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NYダウも日経平均も反落 米ヤフー買収にはニューズもマードック氏も関心寄せず

2008-02-05 18:06:39 | Weblog
NY株3日ぶり反落、108ドル安 2008年2月5日 日経
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20080205AT2M0501905022008.html
 4日のニューヨーク株式市場ではダウ工業株30種平均が3日ぶりに反落し、前週末比108ドル3セント安の1万2635ドル16セントで終えた。金融緩和などが下支えとなってダウ平均は先週、500ドル超上昇していたため利益確定売りが出やすかったほか、投資判断の引き下げで金融株が売られたことも株価を押し下げた。
 ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は2382.85と30.51ポイント下落した。

グーグル株下落続く、マイクロソフトのヤフー買収提案など影響 2008年2月5日 日経
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20080205AT2M0500Y05022008.html
 検索最大手グーグルの株価下落が止まらない。4日終値は前週末比3.97%安の495.43ドルと続落し、昨年8月以来となる500ドル割れとなった。マイクロソフトによるヤフー買収提案など、競争環境の先行き不透明感が影響しているもようだ。
 直近2営業日の下落率は12%に達し、昨年11月の終値ベースの最高値(741.79ドル)からの下落率は33%を超えた。グーグル株は市場予想を下回る決算発表や、競合するマイクロソフトがヤフーの買収提案を発表したことを受けて1日から下落している。
 グーグルのエリック・シュミット最高経営責任者(CEO)がヤフー首脳に対し、マイクロソフトによる買収を防ぐために協力を申し出たと3日に報じられたが、株価上昇にはつながらなかった。一方、ヤフー株の4日終値は前週末比3.35%高の29.33ドル。マイクロソフト株は同1%安で取引を終えた。

米ニューズ、ヤフー買収に参戦せず 2008年2月5日 日経
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20080205AT2M0500J05022008.html
 米メディア大手のニューズ・コーポレーションのピーター・チャーニン社長は4日の決算発表の電話会見で、米ヤフーの「対抗買収に乗り出すつもりはない」と言明した。マイクロソフトのヤフー買収提案に対し、米グーグルが「阻止」を表明。グーグルとネット広告で協力関係にあるニューズの出方が注目を集めていた。いまのところ有力な対抗提案はないが、通信最大手のAT&Tやタイムワーナーなどが候補に目されている。
 マイクロソフトの対抗勢力構築を目的にしたグーグルとの協力強化については「現段階ではそういう感じではない」(チャーニン社長)とした。また、タイムワーナーが傘下のAOLを分離しても、買収するつもりはないとした。
 一方、ニューズが昨年買収した米新聞大手ダウ・ジョーンズ発行のウォールストリート・ジャーナル(WSJ)について、ニューズのルパート・マードック会長は「電子版は無料閲覧できる部分も増やすが、閲覧料収入は拡大したい」と述べ、無料化構想の断念を正式に認めた。

マードック氏「ヤフー買収、関心ない」 2008年2月05日 朝日夕刊
http://www.asahi.com/business/update/0205/TKY200802050127.html
 「メディア王」ルパート・マードック氏は4日、米マイクロソフト(MS)から買収提案を受けた米ヤフーに対して、「(MSに対抗して)ヤフーに買収を提案するつもりは全くない。現時点で関心はない」と述べた。マードック氏が率いる米ニューズ社の決算発表の会見で語った。
 欧米メディアは、ヤフーがMSの買収提案を跳ね返すため、MSとは別の企業との提携などを模索していると報じており、提携候補にニューズ社など複数の米メディア企業の名が挙がっている。

東証大引け・反落――米懸念強く売り優勢・業績予想に敏感反応 2008年2月5日 日経夕刊
http://www.nikkei.co.jp/news/market/20080205m1ASS0ISS16050208.html
 5日の東京株式市場は日経平均株価が反落。大引けは前日比114円20銭(0.82%)安の1万3745円50銭だった。米国経済の先行きに対する警戒感が根強い中、通期の業績予想を下方修正する国内企業が相次いでいるほか、日経平均が前日、約半月ぶりの高値水準に戻していたこともあり朝方から売り優勢の展開となった。東証株価指数(TOPIX)も反落。
 通期の業績予想を下方修正したオリンパスや三菱レ、アルパインといった銘柄は大きく売られた。値がさハイテク株の売りも目立った。前日、上昇した不動産株は軒並み戻り待ちの売りに押された。半面、アドテストが午後に入って上げに転じるなど、押し目買いを入れる動きも見られた。
 東証1部の売買代金は概算で2兆4826億円。活況の目安となる3兆円を3営業日連続で割り込んだ。売買高は同20億2626万株。値下がり銘柄数は971、値上がりは631、変わらずは123だった。
 個別銘柄では、トヨタ、ソニー、キヤノン、新日鉄といった主力株が売られた。ファナック、東エレク、武田、塩野義、三井物、菱地所、イビデン、サッポロHD、ソフトバンクが下げた。半面、米マイクロソフトによる米ヤフーの買収提案を好感する流れが続き、きょうもヤフーが大幅高となった。三菱商、伊藤忠、住友鉱、松下、シャープ、日立、エルピーダ、郵船、商船三井が上げた。
 東証2部株価指数は反落。午後に入って下げ幅をやや縮小したが、安い水準で推移した。オリコ、STECH、井上工が下げた。半面、プリヴェ投資、日精機、日平トヤマが上げた。



 4日のNYダウですが、さすがに昨日はダウ平均の上げ幅が金融緩和以降500ドルを超えたことで材料出尽くし感がでたこと、一部の米大手証券会社がアメリカン・エキスプレスなどの投資判断を引き下げた(http://www.nikkei.co.jp/news/past/honbun.cfm?i=AT2M0403A 04022008&g=MH&d=20080204)ことなどもあり、前週末比108ドル3セント安の1万2635ドル16セントで終了しました。
 また、個別株を見ると、マイクロソフトが米ヤフーを買収提案した一件で、一番利益を奪われる可能性の高いグーグル株が最高値から3分の2の水準まで下落。
 米メディア大手のニューズ・コーポレーションやメディア王のマードック氏が対抗買収に打ち出さないことを宣言したことも、グーグルの株価には悪材料となりそうですね。

 一方、5日の日経平均は、この流れを受けて下落し、午前の終値は、前日比171円69銭安の1万3688円01銭で終了しましたが、好業績銘柄に買いを入れる動きもあり、多少値を戻し、結局終値は前日比114円20銭安い13745円50銭で終了しました。


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