サルモネラ菌食中毒で女児死亡 生卵が原因か 東大阪

サルモネラ菌食中毒で女児死亡　生卵が原因か　東大阪　2006年07月11日　朝日
http://www.asahi.com/life/update/0710/004.html
　サルモネラ菌を原因とする食中毒で、４月初めから入院していた大阪府東大阪市内に住む小学４年の女子児童（９）が、９日朝に同菌による急性脳症で死亡したと同市が１０日、発表した。妹の小学生も感染したが軽症だった。市は家庭で食べた生卵で感染した疑いが強いとみている。
　東大阪市によると、児童は４月７日夜、自宅で家族とキムチ鍋を食べた際、冷蔵庫にあった生卵をご飯にかけて食べた。翌８日朝になって下痢や腹痛を訴えたため、近くに住む祖母が児童の自宅で看病していたが同日夜に容体が急変。市内の病院へ運んだところ、すでに意識がなく、大阪市内の病院へ転院した。児童の便からは生卵に多いとされるサルモネラ・エンテリティディス（ＳＥ）菌を検出した。治療を続けてきたが意識は戻らず、今月９日に亡くなった。(以降省略)


　悲しい事故が起きてしまいました。それにしてもサルモネラ菌による症状が重症になると脳症を起こすなんて、私　初めて知りました。皆様はご存知だったでしょうか。

　サルモネラ菌は、通常は、100万個以上摂取した場合にお腹を壊すといわれていますが、その人の健康状態により10～100個という少ない菌数でも下痢する場合があり、特に抵抗力の弱い幼児や老人の居る家庭では注意が必要と言われています。
　ちなみに、サルモネラ菌は35～36度では20分に1回分裂し、ほんの数時間後にはあっという間に元気な成人でもお腹を壊す100万個超に…。
　牛丼チェーンが夏場に生卵の販売を中止するのはこういった理由があるからなんですね。
　これから10月半ばまでは暑い日が続きます。皆様も食中毒には十分過ぎるくらい気をつけて下さいね。

＜食中毒と重症の症例についてのリンク＞
予防、殺菌、増やさない！食中毒の基本 -healthクリック
http://www2.health.ne.jp/library/5000/w5000426.html
食中毒の話
http://members.jcom.home.ne.jp/shukuichi/syokutyudoku.html