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京都市長に門川氏3選 2新人に大差

2016-02-08 20:04:58 | Weblog
京都市長に門川氏3選 2新人に大差 2016年02月08日 京都
http://www.kyoto-np.co.jp/top/article/20160207000130
 任期満了に伴う京都市長選は7日、投開票され、自民党、民主党、公明党、社民党府連が推薦する現職の門川大作氏(65)が、いずれも新人で共産党が推薦する元労組委員長の本田久美子氏(66)、元京都府議の三上隆氏(85)を破り、大差で3選を果たした。門川氏は厚い支持組織に支えられて安定した選挙戦を展開し、前回選より約3万2千票多い25万4545票を獲得。本田氏に倍近い差を付けた。投票率は前回より1・09ポイント減の35・68%で、過去4番目に低かった。
 3期目に向け、門川氏は「133の市民への約束を掲げて選挙を戦った。しっかりと実行し、仕事で市民にお返しをしたい」と決意を述べた。
 政党レベルでは1993年選挙から7回連続で「非共産対共産」の対決構図となった。門川市政の2期8年の評価や中小企業振興、四条通歩道拡幅や景観規制のあり方、福祉の充実などが争点となった。各党は夏の参院選もにらみ、激しい論戦を繰り広げた。
 門川氏は経済界や連合京都、各種団体で構成する「未来の京都をつくる会」を選挙母体に、有効求人倍率の上昇や「保育所待機児童ゼロ」などの実績を強調し、市政の継続を訴えた。
 京都府との協調も掲げ、経済界なども一緒に「オール京都」で文化庁の移転や北陸新幹線の誘致に取り組むとアピール。昨春に大渋滞を引き起こした四条通の歩道拡幅で批判も招いたが、市議会与党の市議らが支えて組織を固めた。
 今後、市の財政状況が厳しい中、いかに財源を確保し、公約を実現するか手腕が問われる。
 開票は午後9時20分に始まり、門川氏は全11行政区で本田氏を上回った。東山区を除く10区で前回から上積みして得票を伸ばした。
 本田氏は共産推薦候補を擁立してきた「民主市政の会」と京都総評で構成する「憲法市政みらいネット」が選挙母体。「戦争法(安全保障関連法)廃止」を前面に掲げたが、国政課題を市長選の最大争点とする手法には批判もあり、支持は広がりを欠いた。「革新市政」を経た1980年代以降、共産が単独推薦した候補では過去最低の12万9119票に終わった。
 三上氏は知人らでつくる「世界平和の会」を選挙母体とし、「京都から世界平和を発信する」と訴えたが、約1万5千票の獲得にとどまった。
★京都市市長選挙結果
当 254545 門川大作 無現
  129119 本田久美子 無新
  15334 三上隆 無新


 京都市長選は現職で3選を目指す65歳の門川大作氏に、元府議で85歳の三上隆氏、元市教組執行委員長で66歳の本田久美子氏が挑みましたが、
 四条通の車線減で歩道を広げた歩行者優先策や、看板規制の強化など景観政策の実績を強調。「京都の活況を市民の豊かさにつなげる」と訴えた門川大作氏が25万4545票を獲得して
 教師の経験から「京都市の子どもの貧困対策は不十分」と指摘。政治を変え、成長に応じた支援策の充実を掲げる。安全保障関連法反対も訴えて12万9119票を獲得した本田久美子氏 にダブルスコアの大差をつけて危なげなく3選を決めました。
 「京都から平和を発信するために天皇陛下にお戻りいただき、京都を首都に」と主張。高齢者向け施策への取り組みも掲げた三上隆氏の獲得票は15334票。

 「天皇陛下にお戻りいただき、京都を首都に」などと非現実的な公約を掲げていた三上隆氏は論外として、事実上の政党推薦が非共産と共産に分かれる前回と同じ「二極化」の構図になりましたが、京都は共産党が強い地域なのにこれだけ大差がつくとは。
 現職勝利は予想通りですが、あの京都でここまで共産党の影響力が衰えるとは…と別の意味で驚かされる選挙戦でした。


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