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明日の私:「ねんきん定期便」の見方 加入履歴、まず確認

2007-06-10 14:57:23 | Weblog
明日の私:「ねんきん定期便」の見方 加入履歴、まず確認 2007年6月9日 毎日
http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/katei/news/20070609ddm013100171000c.html
 「私の年金はきちんと管理されているのか」「支給漏れはないか」--。公的年金の保険料納付状況や、年金見込み額などを加入者に知らせる社会保険庁の「ねんきん定期便」が今春、スタートしている。現在は今年4月2日以降に35歳になる人だけへの先行実施だが、来年度からは20~59歳の全加入者が対象になる。自分の年金を守るためにも、定期便の内容と見方をよく理解したい。

◇納付状況など通知 35歳対象に先行実施、来春には全加入者に
 「将来、いくら年金をもらえるのか」。定期便はこうした疑問に答え、年金への信頼回復を図る目的で導入された。納付率の向上につなげたいという思惑もある。
 年金加入記録や見込み額の一斉通知はこれまで、年金受給直前の58歳を迎える人に対してのみ。定期便は20~59歳の全加入者に対象を広げて実施するもので、払い込んだ保険料とそれに応じた年金見込み額を年1回通知する。
 35歳の人に対して先行実施に踏み切ったのは、基礎年金(国民年金)を受け取るには25年以上の加入期間が必要で、60歳での受給を想定すると35歳が節目になるから。現在は、年金加入期間や加入履歴を提供している。12月からは、45歳の誕生日を迎える人に35歳と同様の通知を、55歳以上の人には年金見込み額も分かるものを通知する。
 では、定期便の内容を確認する時、どこに注意したらいいのか。
 社会保険庁企画課の西條一徳計画第2係長は「厚生年金であれば、今まで勤めてきた会社や働いていた期間を、国民年金なら納付した期間など加入履歴をまず確認してほしい」と話す。
 基礎年金番号制度が導入される前の96年まで、会社員の厚生年金と自営業者らの国民年金はバラバラに年金番号を付けていた。転職、結婚、転勤などで複数の年金制度を出入りした人は特に、注意する必要がある。
 通知の備考欄には、年金制度に未加入期間が計12カ月以上あると「年金加入記録に空き期間があります」▽保険料の未納があると「国民年金の保険料納付が可能な期間があります」--などの文言が表示される。
 年金保険料は過去2年以内であれば、さかのぼって納付できる。また、年金額を「満額」に近づけたい場合は、「60歳まで」の支払い年齢の期限を延長する方法もある。
 通知内容の確認や訂正は「ねんきんダイヤル」(0570・05・1165)に問い合わせるとよい。

◇未納なくても「空き期間があります」!?
 社保庁によると、「加入者からの問い合わせは備考欄の空白期間についてが最も多い」という。「空き期間があります」「納付が可能な期間があります」など7種類のメッセージが記されるが制度が複雑で個別事情も異なるため、説明不足になるからだ。
 5月に35歳になった札幌市の主婦は、自宅に届いたねんきん定期便を見て驚いた。備考欄に「加入記録に空き期間があります」と書いてあったためだ。
 主婦は20歳前から地方公務員として働き、結婚退職後は公務員の夫の妻として、国民年金の第3号被保険者になった。公務員なので、納付に漏れはないはずだった。
 翌日、問い合わせ先の「ねんきんダイヤル」に電話した。国民年金と、公務員が加入する共済年金は管轄が違うため共済の分の情報がなく、定期便には記載できなかった、と説明を受けた。
 未加入扱いではないのは分かったが、不満は残った。「来年以降も『空き期間がある』と表示されるかもしれない」とも言われたからだ。主婦は「毎年、内容が不確かなまま送られてくるなら、もういらない。こんなことにお金をかけるのはもったいない」と指摘する。
 社保庁はねんきん定期便を本格実施した場合の年間費用を約100億円と見込み、財源には保険料が充てられる。

◇ねんきん通知の導入スケジュール
現在      35歳と58歳のみ
            ↓
今年12月~  45歳と55歳以上にも通知
            ↓
来年4月~   公的年金加入者全員へ通知スタート



 世間では、5000万件に及ぶ誰のものかわからない年金データーの存在が明らかになり、大騒ぎになっていますが、35歳になった方に配達している『ねんきん定期便』について、詳しく解説している記事があったので紹介します。
 具体的な事例とチェックポイントを解説した表(http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/katei/news/images/20070609dd1dd7phj006000p_size8.jpg)もありますので、この問題に興味のある方は、こちらのリンクも、リンク切れになる前にダウンロード&コピーすることをお勧めします。

 それはそうと、こちらの『ねんきん定期便』。公務員の記録のデーターまで空き期間扱いとは…(汗
 いずれは公務員の年金も厚生年金と一体的に管理&運用することになるとは思いますが、一般の人は公務員期間の年金はその共済組合でないとデータを把握していない(公務員とサラリーマンの両方の勤務経験のある方の場合、それぞれに対して年金の裁定請求をしなければなりません)ことも知らないでしょうし、今後こういった不満が続出することは必至。このあたりは今後の改善点でしょうか。

ねんきん定期便の例とチェックポイント(記録の見本) はこちら
http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/katei/news/images/20070609dd1dd7phj006000p_size8.jpg


1 コメント

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Unknown (Unknown)
2007-06-10 19:04:16
懇意地浜名さんどんな記事書いてるか寄って見ました
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