赤福、1月に改ざん一部中止・「不二家」不正発覚後 2007年10月13日 日経夕刊
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20071013STXKG008813102007.html
老舗和菓子メーカー「赤福」(三重県伊勢市)が商品の製造日を偽装していた問題で、大手菓子メーカー「不二家」による期限切れ原料の使用が報道され、問題化した1月下旬、偽装の一部を中止したことが13日、分かった。
また社内で偽装した商品が区別できるよう、包装紙に印字された消費期限の日付の末尾に、ピリオドが付けられていたことも判明。農水省は、赤福が違法性を認識していた可能性もあるとみている。
赤福の浜田典保社長は12日の記者会見で、偽装の一部中止を認めた。しかし「不二家の問題を受けての対応ではないか」との質問に対し「われわれの自主的な判断」と関連を否定。
「以前から冷凍の割合を減らしたいと考えていた」と述べ、工場の生産体制整備の一環と強調した。
同社によると、工場から配送車で各販売店舗に出荷した製品のうち、工場に戻ってきた残り分について、1月27日以降、偽装を中止した。
「赤福」350人が自宅待機、伊勢の直営店も休業のまま 2007年10月13日 読売夕刊
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20071013i104.htm
和菓子の老舗「赤福」(三重県伊勢市)による製造日の偽装表示問題で、同社が工場の操業を停止したことから、13日、社員とパート約460人のうち、製造に携わる約350人が自宅待機となった。
残りの社員は交代で、苦情電話などに24時間態勢で対応している。
同社総務部によると、12日に出荷した「赤福餅(もち)」約1万1000個は、東京の一部を除いてほぼ回収を終え、同日午前に生産した商品と合わせて、本社工場内の「ストック場」に運び入れた。すべて焼却処分する予定という。
また、本社内では、総務部社員らが「食べても大丈夫か」という問い合わせの電話などに対応している。
同社では今後、浜田典保社長(45)や幹部らが全国の百貨店などに出向き、経緯の説明とおわびをするという。
一方、地元・伊勢市では13日から例年大勢の観光客でにぎわう伊勢神宮の神嘗(かんなめ)奉祝祭などが予定されているが、神宮内宮近くの飲食店の女性従業員(60)は「いつもなら午前中も観光客らが訪れるのに、きょうは閑散としている。赤福が店を閉めた影響は大きい」と不安げ。
内宮そばの赤福直営店前では、臨時休業を告げる張り紙に、家族と観光で訪れていた京都府長岡京市、パート今木香里さん(38)が「赤福餅を買えないのはやっぱり残念。伊勢の本店で食べるのを楽しみにしていたのに」とがっかりしていた。
赤福に苦情数百件殺到・製造日改ざんで 2007年10月14日 日経
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20071013AT1G1300Z13102007.html
老舗和菓子メーカー「赤福」(三重県伊勢市)が商品の製造日を改ざんしていた問題で、赤福本社には13日、購入客の問い合わせや苦情が殺到し、数百件に達した。
同社は、改ざんが発覚した12日から赤福餅(もち)の製造、販売を自粛。再開のめどは立っておらず、本社工場で製造を担当する従業員らは自宅待機となっている。回収した商品は焼却処分にする。
同社は「つくりたて」を強調していたホームページをいったん閉鎖。「不適切な表示があり、ご迷惑をおかけした」との内容の「おわび」の文章と改ざんの概要を説明する内容に差し替えた。
赤福の賞味期限書き換え問題ですが、不二家の問題が発生していたときに、一時的にこの『まき直し』操作を一旦中断、その後再び再開しているなど、違法性を認識していた可能性が出てきました。もし生産中止期間が数ヶ月に及ぶならば、業績にも大きな影響も出るでしょうし、パートさんを解雇することになれば経営責任問題にもなってくるだけに、濱田一族が進退を問われる可能性も出てくるのではないかと思います。
現社長は2005年10月に就任したばかりなので、仮に生産再開まで数ヶ月かかったとしても、さすがに取締役退任になるかどうかは微妙(メインバンクから新社長を招いて副社長か専務に降格あたりでしょうか?)ですが、先代の社長で現会長である濱田益嗣(ますたね)氏の会長職退任は、世間にケジメをつける意味でもそうなる可能性の方が高いと思いますし、他の企業から製造管理の専門家を招くなど外部の血を入れることで社員の意識を根本的に変えさせる意識の改革も、事業を再開する前に必要になってくるでしょうね。
一方、現場の方では、製造部門の350人が自宅待機に…。製造中止期間にもよりますが、あまり長期化するようだと、会社都合による休業手当もバカになりませんし、パートさんは一旦解雇して、再開後に売り上げの回復度合いに応じて、元パートさんに就業希望の有無を確認しながら、少しずつ復帰を願い出るパターンになりそうな嫌な予感がします。
苦情が殺到したのは、『宣伝に偽りあり』だったので無理ないでしょうね。
