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広島 竹原市長に吉田さん 「雇用創出に取り組む」

2013-12-23 11:23:08 | Weblog
広島 竹原市長に吉田さん 「雇用創出に取り組む」2013年12月23日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hiroshima/news/20131223-OYT8T00013.htm
 竹原市長選は22日、投開票され、新人で前市議の吉田基氏(64)(無所属)が、いずれも無所属新人で、前市議の小坂智徳氏(65)と司法書士の井上盛文氏(44)を破り、初当選した。吉田氏は企業誘致による雇用促進や市活性化、都市基盤の整備を掲げて支持を広げた。投票率は63・43%(前回55・94%)で、1990年以降では2番目に高かった。当日有権者数は2万3689人。
 吉田氏は、当選確実の知らせに、同市竹原町の事務所の中で支持者らと万歳を繰り返して喜び合い、「雇用創出に一番に取り組み、竹原市に住んで良かったと思える街づくりを目指します」と誓った。
 選挙戦では、小規模の造成を重ねて企業を次々と呼び込む「1000人の雇用創出」のほか、産婦人科や緊急医療システムを充実させることで、若者の定住促進をアピール。公共下水道整備や、区画整理など都市基盤づくりを進める改革「ふるさと竹原の再生」を主張した。「最後のご奉公」を掲げ、地元・忠海地区を中心に市内全域に浸透した。
 吉田氏は、同市忠海中町出身。立正大経済学部卒業後、衆院議員秘書を経て、90年の市議選で初当選した。
 一方、小坂氏は観光PRの強化や商店・中小企業支援による市活性化、市職員の能力活用、若者向け住宅整備など幅広く訴えた。市議の一部からも支援を得て旧市街地を中心に支持を固めたが、市全域では得票が及ばなかった。同市中央の事務所で支持者らを前に、「敗因は私自身にある。支えてくれた人に申し訳ないの一言に尽きます」と頭を下げた。
 井上氏は若さをアピールして「30年先を見据えた市政を」と訴えたが、知名度の低さもあって支持を広げられなかった。
★広島県竹原市 市長選挙結果(投票率63.43%)
当 5570 吉田基(64)無新
  4689 小坂智徳(65)無新
  4577 井上 盛文(44)無新



 広島県竹原市は、安芸の小京都としても知られる県中南部の人口約2.7万人の市で、市長選は3期目の小坂政司市長が今期限りでの引退を表明したことから、前市議で64歳の吉田基氏、司法書士で44歳の井上盛文氏、前市議で65歳の小坂智徳氏による3新人の争いとなりましたが、
 「人口減少が続く、自分が生まれ育ったこのまちを見直し、再出発させる」「この地域の一番の悩みは就業の場がないことだ」と述べ、雇用創出に力を注ぐことを強調。産婦人科や緊急医療システムも充実させることで、若者の定住を促すとした。公共下水道整備や庁舎移転、区画整理事業など市の課題解決に向けて、「この選挙を通じて竹原を一枚岩にしたい。選挙戦を制し、竹原のために最後のご奉公をさせてほしい」と訴えた吉田基氏が5570票を獲得して
 「まず、どうしても人口減を止めたい」と言い、若い世代向けの住宅整備を対策の一つに挙げると共に、「年間100万人が訪れるまち」を目標に市の観光PRを強め、併せて地域活性化策とする考えを示した。市職員、特に女性の視点を生かすほか、高齢者の買い物の足の確保、中小企業や商店も潤う経済対策を進めるとし、「温かい施策で『住んで良かった』と言われる竹原にしたい。市のリーダーが変われば、すべて変わります」と訴え4689票を獲得した小坂智徳氏
 土地家屋調査士としての体験を振り返って、「私を育ててくれた竹原が弱ってきている今こそ恩返しを」と立候補の経緯を説明すると共に「市民が熱い夢を語り合い、この難しい状況を一つになって乗り越えていかなければ」と、周辺市町との連携を強めることを約束。「今後30年は竹原のリーダーとして責任を持っていきたい。未来を見据え、私が育ててもらったような環境を必ず子どもたちに作る」と、若さを生かした息の長いまちづくりへの支持を求め4577票を獲得した井上盛文氏 の2人を振り切り三つ巴の争いを制して初当選を決めました。
 いわゆる泡沫候補のいない中、誰が勝ち抜いてもおかしくない状況だったと思いますが、吉田基氏がどのような市制の舵取りを行うのか、注目を集めそうです。

