ファイナンシャルプランナーのニュースチェック

日々のニュースをFPの視点からチェックしてコメントします

ネットで「ケンタッキー・チキン」不買呼びかけも…中国

2008-04-18 18:46:52 | Weblog
ネットで「ケンタッキー・チキン」不買呼びかけも…中国 2008年4月18日 
読売 http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20080417-OYT1T00657.htm
毎日 http://mainichi.jp/select/world/news/20080418k0000m020054000c.html
 北京五輪聖火リレーのパリでの妨害活動に抗議して中国のインターネットで起きている仏大手スーパー「カルフール」に対する不買運動に続き、「チベット独立」に反対するデモ行進や、チベット問題に関する米議会決議への抗議から「ケンタッキー・フライド・チキン」の不買を訴える動きが出ている。
 ネット民族主義はエスカレートする一方だ。
 5月1日午後、香港に隣接する広東省深セン市中心部で「愛国平和デモ」を行うとの呼びかけがネットに書き込まれた。具体的コースを示した地図が付けられ、「北京五輪支持、チベット独立反対」などをスローガンにするという。
 ケンタッキーについては、6月1日、中国全土の店舗を標的に不買を訴える書き込みが出回っている。
 一方、カルフール不買運動は、ネットでの5月1日の不買呼びかけ以外に携帯電話メールでも拡大中だ。「カルフールの大株主が(チベット仏教最高指導者)ダライ・ラマ(14世)に巨額の資金を寄付。フランスが『チベット独立分子』を支持している」として、五輪開幕3か月前の5月8日から24日まで五輪期間と同じ17日間の不買を訴えた。
 カルフール側は15日、「北京五輪の成功を願っている」との声明を発表し、事態の沈静化を求めたが、抗議が収まる気配はない。中央テレビの著名キャスター、白岩松氏がネットで「カルフール労働者の大半は中国人だ」などとして理性的な対応を求めたところ、逆に「永遠に許さない」などの非難が殺到している。
 中国紙によると、山東省青島や雲南省昆明では、市民がカルフール前に横断幕などを掲げて集まり、抗議行動に出たという。


 ネットマナー絡みの記事ではこんな騒動もあるようです。中国も市場主義が大分浸透したと思ったのですが、思想信条という観点からは、まだまだこれからというか、なんというか…(汗
 まあ、ケンッタッキーやカルフールの経営陣が中国のチベット支配に表立って抗議しているというのならば、不買運動を起こすというのも理解できなくもないのですが、ダライ・ラマ程の有名人ならば、カルフールに限らず、おそらく、マイクロソフトやGMなどアメリカを代表する他の大企業も、リスク分散の観点から少しくらいは寄付していると思いますし、パソコン本体に大きな影響力のあるマイクロソフトや米自動車会社など、不買運動が成り立ちにくい他のアメリカ企業ではなく、あえて、影響度の少ないカルフールやケンタッキーを狙い撃ちしているところに、底意地の悪さを感じますね。
 こんなことをやっても、中国に対する批判がますます高まってしまうだけだと思うのですが、ネット社会で集団心理が暴走した時は、誰も止める人がいないだけに、ホント怖いと思います。


コメントを投稿