対決型で民主3勝1敗 ミニ統一選の一般市 2009年4月27日 共同通信
http://www.47news.jp/CN/200904/CN2009042601000652.html
自民、民主両党の対決型となった26日の真岡(栃木)、四万十(高知)両市長選は、真岡で自民県議らが推す新人が、四万十では民主、共産、社民各党が推薦する新人がそれぞれ当選した。いずれも任期満了に伴う選挙。
この結果、首長選や議員選が相次いだ4月の「ミニ統一地方選」で「自・民対決型」の一般市長選は、ともに民主側が勝利した5日の小平(東京)、12日の由利本荘(秋田)と合わせて民主側の3勝1敗になった。
12日の秋田県知事選では自民系候補が民主系候補に勝利したが、26日に行われた政令市の名古屋市長選で民主推薦の河村たかし氏が当選。民主は3月の千葉県知事選から続いた大型選挙での連敗を食い止めた。各地の地域事情が勝敗を左右した面が強いが、衆院選に向け各党の戦略に影響を与える可能性もある。
このほか26日は任期満了などにより、8県8市で市長選が投開票された。足利(栃木)では、自民党を離党した渡辺喜美元行政改革担当相の支援を受けた新人が、自民、公明両党推薦の新人を破って初当選した。
真岡は、地元の佐藤勉国家公安委員長(自民)が初当選した前副市長を、山岡賢次民主党国対委員長が党推薦候補をそれぞれ支援していた。
「ミニ統一地方選」合併市の現職、敗北相次ぐ 2009年4月27日
読売 http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20090426-OYT1T00755.htm
朝日 http://www.asahi.com/politics/update/0427/TKY200904260158.html
26日は、名古屋市はじめ11市で市長選の投開票が行われ、4月に地方選挙が集中する「ミニ統一地方選」が幕を閉じた。
4月は秋田県知事選のほか、5県庁所在地(青森、秋田、富山、名古屋、松江)を含む80市で市長選が予定され、無投票を除く57市で選挙戦が行われた。
市長選で目立ったのは、相次ぐ現職の敗北だ。現職が立候補して選挙戦になった39市中、17市で現職が敗れた。26日も新潟県十日町市、高知県四万十市の2市で現職が敗れた。12日は茨城県坂東市や島根県出雲市など9市で、19日にも宮城県石巻市、静岡県掛川市など6市で現職が敗れた。
17市はいずれも05年に合併を経た新市だった。合併後の課題とされた郡部の振興が進まず、地域間でわだかまりが生じたケースも多く、合併後の市政運営の難しさをうかがわせた。
次期衆院選を占う自民、民主の2大政党対決も注目を集めた。4月の市長選で、自民、民主両党が異なる候補を推薦した「与野党対決型」は東京都小平市長選と高知県四万十市長選の二つ。小平市長選は、民主、共産、社民各党が推薦の現職が自民推薦の新人を破り、四万十市長選では、民主、共産、社民各党推薦の新人が自民、公明両党推薦の現職を破った。
推薦が双方に出ているわけではないが、実質的な支援を含めた与野党対決型の市長選は四つ。名古屋市長選など二つを民主が制し、栃木県真岡市長選など2市で自民が勝利した。さらに、26日の栃木県足利市長選では、渡辺喜美元行革相が支援した新人が自公両党が推薦した新人を破った。
4月に選挙が集中したのは、2005年春、財政面の優遇措置を与えた旧合併特例法の期限切れを前に、「駆け込み」での市町村合併が相次いだため。合併後の新自治体で誕生した首長や議員が任期満了を迎えた。
有権者への直接説明ないと「小沢続投」難しい…鳩山幹事長 2009年4月27日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20090426-OYT1T00563.htm
民主党の鳩山幹事長は26日、松山市で記者会見し、小沢代表の資金管理団体を巡る政治資金規正法違反事件について「衆院選が近いので、小沢氏には地域で車座集会などをこなしてほしい。一切やらなければ、代表として選挙を戦えないことになる。代表として先頭を切って戦ってもらわなければいけない」と述べ、小沢氏が有権者に直接説明しなければ代表続投は難しいとの考えを示した。
小沢氏は20日から地方行脚を再開したが、事件についての説明が不十分だとの批判が出ていることが念頭にあるとみられる。
