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GM:フォードと合併検討 米誌報道

2008-06-29 19:00:45 | Weblog
GM:フォードと合併検討 米誌報道 2008年6月28日 毎日
http://mainichi.jp/select/biz/news/20080628k0000e020019000c.html
 米経済誌ビジネスウィーク最新号は、米自動車最大手ゼネラル・モーターズ(GM)が経営陣の会議で最近、米大手フォード・モーターとの合併について検討したと報じた。ただ問題点が多く、提案は退けられたという。関係者の話として伝えた。
 同誌は、合併は経費削減になるほか、手元資金が豊富になり、厳しい経営環境をしのげる可能性があると指摘。しかしGM幹部のほとんどは、北米事業の立て直しが先決との判断だったという。
 同誌は、合併は燃費が悪く販売が落ち込んでいる大型車の生産施設が増えるなど、問題を増幅する恐れがあるとの見方も示した。

トヨタ GM抜き初のトップも 6月の米新車販売 2008年6月28日 産経夕刊
http://sankei.jp.msn.com/economy/business/080628/biz0806281024006-n1.htm
 AP通信は27日、トヨタ自動車が6月の米新車販売台数で、米自動車最大手ゼネラル・モーターズ(GM)を初めて追い抜く可能性があると伝えた。ただ、GMがわずかの差で首位の座を死守するとの報道もあり、トップ争いは激しさを増している。
 APは、燃費の良い小型車やハイブリッド車に強いトヨタが、ピックアップトラックなど大型車中心のGMを上回る可能性があると指摘。「消費者はかつてないほど、より小型で燃費の良い車を購入している」(アナリスト)との見方を紹介した。
 一方、同日のウォールストリート・ジャーナル(電子版)は米調査会社JDパワー・アンド・アソシエイツの予測を引用し、GMは前年同月比26・2%減少するものの、6・6%減のトヨタをかわして首位を守ると報じた。シェアは0・5ポイント差に迫るという。
 GMとトヨタの5月の差は約9300台で、シェアでも0・7ポイント差だった。6月の新車販売台数は7月1日に発表される。



 おそらくは、GMとトヨタの米新車販売台数の逆転が現実の可能性を帯びてきたこともあり、『GMとフォードを合併させて世界でダントツの自動車会社を作ったらどうか』という話になったのだとは思いますが、現実問題として、独占禁止法の問題もありますし、もし合併するとしても合併後の不採算工場の廃止の問題なども出てくるでしょうから、結局はただのアメリカンジョークに終わりそうな気がしますね。
 ただ、GMあるいはフォードとクライスラーとの組み合わせの可能性ならば十分ありうると思いますし、GMやフォードにとっては、まずは世界的に需要が高まっている小型車分野でいかに売れる車を作ることができるか…が最優先の課題になってくるのではないでしょうか。


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