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寝たきり女性への医療事故、慰謝料減額せず

2006-04-21 06:17:23 | Weblog
寝たきり女性への医療事故、慰謝料減額せず・東京地裁 2006年4月21日 日経
http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20060420AT1G2001P20042006.html
 寝たきり状態だった東京都内の70歳代の女性が、虎の門病院(東京・港)の医療事故で植物状態になったとして、家族とともに病院を運営する国家公務員共済組合連合会に約8900万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が21日、東京地裁であった。
 女性がもともと寝たきり状態だったことから、病院側は「事故前から障害1級なので慰謝料は大幅減額すべき」と主張したが、金井康雄裁判長は「新たに重大な障害を負ったのだから、減額する必要はない」と指摘。約3800万円の支払いを命じた。賠償額のうち女性本人への慰謝料は、請求通りの2800万円を認めた。

 寝たきりだから慰謝料をまけろ なんて、あまりにも失礼な加害者だと憤慨されるかもしれませんが、交通事故の損害賠償では、被害者が医者か専業主婦か、子供か老人かで賠償額が大幅に変わってくるのが現実です。そういう意味では今回は画期的な判決が出ましたね。

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