静岡 富士市長に小長井氏 新人対決、植田氏破る

2013-12-23 11:18:41 | Weblog
富士市長に小長井氏 新人対決、植田氏破る 2013年12月23日 静岡
http://www.at-s.com/news/detail/872138725.html
 任期満了に伴う富士市長選と市議補選(欠員1)は22日、投票が行われた。即日開票の結果、市長選では、新人の元市議小長井義正氏(58)=無所属=が、新人の元県議植田徹氏(64)=同=を破り、初当選を果たした。投票率は39・59%で前回選(2009年)から12・53ポイント上昇した。
 市議補選は、無所属で元市議の一条義浩氏(43)が3度目の当選を果たした。投票率は39・58%。
 小長井氏は、地元の出身高校の卒業生やボランティア、中小企業の経営者有志らによる草の根の選挙戦を展開した。党籍を持つ自民のほか、民主支持層や無党派層から幅広い支持を得た。公約には、民間資本の活用や行財政改革の推進を柱に掲げ、地元の富士地区で有利に選挙戦を進めたほか、勝敗の鍵を握るとされていた大票田の吉原地区など市全域に浸透した。
 植田氏は県議時代に培った支持組織や親類を中心に活動したが、及ばなかった。
 22日午後11時15分、「当確」の一報が届くと、富士市中島の小長井氏の事務所は歓喜に沸いた。小長井氏は支援者にもみくちゃにされながら「苦しい選挙戦だったが、皆さんの草の根の支援でひっくり返すことができた」と喜びを爆発させた。選挙戦で訴えたスローガン「クリーン・チャレンジ・スピード」を重視した政治の実現を約束して「26万市民のため富士市を発展させたい」と決意を語った。
★静岡県富士市 市長選挙結果(投票率39.59%)
当 41030 小長井義正(58)無新
  38838 植田徹(64)無新



 静岡県富士市は県東部の人口約25.1万人の特例市で、市長選は前県議で64歳の植田徹氏と前市議で58歳の小長井義正氏のともに自民党籍のある両氏の一騎打ちとなる珍しい選挙戦となりましたが、
 徹底した行財政改革と人事管理。民間プロジェクト公募制度導入。規制緩和推進を訴えた小長井義正氏が41030票を獲得して
 市長戦略室の設置。都市活力再生ビジョンの強力推進。国・県政との連携を訴え38838票を獲得した植田徹氏を振り切って、新人同士の争いを制しました

 この2人。どうも共に自民党に推薦を申請したものの、富士市内の党支部は「1人に絞れない」と自主投票を決定。明確な争点は見られず政策論争にもなっておらずどちらに転んでもおかしくはないな…と思っていたのですが、小長井義正氏が植田徹氏を振り切る形に。
 まずはどう市制の舵取りを行うのか要注目でしょうか。

東京 東久留米市長に並木氏

2013-12-23 11:14:41 | Weblog
東京 東久留米市長に並木氏 2013年12月23日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tokyotama/news/20131223-OYT8T00031.htm
 無所属新人3人の争いとなった東久留米市長選は22日、投開票が行われ、前市議の並木克巳氏(44)(自民推薦、公明支持)が、政治団体共同代表の草刈智のぶ氏(55)(共産推薦)、元衆院議員秘書の前田晃平氏(30)(維新推薦)を破り、初当選を果たした。当日有権者数は9万3518人。投票率は34・55%で過去最低となった。
 前回は1464票差の次点だった並木氏は、市議選も含め選挙は6度目で、高い知名度も生かして、初めての選挙となる2氏を振り切った。引退する馬場一彦市長と議会の対立が続き、市政が混乱したことも受けて、「安定した希望の持てる東久留米」を強調。財政再建や産業振興、高齢者対策などを訴えた。
 やはり財政再建を訴える若い前田氏の出馬で、陣営には「保守票が割れる」との危機感もあり、自民党の石破幹事長や林農相、片山さつき参院議員など、有力者や知名度のある同党国会議員が相次ぎ応援に入ってテコ入れ、自民、公明の組織も固めた。前回は大型商業施設出店問題で馬場氏を応援した商工関係者の多くも、今回は並木氏を支援した。
 草刈氏は、「暮らし、福祉優先の財政運営」を主張。国会で成立した秘密保護法への反対も訴え、国政への批判票の取り込みも狙ったが、伸び悩んだ。前田氏は、「しがらみ、なれ合いの市政を変える」と訴え、行革と企業誘致による税収増により子育て政策の充実をアピールしたが、届かなかった。
 東久留米市新川町の並木氏の事務所では、当選の一報がはいると拍手が起こった。並木氏は、「皆さんのおかげ。財政再建を進め、希望の持てる東久留米にしていきたい」と意欲を見せた。
★東京都東久留米市 市長選挙結果(投票率34.55%)
当 16024 並木克巳(44)無新=自民推薦
  8789 草刈智のぶ(55)無新=共産推薦
  6958 前田晃平(30)無新=維新推薦