財政面の優遇措置を与えた旧合併特例法の期限切れの関係で、2005年の3~4月に合併が相次いだ影響もあり、先々週12日と先週の19日は自治体首長選挙のピークだったのですが、前日の26日も名古屋市など各地で選挙が行なわれましたので、何日かに分けてその結果を当ブログでもお送りしたいと思います。
で、今回の与野党対決は、栃木県真岡市では、新人同士の対決で与党系候補が野党系候補を大差で破り初当選したものの、四万十市では、野党系候補が与党系の現職に敗れて1勝1敗。
ちなみに、5日の小平市長選(http://blog.goo.ne.jp/ibarakiisuzu/e/a3bb46fafd13b096c4395859bc2ef2c4)は、もともと保守色が強く、前回選挙で長年の保守市政を前回はじめて野党系の小林氏がひっくり返した地域で、今回は現職の小林正則氏が38776票を獲得し、与党推薦の坂井康宣氏(16584票)に2倍以上の大差をつけて勝利。12日の由利本荘市長選(http://blog.goo.ne.jp/ibarakiisuzu/e/9b4c76a301226e83d41c8401a7147e50)では、元県議会議員で前回選挙では705票の僅差で現職に敗れた長谷部氏が28146票を獲得し、新人で元市総務部長の渡部聖一氏(23777票)を破った選挙だったのですが、四万十市の市長選は、4年前の選挙でもライバル候補と134票差の大接戦でしたから、こちらは野党が勝利したというよりは、現職批判票をうまく野党系新人候補が取り込んだといったところでしょうか…。
名古屋市長選も河村氏が予想外の大差で勝利しましたし、これで小沢民主代表への辞任要求は若干は弱まると思いますが、半年以内に行なわれることが確実な衆議院選挙への影響は、どのような形で出てくるのでしょうか…。
自民党からすれば、名古屋でも勝利して、一気に解散というシナリオが閉ざされてしまいましたし、かといって同盟関係にある公明党との対立を避けるために東京都議選とは日程があまり近くならないタイミングで解散なり任期満了の選挙を行なわなければならないだけに、政局はますます混迷しそうな気がしますね。
http://www.47news.jp/CN/200904/CN2009042601000652.html
自民、民主両党の対決型となった26日の真岡(栃木)、四万十(高知)両市長選は、真岡で自民県議らが推す新人が、四万十では民主、共産、社民各党が推薦する新人がそれぞれ当選した。いずれも任期満了に伴う選挙。
この結果、首長選や議員選が相次いだ4月の「ミニ統一地方選」で「自・民対決型」の一般市長選は、ともに民主側が勝利した5日の小平(東京)、12日の由利本荘(秋田)と合わせて民主側の3勝1敗になった。
12日の秋田県知事選では自民系候補が民主系候補に勝利したが、26日に行われた政令市の名古屋市長選で民主推薦の河村たかし氏が当選。民主は3月の千葉県知事選から続いた大型選挙での連敗を食い止めた。各地の地域事情が勝敗を左右した面が強いが、衆院選に向け各党の戦略に影響を与える可能性もある。
このほか26日は任期満了などにより、8県8市で市長選が投開票された。足利(栃木)では、自民党を離党した渡辺喜美元行政改革担当相の支援を受けた新人が、自民、公明両党推薦の新人を破って初当選した。
真岡は、地元の佐藤勉国家公安委員長(自民)が初当選した前副市長を、山岡賢次民主党国対委員長が党推薦候補をそれぞれ支援していた。
「ミニ統一地方選」合併市の現職、敗北相次ぐ 2009年4月27日
読売 http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20090426-OYT1T00755.htm
朝日 http://www.asahi.com/politics/update/0427/TKY200904260158.html
26日は、名古屋市はじめ11市で市長選の投開票が行われ、4月に地方選挙が集中する「ミニ統一地方選」が幕を閉じた。
4月は秋田県知事選のほか、5県庁所在地(青森、秋田、富山、名古屋、松江)を含む80市で市長選が予定され、無投票を除く57市で選挙戦が行われた。
市長選で目立ったのは、相次ぐ現職の敗北だ。現職が立候補して選挙戦になった39市中、17市で現職が敗れた。26日も新潟県十日町市、高知県四万十市の2市で現職が敗れた。12日は茨城県坂東市や島根県出雲市など9市で、19日にも宮城県石巻市、静岡県掛川市など6市で現職が敗れた。
