露天商15人、東電に賠償請求…花見の収入激減 2011年7月23日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110722-OYT1T01187.htm
福島第一原発事故の影響でイベントの中止・縮小が相次ぎ、収入が激減したとして、福島県いわき市内の露天商でつくる「いわきブロック祭店連絡協議会」(石川次夫会長)の有志15人が、東京電力に対し、約9200万円の損害賠償を請求した。
各店舗の売上高の4か月分。20日、東電に通知書を送り、今月30日までに返答するよう求めた。
石川会長は「原発から30キロ圏内に限らず、子どもを外に出さなくなっている。花見シーズンの収入で、夏以降の出店費用を賄うので、春に収入がなかったのは痛い」と話した。
う~ん。露天と言っても、出店場所にはいわゆる縄張り問題もあり、そう簡単に場所を変えるわけにもいかない(多分○月○日はこの場所で営業するという権利を購入。一部のラーメン屋台のようにその日の気分で出店場所を変えるたり、商売にならないから県外で出店するなどということはできないのでしょう)といった諸事情もあるのだとは思いますが、だからといって「無制限に損害賠償請求が行えるか?」と聞かれれば、「場所を固定されている地元飲食店や旅館と同一視するのが本当に公平なのか?」という見方もあるでしょうし、一個人としては『そこまで面倒を見ないといけないのか?』というのが正直な心境ですが、仮に露天商の収入まで補填の対象を広げるようだと、それこそ際限なく損害賠償額が膨らみかねないだけに、裁判所がどのような判断を下すのか要注目ですね…。
まだ賠償請求が東京電力だけに留まるのならばともかく、その東電は実質国税の投入が確実視されているだけに、一個人としては、100歩譲って賠償を算定するとしても、お天気などにも大きく左右される露天商の売上をどう予測するのか、そしてどのくらいの負担が最終的に生じるのかが非常に気になるところです。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110722-OYT1T01187.htm
福島第一原発事故の影響でイベントの中止・縮小が相次ぎ、収入が激減したとして、福島県いわき市内の露天商でつくる「いわきブロック祭店連絡協議会」(石川次夫会長)の有志15人が、東京電力に対し、約9200万円の損害賠償を請求した。
各店舗の売上高の4か月分。20日、東電に通知書を送り、今月30日までに返答するよう求めた。
石川会長は「原発から30キロ圏内に限らず、子どもを外に出さなくなっている。花見シーズンの収入で、夏以降の出店費用を賄うので、春に収入がなかったのは痛い」と話した。
う~ん。露天と言っても、出店場所にはいわゆる縄張り問題もあり、そう簡単に場所を変えるわけにもいかない(多分○月○日はこの場所で営業するという権利を購入。一部のラーメン屋台のようにその日の気分で出店場所を変えるたり、商売にならないから県外で出店するなどということはできないのでしょう)といった諸事情もあるのだとは思いますが、だからといって「無制限に損害賠償請求が行えるか?」と聞かれれば、「場所を固定されている地元飲食店や旅館と同一視するのが本当に公平なのか?」という見方もあるでしょうし、一個人としては『そこまで面倒を見ないといけないのか?』というのが正直な心境ですが、仮に露天商の収入まで補填の対象を広げるようだと、それこそ際限なく損害賠償額が膨らみかねないだけに、裁判所がどのような判断を下すのか要注目ですね…。
まだ賠償請求が東京電力だけに留まるのならばともかく、その東電は実質国税の投入が確実視されているだけに、一個人としては、100歩譲って賠償を算定するとしても、お天気などにも大きく左右される露天商の売上をどう予測するのか、そしてどのくらいの負担が最終的に生じるのかが非常に気になるところです。