 東京都東久留米市は、多摩地域東部にある人口約11.6万人の市で、市長選は現職で43歳の馬場一彦氏が議会との対立などを理由に1期限りで引退することから、前市議で自民・公明が推薦する4年前の前回選挙にも出馬したものの馬場一彦氏に1464票差で敗れて再挑戦する44歳の並木克巳氏、元衆院議員秘書で日本維新の会が推薦する30歳の前田晃平氏、政治団体共同代表で共産が推薦する55歳の草刈智のぶ氏の3新人による争いとなりましたが、
 「安定と希望を取り戻す」と強調した並木克巳氏が16024票を獲得して4年前の雪辱を果たす形で初当選。
 コミュニティーバスの運行などを公約に掲げて8789票を獲得した草刈智のぶ氏
 企業誘致による税収増などをアピールして6958票を獲得した前田晃平氏 の両氏に大差をつけて初当選を決めました。
 ん…。40代前半で4年前は民主党や社民党などの推薦を受けて当選した現職市長が1期4年で立候補しないのも吃驚でしたが、保守票が割れる心配もあったものの、組織力のある自民推薦候補がやはり有利に戦いを進めましたね。

福島 相馬市長、立谷氏4選 県内現職連敗止まる

2013-12-23 11:11:13 | Weblog
福島 相馬市長、立谷氏4選 県内現職連敗止まる 2013年12月23日 福島民報
http://www.minpo.jp/news/detail/2013122312894
 任期満了に伴う相馬市長選は22日、投開票され、現職の立谷秀清氏(62)=無所属=が9385票を獲得し、元市議で新人の荒川五郎氏(65)=無所属=を275票差で破り、4選を果たした。立谷氏は東日本大震災と東京電力福島第一原発事故からの復興の加速化を訴え、有権者は市政継続を選択した。県内市長選での現職の連敗を止めたが、僅差の勝利だった。投票率は63.96%で過去最低。
 立谷氏は、高齢者が共同で暮らす災害公営住宅「相馬井戸端長屋」や、災害時には避難先となる「防災集合所」の整備など独自の施策を展開し、市の復旧・復興を前進させた。しかし、告示3週間前に立候補を表明した新人の荒川氏に275票差まで追い上げられた。立谷氏は選挙事務所で記者団に「私自身への批判と、現職を落とそうとする風が強かった。これまでの復興政策を検証し、地域の再生に向け決意を新たに頑張っていきたい」と話した。
 今年、行われた県内の市町村長選の結果は田村市と会津美里町で現職が無投票当選したが、現職と新人が激突した10市町村では、現職が3勝7敗と負け越している。4月の郡山、9月のいわき、11月の福島、二本松の4市長選では現職の連敗が続き、市長選で新人に勝利したのは立谷氏だけだ。
 一方、震災から1年以内に現職が立候補した16市町村長選では、10町村で現職が無投票当選した。残り6市町村のうち、現職が敗れたのは1村だけだった。
 自治体政策が専門の今井照福島大行政政策学類教授(60)は、時間の経過とともに復旧・復興が感じられない有権者の不満や不安の矛先が、身近な自治体のトップである現職に向くようになったと分析。「決定的な失政がないにもかかわらず現職の苦戦が続いている。原発事故によって今後の展望が見えない福島ならではの現象」とみている。
 来年1月には南相馬、喜多方、伊達の3市長選が行われる。秋には任期満了に伴う知事選も控えており、有権者の判断が注目される。

■立谷秀清氏の話
 2年9カ月の震災対応について評価を問う選挙だった。わずかな差の勝利で大変、驚いた。被災者が生活再建できるよう全力を尽くす。希望を持ち、みんなと前を向いていきたい。

★福島県相馬市 市長選挙結果(投票率63.96%)
当 9385 立谷秀清(62)無現
  9110 荒川五郎(65)無新


 福島県相馬市は、県北東部の人口約3.7万人の市で、市長選は2001年1月から3期務めて4選を目指す立谷秀清氏に荒川五郎氏が挑みましたが、
「復興への道は半ば。遂げなくてはならない」と訴えた立谷秀清氏が9385票を獲得して
「市民目線による市政の変革」を主張して9110票を獲得した荒川五郎氏 をかろうじて振り切って4選を決めました。
 福島と言えば原発事故及びその後の復興を巡り主要都市で現職が相次いで敗れる波乱もあり、相馬市も海辺に立地することから風評被害の問題などもあり影響は避けられないものと思われましたが、こちらはかろうじて現職が挑戦者を振り切った形になりました。