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「課長で個室なの」「のぞみ出張を」官僚の本音?報告書

2010-07-05 06:06:38 | Weblog
「課長で個室なの」「のぞみ出張を」官僚の本音?報告書 2010年7月2日 朝日
http://www.asahi.com/politics/update/0701/TKY201007010502.html
 「のぞみで出張したい」「課長に個室はやりすぎ」――。こんな官僚たちの声を内閣府が報告書にまとめ、菅内閣は早速、提案の一部を実行に移す閣議決定を行った。官僚との「共生」を志向する菅直人首相だけに、霞が関の士気の向上には力を入れているようだ。
 内閣府は昨年12月以降、国家公務員や独立行政法人の職員らを対象に、仕事上で気づいたことをインターネットなどで募集。今年3月末までに811件の意見が寄せられ、6月15日に報告書にまとめられた。
 中でも多かったのは、出張で新幹線「のぞみ」を使えないのは困る、という声。政府が策定した出張マニュアルでは利用できることになっているのに、「安価な『ひかり』を使う」と決めている府省もあったからだ。菅内閣は18日にマニュアルの周知徹底を閣議決定し、のぞみを利用しやすくした。
 物品購入などでクレジットカード決済の導入を希望する声もあった。現在、カード決済はほとんど認められておらず、インターネットで商品を買う場合、手数料を払って民間業者に代理注文などを依頼するしかない。この点も、カード決済導入の可否を今年度中に検討することを閣議で決めた。
 非効率な決まりで多額の税金が無駄になっている、という指摘もあった。備品は原則耐用年数が過ぎるまで修理して使うことになっているが、中古なら3千円以下で手に入る古いデジタルカメラを2万円かけて修理したとして、「修理代と同額なら新品購入ができるよう制度改正を」という提言も届いた。
 「課長でも個室で執務している場合がある。やりすぎだ」「旧建設省と旧運輸省が統合した国土交通省では同様の業務を行う係が二つ以上あって不合理」などの意見もあった。国会審議で議員からの事前質問が深夜に提出される場合、帰宅がタクシーになることについて「余計な税金が使われている」という指摘もあった。
 政府は今後も職員からの意見募集を続け、必要に応じて対応する方針だ。



 はぁ。銀行の支店長を退職したら家が2軒買える程の退職金が支給された戦前の古き良き?時代や、大昔の部下が50人以上もいたいわゆる「大課長」の時代ならまだわからなくもないのですが、今時の課長ならせいぜいその半分も部下がいれば多いほう。それで個室はちょっと考えものですね…(呆れ
 また、デジカメも技術革新の非常に激しい分野で、何年か使った中古品を修理するくらいならば新しく買った方が機能もアップして安く済むというのに2万円もかけて修理するというのも考えもの。まあ、お役所ですから、新品を買うのも上司の承認を何回も取らなければならないなど融通が利きにくいという一面もあるのかもしれませんが、税法上の減価償却に拘るよりは費用対効果からの観点から買い換えた方が安くつくのならば、後者を選ぶ方が合理的というものではないでしょうか。
 新幹線も、のぞみを使ったところで時間短縮効果は東京ー新大阪間で20分強、東京-博多間は25分程といったところですし、こちらも追加料金(東京―新大阪間なら300円、東京ー博多間でも600円)を払えば済むだけの話で、東京発なら数分遅れで次のひかりが発車するだけに、どうしても急いで出張したい人や早く現地に着きたいかたは自腹を切ればいい話ではないかと思います。
 日本はこれから先、嫌でも増税(特に庶民に一番嫌われる消費税の増税)を行わなければならないのですから、こういったお役所の諸経費のムダというものは少しでも省いて欲しいものですし、庶民に痛みを強いる以上は、官僚にも痛みを共に分かち合ってもらう必要があると思うんですけどね…(汗


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