富山の名産品を世界へ 冷凍ますずしを商品化 2006年11月12日 北日本
http://www.kitanippon.co.jp/contents/knpnews/20061112/1330.html
富山の名産品を世界へ-。富山市の二つの企業が共同で、解凍しても味が落ちない「冷凍ますずし」を商品化した。冷凍と解凍技術で独自のノウハウを確立し、冷蔵庫の冷凍室(零下一八度以下)の状態で一年間、品質を保持できるようにした。外国人旅行者やビジネスマンらが利用する県外のホテル、レストランなどに販売ルートを開拓し、将来は海外市場へ投入する計画だ。
冷凍ますずしを共同開発したのは、仮設機材リース業の山口アルク(富山市飯野、山口禎章社長)と健康食品販売の共同アクティブ(富山市西大泉、柴原道則社長)。
中国の企業と取引のある山口社長は、海外へますずしを土産に持っていこうと思っても、数日間しか味が持たないことが不満だった。冷凍状態で輸出しようと考え、昨年秋、食品事業部を新設し、知人の柴原社長とともに開発に着手した。
冷凍ますずしは、調味料や水分量を工夫した合わせ酢でご飯とますを味付けして、棒状のすしを作る。食材が凍る温度帯(零度-マイナス三度)を一気に通過させ、マイナス三五度前後の低温域まで急速に冷凍。冷凍後はビニールで包装する。
食べる際は、電子レンジで三分ほどで解凍させ、袋から出して五分程度置く。
冷凍ずしを解凍すると、ご飯がぱさつき、うま味成分を含んだ水分が流れ出て、すし独特のしっとり感と味が損なわれる。炊飯方法などを工夫しすし飯に保湿性を確保、課題を解消した。
開発段階で壁にぶつかった時、支えになったのが、北日本新聞の七月十一日付朝刊に載った中川昭一自民党政調会長(当時農水相)の「富山のますずしを輸出すれば、健康食品として世界で喜ばれる」という言葉だった。二人は十三日、同党本部を訪ね、中川政調会長に完成した商品を贈る予定だ。
商品名は「さくら」で、二百九十グラム入り一個九百八十円。両社は、すし文化が浸透する海外市場をターゲットにしており、生状態のますずしとは異なるマーケットの創出を目指す。
山口社長は「外国人の味覚にも対応できる商品にした。海外の人たちに富山のますずしを味わってもらいたい」と話している。
誌面にもありますが、ます寿司を電子レンジで暖めるとご飯がぱさつくので、本当に美味しいものを食べたいと思えば春か秋に食べるのが良い(夏場は保存を効かせるために酢がきつくなり、冬場はご飯が固くなりやすいため)とされていますが、冷凍のます寿司ですか…。確かに通常のます寿司は日持ちするものでもありませんし、海外にも輸出できれるとなれば、ちょっとした日本食ブームならぬ (あっさり味の)ます寿司ブームを引き起こせるかもしれませんね。この冷凍ます寿司 要注目です。
http://www.kitanippon.co.jp/contents/knpnews/20061112/1330.html
富山の名産品を世界へ-。富山市の二つの企業が共同で、解凍しても味が落ちない「冷凍ますずし」を商品化した。冷凍と解凍技術で独自のノウハウを確立し、冷蔵庫の冷凍室(零下一八度以下)の状態で一年間、品質を保持できるようにした。外国人旅行者やビジネスマンらが利用する県外のホテル、レストランなどに販売ルートを開拓し、将来は海外市場へ投入する計画だ。
冷凍ますずしを共同開発したのは、仮設機材リース業の山口アルク(富山市飯野、山口禎章社長)と健康食品販売の共同アクティブ(富山市西大泉、柴原道則社長)。
中国の企業と取引のある山口社長は、海外へますずしを土産に持っていこうと思っても、数日間しか味が持たないことが不満だった。冷凍状態で輸出しようと考え、昨年秋、食品事業部を新設し、知人の柴原社長とともに開発に着手した。
冷凍ますずしは、調味料や水分量を工夫した合わせ酢でご飯とますを味付けして、棒状のすしを作る。食材が凍る温度帯(零度-マイナス三度)を一気に通過させ、マイナス三五度前後の低温域まで急速に冷凍。冷凍後はビニールで包装する。
食べる際は、電子レンジで三分ほどで解凍させ、袋から出して五分程度置く。
冷凍ずしを解凍すると、ご飯がぱさつき、うま味成分を含んだ水分が流れ出て、すし独特のしっとり感と味が損なわれる。炊飯方法などを工夫しすし飯に保湿性を確保、課題を解消した。
開発段階で壁にぶつかった時、支えになったのが、北日本新聞の七月十一日付朝刊に載った中川昭一自民党政調会長(当時農水相)の「富山のますずしを輸出すれば、健康食品として世界で喜ばれる」という言葉だった。二人は十三日、同党本部を訪ね、中川政調会長に完成した商品を贈る予定だ。
商品名は「さくら」で、二百九十グラム入り一個九百八十円。両社は、すし文化が浸透する海外市場をターゲットにしており、生状態のますずしとは異なるマーケットの創出を目指す。
山口社長は「外国人の味覚にも対応できる商品にした。海外の人たちに富山のますずしを味わってもらいたい」と話している。
誌面にもありますが、ます寿司を電子レンジで暖めるとご飯がぱさつくので、本当に美味しいものを食べたいと思えば春か秋に食べるのが良い(夏場は保存を効かせるために酢がきつくなり、冬場はご飯が固くなりやすいため)とされていますが、冷凍のます寿司ですか…。確かに通常のます寿司は日持ちするものでもありませんし、海外にも輸出できれるとなれば、ちょっとした日本食ブームならぬ (あっさり味の)ます寿司ブームを引き起こせるかもしれませんね。この冷凍ます寿司 要注目です。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます