日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で原油先物相場は反落した。WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)で、期近の10月物は
8月31日に比べ1.17ドル安の1バレル95.30ドルで取引を終えた。米景気の先行き不透明感を背景に、売りが優勢となった。
8月の米サプライマネジメント協会(ISM)製造業景況感指数が市場予想に反して前月比で低下し、2009年7月以来の低水準となった。米景気が減速し、原油需要が減るとの見方から売られた。
米株式相場が下落したため投資家が運用リスクを取りにくくなり、価格変動の大きい原油先物を売る動きも出たという。
この日から10月物が期近となったガソリンとヒーティングオイルはともに下落した。
NY金、続伸 12月物は1696.0ドル 一時5カ月半ぶり1700ドル台 2012年9月5日 日経
3連休明け4日のニューヨーク金先物相場は続伸した。ニューヨーク商品取引所(COMEX)で取引の中心である12月物は8月31日に比べ8.4ドル高の1トロイオンス1696.0ドルで終えた。一時1701.6ドルまで上昇し、中心限月として3月13日以来、約5カ月半ぶりの高値を付けた。欧米の金融当局による追加の金融緩和観測を背景に金の買いが優勢となった。
8月の米サプライマネジメント協会(ISM)製造業景況感指数が2009年7月以来の水準に低下し、米連邦準備理事会(FRB)が景気を支えるため追加緩和に踏み切るとの見方を誘った。
ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁が3日、短中期の南欧国債を購入するのは可能との認識を示したと伝わり、ECBが6日開く理事会で南欧国債の購入を決めるとの見方が一段と強まった。欧米の金融緩和により市場にあふれた余剰資金が金市場に向かうとの観測から金が買われた。
銀とプラチナも続伸した。
8月米ISM製造業景気指数、3カ月連続で節目割り込む 失速鮮明に 2012年09月5日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPJT819178420120904
米供給管理協会(ISM)が4日発表した8月の製造業部門景気指数は49.6で、約3年ぶりの低水準だった。また景気判断の分かれ目となる50を3カ月連続で下回った。
7月の景気指数は49.8だった。8月はエコノミスト予想の50.0に届かなかった。
RBCキャピタルマーケッツの首席米国エコノミスト、トム・ポルセリ氏は「製造業部門が勢いを失っていることがより鮮明になった」と指摘。「今回軟調な指標が出たことで、7日の(8月)米雇用統計も軟調な内容なら、米連邦準備理事会(FRB)の追加策実施は堅いだろう」と見通した。
雇用指数は51.6と、7月の52.0から低下し、2009年11月以来で最悪となった。
先行きを占う新規受注指数は47.1と、2009年4月以来の低水準に落ち込んだ。7月は48.0だった。
新規輸出受注指数は47.0で、7月の46.5から改善。ただ、欧州一部地域の景気後退や、アジアの成長鈍化で米国製品への需要が縮小、引き続き50を下回った。
8月米製造業PMI改定値は51.5に下方修正、雇用は2010年12月以来の低水準 2012年09月5日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPJT819155820120904
マークイットが発表した米製造業購買担当者景気指数(PMI)改定値は51.5で、速報段階の51.9から下方修正された。ただ前月の51.4はかろうじて上回った。
50が判断の分かれ目となる。
全般的には、50を回復した2009年10月以来の低水準近辺にとどまった。
内訳では、欧州経済の不振などを背景に輸出向け新規受注が48.8とさえず、指数全体の足を引っ張った。
マークイットのエコノミスト、マーク・ウィンガム氏は、指数全体では50をわずかに上回っているにすぎないと指摘。9月分が大幅に伸びないかぎり「7─9月期の製造業のは回復が始まってから最も弱い状況に陥るだろう」と述べた。
雇用指数は52.4と前月の52.7から低下、2010年12月以来の低水準となった。
