ファイナンシャルプランナーのニュースチェック

日々のニュースをFPの視点からチェックしてコメントします

四女殺害容疑で再逮捕の母 次女、三女の点滴にも水混入が判明

2009-01-15 18:03:00 | Weblog
四女殺害容疑で母を再逮捕、「水道水を点滴に混入」と供述 2009年1月14日 
読売夕刊 http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090114-OYT1T00543.htm
朝日夕刊 http://www.asahi.com/national/update/0114/OSK200901140066.html
 京都大病院に入院中の五女(1)の点滴に腐敗水を混入したとして母親の高木香織容疑者(35)が殺人未遂容疑で逮捕された事件で、高木容疑者が、約3年前に行ったとされる四女(当時8か月)の点滴への異物混入について、「病室内で、水道から出した水を、注射器を使って混入した」と具体的に供述していることがわかった。
 京都府警は14日、四女に対する殺人容疑で高木容疑者を再逮捕した。
 捜査関係者によると、高木容疑者は2006年3月中旬から4月中旬の間に数回、四女が入院していた岐阜市内の病院の個室病室内で、四女の点滴に、注射器で病室の水道水を混ぜ、殺害した疑い。
 これまでの調べに対し、高木容疑者は、五女の点滴に腐敗水を混ぜる際には、京大病院内で入手した使い古しの注射器や自ら購入した注射器を使ったと供述。動機については「子どもが病気になって付き添って看病すれば、周囲から『大変だね』と声をかけてもらえると思った」と説明したうえ、「四女が死んでしまったので、五女は死なないようにと思っていた」と話し、殺意を否認しているという。

「次女、三女の点滴にも水混入」殺人容疑で再逮捕の母 2009年1月15日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090114-OYT1T00798.htm
 京都大病院に入院中の五女(1)の点滴に腐敗水を混入したとして母親の高木香織容疑者(35)(岐阜県関市)が殺人未遂容疑で逮捕された事件で、京都、岐阜両府県警は14日、四女(当時8か月)の点滴に水道水を混ぜて殺害したとして、高木容疑者を殺人容疑で再逮捕し、合同捜査本部を設置した。
 高木容疑者は、2001年と04年に死亡した次女(同3歳)と三女(同2歳)にも「入院中、点滴に水を混入した」と認めており、両府県警は2人が死亡した経緯を慎重に調べる。
 発表では、高木容疑者は06年3~4月、岐阜大病院(岐阜市)に肝機能障害で入院していた四女新奈(にな)ちゃんの個室病室内で、点滴回路に数回、注射器で病室の水道の水を混入、同5月5日、殺害した疑い。死因は肺水腫だった。
 4月上旬の血液検査で通常、血中に存在しない細菌数種類が確認され、府警が改めて新奈ちゃんの病室の水道蛇口付近で採取した細菌を鑑定した結果、血中の細菌と一致。肺水腫を引き起こした菌と判断した。
 高木容疑者は「周囲の同情を買うため、子どもを看病する姿を見せたかった」と供述しているが、殺意は否認している。
 医療関係者は、周囲の関心を引くため子どもに意図的に危害を加える「代理ミュンヒハウゼン症候群」の可能性を指摘しており、両府県警は、こうした症状と犯行との関連についても調べる。
 捜査関係者によると、次女と三女にも、血中に細菌が混入したとみられる症状があった。また、五女の点滴には水にスポーツドリンクを混ぜて入れた理由について、高木容疑者は「四女が水で死んだので、体への影響が少ないようにと思った」と供述している。
 京都地検は14日、高木容疑者を、五女の事件について処分保留とした。

◆夫「名医頼って駆け回っていた妻が…信じられない」◆
 再逮捕された高木容疑者の夫(49)は14日、岐阜県関市の自宅前で読売新聞の取材に応じ、「信じられない」とショックを隠しきれない様子で語った。
 夫によると、高木容疑者は四女を妊娠中、ウイルスに感染し、医師から「(四女は)障害を持つ可能性がある」と宣告された。誕生直後は異常は見つからなかったが、体重が増えないため岐阜大病院に検査入院させた。その後、四女は高熱を出し、様々な病気を併発し、2006年5月に同病院で死亡したという。
 京都府警が昨年末、自宅から押収した医学書や医学雑誌は、「妻が専門医の話を理解するために買い集めたもの」といい、「我が子の看病に長い時間を費やし、岐阜から横浜、京都まで名医を頼って駆け回っていた」と振り返る。



 この事件については、12月26日付けブログ(http://blog.goo.ne.jp/ibarakiisuzu/e/98e71360dda081a3bcec4939ccb34398)で、『今の日本の医療水準で、二女・三女・四女が相次いで死亡するのは不自然ではないか』と感じていたことを感想に書いたのですが、その後、警察の取調べで、容疑者は死亡した3人の娘に対しても、点滴に水道水を混ぜたことを認めたようです。
 これで、この容疑者の犯行は容疑者に殺意があったかどうかにその焦点も移っていくのだと思いますが、医学書や医学雑誌を熟読して医師顔負けの知識を身に付けているならば、雑菌に対するリスクについても知っていて当然ですし、私は、この容疑者が代理ミュンヒハウゼン症候群などという病気で罪を逃れるようなことは、不幸にして命を奪われた3女児のためにも、絶対に許されてはならないと思いますが、裁判所はどのような判断を下すのでしょうか…。
 このような子供の虐待事件の報道を聞くたびに、『子供は親のおもちゃじゃない!!!(怒』と声を大にして叫びたくなります。


コメントを投稿