17市はいずれも05年に合併を経た新市だった。合併後の課題とされた郡部の振興が進まず、地域間でわだかまりが生じたケースも多く、合併後の市政運営の難しさをうかがわせた。
次期衆院選を占う自民、民主の2大政党対決も注目を集めた。4月の市長選で、自民、民主両党が異なる候補を推薦した「与野党対決型」は東京都小平市長選と高知県四万十市長選の二つ。小平市長選は、民主、共産、社民各党が推薦の現職が自民推薦の新人を破り、四万十市長選では、民主、共産、社民各党推薦の新人が自民、公明両党推薦の現職を破った。
推薦が双方に出ているわけではないが、実質的な支援を含めた与野党対決型の市長選は四つ。名古屋市長選など二つを民主が制し、栃木県真岡市長選など2市で自民が勝利した。さらに、26日の栃木県足利市長選では、渡辺喜美元行革相が支援した新人が自公両党が推薦した新人を破った。
4月に選挙が集中したのは、2005年春、財政面の優遇措置を与えた旧合併特例法の期限切れを前に、「駆け込み」での市町村合併が相次いだため。合併後の新自治体で誕生した首長や議員が任期満了を迎えた。
有権者への直接説明ないと「小沢続投」難しい…鳩山幹事長 2009年4月27日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20090426-OYT1T00563.htm
民主党の鳩山幹事長は26日、松山市で記者会見し、小沢代表の資金管理団体を巡る政治資金規正法違反事件について「衆院選が近いので、小沢氏には地域で車座集会などをこなしてほしい。一切やらなければ、代表として選挙を戦えないことになる。代表として先頭を切って戦ってもらわなければいけない」と述べ、小沢氏が有権者に直接説明しなければ代表続投は難しいとの考えを示した。
小沢氏は20日から地方行脚を再開したが、事件についての説明が不十分だとの批判が出ていることが念頭にあるとみられる。
財政面の優遇措置を与えた旧合併特例法の期限切れの関係で、2005年の3~4月に合併が相次いだ影響もあり、先々週12日と先週の19日は自治体首長選挙のピークだったのですが、前日の26日も名古屋市など各地で選挙が行なわれましたので、何日かに分けてその結果を当ブログでもお送りしたいと思います。
で、今回の与野党対決は、栃木県真岡市では、新人同士の対決で与党系候補が野党系候補を大差で破り初当選したものの、四万十市では、野党系候補が与党系の現職に敗れて1勝1敗。
ちなみに、5日の小平市長選(http://blog.goo.ne.jp/ibarakiisuzu/e/a3bb46fafd13b096c4395859bc2ef2c4)は、もともと保守色が強く、前回選挙で長年の保守市政を前回はじめて野党系の小林氏がひっくり返した地域で、今回は現職の小林正則氏が38776票を獲得し、与党推薦の坂井康宣氏(16584票)に2倍以上の大差をつけて勝利。12日の由利本荘市長選(http://blog.goo.ne.jp/ibarakiisuzu/e/9b4c76a301226e83d41c8401a7147e50)では、元県議会議員で前回選挙では705票の僅差で現職に敗れた長谷部氏が28146票を獲得し、新人で元市総務部長の渡部聖一氏(23777票)を破った選挙だったのですが、四万十市の市長選は、4年前の選挙でもライバル候補と134票差の大接戦でしたから、こちらは野党が勝利したというよりは、現職批判票をうまく野党系新人候補が取り込んだといったところでしょうか…。
名古屋市長選も河村氏が予想外の大差で勝利しましたし、これで小沢民主代表への辞任要求は若干は弱まると思いますが、半年以内に行なわれることが確実な衆議院選挙への影響は、どのような形で出てくるのでしょうか…。
自民党からすれば、名古屋でも勝利して、一気に解散というシナリオが閉ざされてしまいましたし、かといって同盟関係にある公明党との対立を避けるために東京都議選とは日程があまり近くならないタイミングで解散なり任期満了の選挙を行なわなければならないだけに、政局はますます混迷しそうな気がしますね。
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