7月米建設支出、1年ぶりの大幅減 第3・四半期の景気期待に冷や水か 2012年09月5日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPJT819174820120904
米商務省が4日発表した7月の建設支出は前月比0.9%減で、1年ぶりの大幅な落ち込みとなった。民間、公共部門共に投資を減らした。今年第3・四半期の景気浮揚期待に水を差す可能性がある。
金額ベースは年率換算で8344億ドルと、4月以来の低水準だった。減少は3月以来。6月は0.4%増だった。
ロイターがまとめたエコノミスト予想は、0.4%増だった。
建設支出は全般的に減少し、特に民間部門は昨年7月以来の大きな落ち込みとなる1.2%減だった。居住支出は1.6%減った。
公共部門も0.4%減少した。連邦政府支出は1.3%減で、2カ月連続の減少となった。
州・地方政府支出は0.3%減で、3カ月連続の増加が止まった。
8月米自動車販売台数は19.9%増、07年以来の高水準 ガソリン価格上昇で小型車快調 2012年09月5日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPJT819239020120904
◎ガソリン価格上昇で小型車が快調
◎トヨタは46%増、ホンダは59.5%増、
◎GMは10%増、フォードは13%増
◎独フォルクスワーゲン(VW)は39年ぶり高水準
◎オートデータによると8月の米自動車販売は前年比19.9%増、年率換算で1452万台
米調査会社オートデータによると、主要自動車メーカーが発表した8月の米国内自動車販売台数(乗用車および小型トラック)は、前年同月比19.9%増の128万5202台となり、8月としては2007年以来の高水準となった。
季節調整済み年率換算の販売台数は1452万台となり、ロイターがまとめたアナリスト予想の1420万台を若干上回った。
トヨタの販売台数が46%増、ホンダが59.5%増となるなど、共に前年の東日本大震災の影響からの立ち直りを示し快走したほか、米3大自動車メーカーのゼネラル・モーターズ(GM)(GM.N: 株価, 企業情報, レポート)、フォード(F.N: 株価, 企業情報, レポート)、クライスラーの販売台数もアナリスト予想を上回るなど、8月は全般的に好調だった。
トゥルーカー・ドット・コムの自動車アナリスト、ジェシー・トプラク氏は「消費者が高額の買い物に躊躇しなくなったことで、販売が好調になった」と指摘。同氏はまた、米メーカー、および外国メーカーが投入した新モデルが例年になく魅力的だったことも販売増に一役買ったとの見方を示した。
GMとフォードによると、中・大型トラックを除く年初からの米自動車販売台数は年率換算で1430万台。2011年通年の1280万台をすでに超えている。
GMの販売台数は10%増の24万0520台。アナリスト予想の2─6.4%増を上回る勢いで伸びた。ガソリン価格が上昇するなか、小型車「クルーズ」などが好調。エドムンズ・ドット・コムのアナリスト、ジェシカ・カルドウェル氏は「8月にガソリン価格が上昇したことで、自動車業界全般にわたり、小型車の販売が伸びた」としている。
フォードは13%増の19万7249台。伊フィアット傘下のクライスラーは14%増の14万8472台となり、8月としては2007年以来の高水準となった。
トヨタの販売台数は18万8520台。前年8月は東日本大震災による影響で在庫不足への対応を迫られていたこともあり、前年比で大きな伸びを示した。
ホンダは13万1321台。主力車「アコード」が89%増となったことが大きく貢献した。
独フォルクスワーゲン(VW)は62.5%増の4万1011台。
1973年以来の高水準となった。「アウディ」と「ポルシェ」ブランドを含む全体の販売台数は48%増。「アウディ」は13%増の1万1527台となった。
韓国の現代自動車は供給阻害が重しとなり、6万1099台と、4%増にとどまった。
起亜自動車は21.5%増の5万0028台となり、24カ月連続で過去最高水準を更新した。エドムンズのカルドウェル氏は、起亜自動車の新規顧客の17%は、利率10%の低金利ローンを利用して購入しているため、同社はサブプライム・クレジットで消費者に訴えかけている可能性があるとしている。
3連休明け4日の米国株式市場は、ナスダックがアップル株の上昇に下支えされる形で一時マイナス圏からプラス圏に転じて続伸した半面、ダウとS&P500種は反落。