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20071013STXKG008813102007.html
老舗和菓子メーカー「赤福」(三重県伊勢市)が商品の製造日を偽装していた問題で、大手菓子メーカー「不二家」による期限切れ原料の使用が報道され、問題化した1月下旬、偽装の一部を中止したことが13日、分かった。
また社内で偽装した商品が区別できるよう、包装紙に印字された消費期限の日付の末尾に、ピリオドが付けられていたことも判明。農水省は、赤福が違法性を認識していた可能性もあるとみている。
赤福の浜田典保社長は12日の記者会見で、偽装の一部中止を認めた。しかし「不二家の問題を受けての対応ではないか」との質問に対し「われわれの自主的な判断」と関連を否定。
「以前から冷凍の割合を減らしたいと考えていた」と述べ、工場の生産体制整備の一環と強調した。
同社によると、工場から配送車で各販売店舗に出荷した製品のうち、工場に戻ってきた残り分について、1月27日以降、偽装を中止した。
「赤福」350人が自宅待機、伊勢の直営店も休業のまま 2007年10月13日 読売夕刊
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20071013i104.htm
和菓子の老舗「赤福」(三重県伊勢市)による製造日の偽装表示問題で、同社が工場の操業を停止したことから、13日、社員とパート約460人のうち、製造に携わる約350人が自宅待機となった。
残りの社員は交代で、苦情電話などに24時間態勢で対応している。
同社総務部によると、12日に出荷した「赤福餅(もち)」約1万1000個は、東京の一部を除いてほぼ回収を終え、同日午前に生産した商品と合わせて、本社工場内の「ストック場」に運び入れた。すべて焼却処分する予定という。
また、本社内では、総務部社員らが「食べても大丈夫か」という問い合わせの電話などに対応している。
同社では今後、浜田典保社長(45)や幹部らが全国の百貨店などに出向き、経緯の説明とおわびをするという。
一方、地元・伊勢市では13日から例年大勢の観光客でにぎわう伊勢神宮の神嘗(かんなめ)奉祝祭などが予定されているが、神宮内宮近くの飲食店の女性従業員(60)は「いつもなら午前中も観光客らが訪れるのに、きょうは閑散としている。赤福が店を閉めた影響は大きい」と不安げ。
内宮そばの赤福直営店前では、臨時休業を告げる張り紙に、家族と観光で訪れていた京都府長岡京市、パート今木香里さん(38)が「赤福餅を買えないのはやっぱり残念。伊勢の本店で食べるのを楽しみにしていたのに」とがっかりしていた。
赤福に苦情数百件殺到・製造日改ざんで 2007年10月14日 日経
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20071013AT1G1300Z13102007.html
老舗和菓子メーカー「赤福」(三重県伊勢市)が商品の製造日を改ざんしていた問題で、赤福本社には13日、購入客の問い合わせや苦情が殺到し、数百件に達した。
同社は、改ざんが発覚した12日から赤福餅(もち)の製造、販売を自粛。再開のめどは立っておらず、本社工場で製造を担当する従業員らは自宅待機となっている。回収した商品は焼却処分にする。
同社は「つくりたて」を強調していたホームページをいったん閉鎖。「不適切な表示があり、ご迷惑をおかけした」との内容の「おわび」の文章と改ざんの概要を説明する内容に差し替えた。
赤福の賞味期限書き換え問題ですが、不二家の問題が発生していたときに、一時的にこの『まき直し』操作を一旦中断、その後再び再開しているなど、違法性を認識していた可能性が出てきました。もし生産中止期間が数ヶ月に及ぶならば、業績にも大きな影響も出るでしょうし、パートさんを解雇することになれば経営責任問題にもなってくるだけに、濱田一族が進退を問われる可能性も出てくるのではないかと思います。
現社長は2005年10月に就任したばかりなので、仮に生産再開まで数ヶ月かかったとしても、さすがに取締役退任になるかどうかは微妙(メインバンクから新社長を招いて副社長か専務に降格あたりでしょうか?)ですが、先代の社長で現会長である濱田益嗣(ますたね)氏の会長職退任は、世間にケジメをつける意味でもそうなる可能性の方が高いと思いますし、他の企業から製造管理の専門家を招くなど外部の血を入れることで社員の意識を根本的に変えさせる意識の改革も、事業を再開する前に必要になってくるでしょうね。
一方、現場の方では、製造部門の350人が自宅待機に…。製造中止期間にもよりますが、あまり長期化するようだと、会社都合による休業手当もバカになりませんし、パートさんは一旦解雇して、再開後に売り上げの回復度合いに応じて、元パートさんに就業希望の有無を確認しながら、少しずつ復帰を願い出るパターンになりそうな嫌な予感がします。
苦情が殺到したのは、『宣伝に偽りあり』だったので無理ないでしょうね。
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