回転ずし2社が値下げ 期間限定「スシロー」1皿90円 2009年2月11日 日経夕刊
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20090211AT1D1005B10022009.html
回転ずし大手2社が期間限定で100円を切る値下げに踏み切る。「無添くら寿司」を展開するくらコーポレーションは主力の一皿105円のすしを92円に、「あきんど」「スシロー」を運営するあきんどスシローも同90円にする。外食企業の中では比較的好調だった回転ずし業界も昨夏以降景気不安から苦戦が続く。値下げで客数を増やし、売り上げ増を目指す。
くらは13日から21日まで(15日除く)、ほぼ全店に当たる約215店舗で実施する。持ち帰りも同様に値下げする。昨秋から携帯電話で店舗の席が予約できる「epark」会員向けに期間限定で92円とするサービスを始めたが、今回はすべての客を対象とする。
う~ん。一消費者としては、回転ずしが安く食べられるのは素直に嬉しいのですが、低価格帯の回転ずしチェーンの場合、粗利益率をぎりぎりに設定しているケースが多いですし、魚を運搬してくる重油価格こそ若干下がったものの、ヘルシーブームにより魚の値段そのものは高値で推移し、時には他の国に競り負けている有様ですし、果たしてそんな環境の中、1皿10円レベルの値下げでどの程度の宣伝効果があるかは正直疑問。いくら期間限定キャンペーンとはいえ、大手牛丼チェーンの『牛丼50円引き!』のようなインパクトもありませんし、値下げできる原資を確保しないままの値下げキャンペーンは、一歩間違えば企業の財務体質を痛めるだけだと思うんですけどね…。
まあ、確かに消費不況が直撃し、これまでは顧客減とは無縁だったリーズナブルな価格帯の食品チェーンまでもが大幅な売り上げダウンに覆われている中、焦る気持ちもわからなくもないのですが、人件費の削減はすぐにはできませんし、値下げした90円という価格が消費者にとって当たり前になってしまえば、今度は元の価格に戻した時の反動が心配。
どうせやるならば、安易な値下げキャンペーンに頼るのではなく、小さな子供が喜びそうなキャンペーンを行なうとか、もう少し戦略は選んだ方が良いのではないでしょうか…。
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20090211AT1D1005B10022009.html
回転ずし大手2社が期間限定で100円を切る値下げに踏み切る。「無添くら寿司」を展開するくらコーポレーションは主力の一皿105円のすしを92円に、「あきんど」「スシロー」を運営するあきんどスシローも同90円にする。外食企業の中では比較的好調だった回転ずし業界も昨夏以降景気不安から苦戦が続く。値下げで客数を増やし、売り上げ増を目指す。
くらは13日から21日まで(15日除く)、ほぼ全店に当たる約215店舗で実施する。持ち帰りも同様に値下げする。昨秋から携帯電話で店舗の席が予約できる「epark」会員向けに期間限定で92円とするサービスを始めたが、今回はすべての客を対象とする。
う~ん。一消費者としては、回転ずしが安く食べられるのは素直に嬉しいのですが、低価格帯の回転ずしチェーンの場合、粗利益率をぎりぎりに設定しているケースが多いですし、魚を運搬してくる重油価格こそ若干下がったものの、ヘルシーブームにより魚の値段そのものは高値で推移し、時には他の国に競り負けている有様ですし、果たしてそんな環境の中、1皿10円レベルの値下げでどの程度の宣伝効果があるかは正直疑問。いくら期間限定キャンペーンとはいえ、大手牛丼チェーンの『牛丼50円引き!』のようなインパクトもありませんし、値下げできる原資を確保しないままの値下げキャンペーンは、一歩間違えば企業の財務体質を痛めるだけだと思うんですけどね…。
まあ、確かに消費不況が直撃し、これまでは顧客減とは無縁だったリーズナブルな価格帯の食品チェーンまでもが大幅な売り上げダウンに覆われている中、焦る気持ちもわからなくもないのですが、人件費の削減はすぐにはできませんし、値下げした90円という価格が消費者にとって当たり前になってしまえば、今度は元の価格に戻した時の反動が心配。
どうせやるならば、安易な値下げキャンペーンに頼るのではなく、小さな子供が喜びそうなキャンペーンを行なうとか、もう少し戦略は選んだ方が良いのではないでしょうか…。
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