NYダウは、午前11時前に先週末終値よりも110ドル超安い12977ドル09セントまで下げ、終値ベースでも先週末比54ドル90セント安い13035ドル94セントで終了(0.42%安)。
ナスダックは、先週末比8.09ポイント高い3075.06ポイントで終了(0.26%高)。
S&P500種は、先週末比1.64ポイント安い1404.94ポイントで終了(0.12%安)しました。
米アップル株は、先週末比9ドル73セント高い674ドル97セントで終了して1.46%高。
米フェイスブック株は、一時17ドル55セントまで下落して、終値ベースでも先週末比33セント安の17ドル73セントで終了(1.82%安)しています。
NY原油は、先週末比1.17ドル安い1バレル95.30ドルで終了。
NY金は、先週末比8.4ドル高い1トロイオンス1696.0ドルで終了しています。
3連休明け4日の米株式市場でダウ工業株30種平均は反落し、8月31日に比べ54ドル90セント(0.4%)安の1万3035ドル94セントで終えた。米製造業の景況感を示す指標の悪化を受け、米景気の先行き懸念が広がった。収益が景気の影響を受けやすい素材株や機械株を中心に売られた。
6日の欧州中央銀行(ECB)理事会や7日発表の8月米雇用統計を見極めたいとして市場には様子見姿勢も強かった。
米サプライマネジメント協会(ISM)が発表した8月の製造業景況感指数が市場予想に反して悪化し、2009年7月以来3年1カ月ぶりの低水準となった。7月の米建設支出も予想に反して悪化した。これらの発表を手掛かりにダウ平均は一時110ドルあまり下げた。
JPモルガン・チェースがまとめた8月の世界の製造業購買担当者景気指数(PMI)も3年2カ月ぶりの水準に落ち込むなど、米国だけでなく世界の景気減速も重荷となった。
一方、ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は続伸し、前週末比8.10ポイント(0.3%)高の3075.06で終えた。12日に新製品発表会を開くと伝わったアップルがスマートフォン(多機能携帯電話)「iPhone(アイフォーン)」の新型機を発表するとの思惑から上昇。指数を押し上げた。
業種別S&P500種株価指数は全10業種のうち「素材」「資本財・サービス」など5種が下落。一方、「電気通信サービス」「生活必需品」などが上昇した。ニューヨーク証券取引所(NYSE)の売買高は約6億4000万株(速報値)、ナスダック市場は約14億7000万株(同)だった。
世界のPMI悪化を嫌気し建設機械の米キャタピラーの下落率がダウ平均構成銘柄で最大となった。缶スープのキャンベル・スープは小幅安。5~7月期決算は増益となり買われる場面もあったが、過去1年(52週)の高値を更新した後は利益確定目的の売りに押された。
交流サイト(SNS)最大手のフェイスブックは上場来安値を連日で更新。主幹事証券のモルガン・スタンレーとJPモルガン証券が株価見通しを相次いで引き下げた。8月の新車販売台数が市場予想以上に増えたものの自動車のゼネラル・モーターズ(GM)は下落。
一方、フォード・モーターは上昇。好調な8月の新車販売好感した買いが入った。四半期決算を発表した豚肉生産会社のスミスフィールド・フーズは買われた。コスト高を抑制できるとの市場の見方に加え、自社株買いの継続を好感した買いが優勢になった。
NY原油、反落 10月物は95.30ドルで終了 米景気減速を警戒 2012年9月5日 日経
3連休明け4日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で原油先物相場は反落した。WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)で、期近の10月物は
8月31日に比べ1.17ドル安の1バレル95.30ドルで取引を終えた。米景気の先行き不透明感を背景に、売りが優勢となった。
8月の米サプライマネジメント協会(ISM)製造業景況感指数が市場予想に反して前月比で低下し、2009年7月以来の低水準となった。米景気が減速し、原油需要が減るとの見方から売られた。
米株式相場が下落したため投資家が運用リスクを取りにくくなり、価格変動の大きい原油先物を売る動きも出たという。
この日から10月物が期近となったガソリンとヒーティングオイルはともに下落した。
NY金、続伸 12月物は1696.0ドル 一時5カ月半ぶり1700ドル台 2012年9月5日 日経
