ファイナンシャルプランナーのニュースチェック

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27年度のマイナンバーカード発行は申請の2割止まり 機構、トラブル責任の処分も見送り

2016-04-05 08:20:22 | Weblog
27年度のカード発行は申請の2割止まり 機構、トラブル責任の処分も見送り… 2016年04月05日 産経
http://www.sankei.com/politics/news/160405/plt1604050005-n1.html

 ん。これ勿論技術的な問題もあると思うのですが、そもそも希望者の全員が本当に急いで欲しがっているかという根本的な疑問もあるんですよね。
 当面の間は発行手数料が無料だから一応申請したけど、いざ紛失したら怖いという方が多いのではないでしょうか。
 郵便局などで一定金額以上の現金を引き出す場合に身分証明が求められるなど、運転免許証を保有しない方などが特定個人を証明する用途として潜在的需要はあると思いますが、それだって自治体が発行している身分証明書(300円位、但し本人が受付窓口に足を運ぶ必要があり、親族でも本人以外が受け取る場合は委任状が必要、地区センターでは受取不可としている自治体もあります)で用足りますし、アクセスログを確認できるのは来年から。
 頻繁に行政とやりとりして添付書類も多く必要な個人事業主などにはメリットがあっても、一般庶民はメリットよりも不安の方が大きいから、申請数と受取数に大きな剥離が生まれただけのことだと思います。