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阪急、阪神株930円でTOB決議・村上氏と折衝継続

2006-05-30 01:06:48 | Weblog
阪急、阪神株930円でTOB決議・村上氏と折衝継続 2006年5月29日 日経夕刊
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20060529AT2C2901929052006.html
 阪急ホールディングス(HD)は29日午前、臨時取締役会を開き、村上世彰氏率いる投資ファンド(村上ファンド)が約47%保有する阪神電気鉄道株を一株930円でTOB(株式公開買い付け)すると決議した。同時に阪急と阪神は、TOB成立を条件に10月1日付で経営統合すると正式決定した。TOB期間は今月30日から21日間で、村上ファンドが応じれば、戦後初の大手私鉄再編が実現する。
 阪急の角和夫社長は同日午前11時から大阪市の本社で開いた記者会見で「村上ファンドは統合については賛意を示している」としたうえで、「大手民鉄の統合が目の前に迫っている。我々の(TOB)価格930円で応じていただきたい」と述べた。
 阪急のTOB価格を上回る対抗TOBが出てくる可能性はないかとの質問に対しては「阪神の資産査定を厳密にやってきたので、(高値での)対抗TOBが出てくることは想定しにくい」との見解を示した。


 仮に村上氏が鉄道会社を経営することを望んでも、これだけ騒ぎになった阪神電鉄の経営を引き受けようとする有望な人材を引き抜けるとは限りませんし、結局は売却値段次第なんでしょうね。
 ただ村上ファンド側は、統合効果に関する具体的な説明がなく「統合相手として阪急が最善か現時点では十分に納得していない」としているようです(http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20060529AT2C2901029052006.html)が…。さてさて結果はどうなることでしょう。

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