3連休明け4日のニューヨーク金先物相場は続伸した。ニューヨーク商品取引所(COMEX)で取引の中心である12月物は8月31日に比べ8.4ドル高の1トロイオンス1696.0ドルで終えた。一時1701.6ドルまで上昇し、中心限月として3月13日以来、約5カ月半ぶりの高値を付けた。欧米の金融当局による追加の金融緩和観測を背景に金の買いが優勢となった。
8月の米サプライマネジメント協会(ISM)製造業景況感指数が2009年7月以来の水準に低下し、米連邦準備理事会(FRB)が景気を支えるため追加緩和に踏み切るとの見方を誘った。
ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁が3日、短中期の南欧国債を購入するのは可能との認識を示したと伝わり、ECBが6日開く理事会で南欧国債の購入を決めるとの見方が一段と強まった。欧米の金融緩和により市場にあふれた余剰資金が金市場に向かうとの観測から金が買われた。
銀とプラチナも続伸した。
8月米ISM製造業景気指数、3カ月連続で節目割り込む 失速鮮明に 2012年09月5日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPJT819178420120904
米供給管理協会(ISM)が4日発表した8月の製造業部門景気指数は49.6で、約3年ぶりの低水準だった。また景気判断の分かれ目となる50を3カ月連続で下回った。
7月の景気指数は49.8だった。8月はエコノミスト予想の50.0に届かなかった。
RBCキャピタルマーケッツの首席米国エコノミスト、トム・ポルセリ氏は「製造業部門が勢いを失っていることがより鮮明になった」と指摘。「今回軟調な指標が出たことで、7日の(8月)米雇用統計も軟調な内容なら、米連邦準備理事会(FRB)の追加策実施は堅いだろう」と見通した。
雇用指数は51.6と、7月の52.0から低下し、2009年11月以来で最悪となった。
先行きを占う新規受注指数は47.1と、2009年4月以来の低水準に落ち込んだ。7月は48.0だった。
新規輸出受注指数は47.0で、7月の46.5から改善。ただ、欧州一部地域の景気後退や、アジアの成長鈍化で米国製品への需要が縮小、引き続き50を下回った。
8月米製造業PMI改定値は51.5に下方修正、雇用は2010年12月以来の低水準 2012年09月5日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPJT819155820120904
マークイットが発表した米製造業購買担当者景気指数(PMI)改定値は51.5で、速報段階の51.9から下方修正された。ただ前月の51.4はかろうじて上回った。
50が判断の分かれ目となる。
全般的には、50を回復した2009年10月以来の低水準近辺にとどまった。
内訳では、欧州経済の不振などを背景に輸出向け新規受注が48.8とさえず、指数全体の足を引っ張った。
マークイットのエコノミスト、マーク・ウィンガム氏は、指数全体では50をわずかに上回っているにすぎないと指摘。9月分が大幅に伸びないかぎり「7─9月期の製造業のは回復が始まってから最も弱い状況に陥るだろう」と述べた。
雇用指数は52.4と前月の52.7から低下、2010年12月以来の低水準となった。
7月米建設支出、1年ぶりの大幅減 第3・四半期の景気期待に冷や水か 2012年09月5日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPJT819174820120904
米商務省が4日発表した7月の建設支出は前月比0.9%減で、1年ぶりの大幅な落ち込みとなった。民間、公共部門共に投資を減らした。今年第3・四半期の景気浮揚期待に水を差す可能性がある。
金額ベースは年率換算で8344億ドルと、4月以来の低水準だった。減少は3月以来。6月は0.4%増だった。
ロイターがまとめたエコノミスト予想は、0.4%増だった。
建設支出は全般的に減少し、特に民間部門は昨年7月以来の大きな落ち込みとなる1.2%減だった。居住支出は1.6%減った。
公共部門も0.4%減少した。連邦政府支出は1.3%減で、2カ月連続の減少となった。
州・地方政府支出は0.3%減で、3カ月連続の増加が止まった。
8月米自動車販売台数は19.9%増、07年以来の高水準 ガソリン価格上昇で小型車快調 2012年09月5日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPJT819239020120904
◎ガソリン価格上昇で小型車が快調
◎トヨタは46%増、ホンダは59.5%増、
◎GMは10%増、フォードは13%増
◎独フォルクスワーゲン(VW)は39年ぶり高水準
◎オートデータによると8月の米自動車販売は前年比19.9%増、年率換算で1452万台
米調査会社オートデータによると、主要自動車メーカーが発表した8月の米国内自動車販売台数(乗用車および小型トラック)は、前年同月比19.9%増の128万5202台となり、8月としては2007年以来の高水準となった。
季節調整済み年率換算の販売台数は1452万台となり、ロイターがまとめたアナリスト予想の1420万台を若干上回った。
トヨタの販売台数が46%増、ホンダが59.5%増となるなど、共に前年の東日本大震災の影響からの立ち直りを示し快走したほか、米3大自動車メーカーのゼネラル・モーターズ(GM)(GM.N: 株価, 企業情報, レポート)、フォード(F.N: 株価, 企業情報, レポート)、クライスラーの販売台数もアナリスト予想を上回るなど、8月は全般的に好調だった。
トゥルーカー・ドット・コムの自動車アナリスト、ジェシー・トプラク氏は「消費者が高額の買い物に躊躇しなくなったことで、販売が好調になった」と指摘。同氏はまた、米メーカー、および外国メーカーが投入した新モデルが例年になく魅力的だったことも販売増に一役買ったとの見方を示した。
GMとフォードによると、中・大型トラックを除く年初からの米自動車販売台数は年率換算で1430万台。2011年通年の1280万台をすでに超えている。
GMの販売台数は10%増の24万0520台。アナリスト予想の2─6.4%増を上回る勢いで伸びた。ガソリン価格が上昇するなか、小型車「クルーズ」などが好調。エドムンズ・ドット・コムのアナリスト、ジェシカ・カルドウェル氏は「8月にガソリン価格が上昇したことで、自動車業界全般にわたり、小型車の販売が伸びた」としている。
フォードは13%増の19万7249台。伊フィアット傘下のクライスラーは14%増の14万8472台となり、8月としては2007年以来の高水準となった。
トヨタの販売台数は18万8520台。前年8月は東日本大震災による影響で在庫不足への対応を迫られていたこともあり、前年比で大きな伸びを示した。
ホンダは13万1321台。主力車「アコード」が89%増となったことが大きく貢献した。
独フォルクスワーゲン(VW)は62.5%増の4万1011台。
1973年以来の高水準となった。「アウディ」と「ポルシェ」ブランドを含む全体の販売台数は48%増。「アウディ」は13%増の1万1527台となった。
韓国の現代自動車は供給阻害が重しとなり、6万1099台と、4%増にとどまった。
起亜自動車は21.5%増の5万0028台となり、24カ月連続で過去最高水準を更新した。エドムンズのカルドウェル氏は、起亜自動車の新規顧客の17%は、利率10%の低金利ローンを利用して購入しているため、同社はサブプライム・クレジットで消費者に訴えかけている可能性があるとしている。
3連休明け4日の米国株式市場は、ナスダックがアップル株の上昇に下支えされる形で一時マイナス圏からプラス圏に転じて続伸した半面、ダウとS&P500種は反落。
NYダウは、午前11時前に先週末終値よりも110ドル超安い12977ドル09セントまで下げ、終値ベースでも先週末比54ドル90セント安い13035ドル94セントで終了(0.42%安)。
ナスダックは、先週末比8.09ポイント高い3075.06ポイントで終了(0.26%高)。
S&P500種は、先週末比1.64ポイント安い1404.94ポイントで終了(0.12%安)しました。
米アップル株は、先週末比9ドル73セント高い674ドル97セントで終了して1.46%高。
米フェイスブック株は、一時17ドル55セントまで下落して、終値ベースでも先週末比33セント安の17ドル73セントで終了(1.82%安)しています。
NY原油は、先週末比1.17ドル安い1バレル95.30ドルで終了。
NY金は、先週末比8.4ドル高い1トロイオンス1696.0ドルで終了しています。
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