ファイナンシャルプランナーのニュースチェック

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節電の夏、扇風機品切れ 全社員に1台、まとめ買い続出

2011-07-10 19:44:39 | Weblog
節電の夏、扇風機品切れ 全社員に1台、まとめ買い続出 2011年07月07日 朝日
http://www.asahi.com/national/update/0707/TKY201107070231.html
 節電の夏、暑くても冷房の設定温度は下げられない。では、と扇風機を買いに店へ走るあなた、もう遅いかもしれない。想定外の人気にメーカーの生産が追いつかず、量販店でも品切れ状態が続いているのだ。
 職場で、家庭で、扇風機は引っ張りだこ。東京・五反田の化粧品会社「ACRO」本社では6月上旬、社員32人全員に小型の卓上扇風機を1台ずつ支給した。冷房設定は昨年より高い28度だが「扇風機があれば十分快適。この夏のお助けアイテムです」と同社の安藤寿子さん(31)は笑う。
 東京都世田谷区の団地で暮らす須山紀世子さん(62)は、暑さが本格化し始めた6月下旬に駆け込みで購入した。今のところエアコンは使っていない。「節電しなくちゃ、と思って。扇風機が主役になるなんて本当に久しぶり」
 マーケティング会社のGfKジャパンによると、扇風機は量販店で4~5月、前年比4倍以上の売り上げを記録した。輸入台数も過去最多を更新しており、東京税関によると5月は321万台。このうち、98%が中国から。多くは数千円台の安価な商品とみられる。
 東京・秋葉原の電気街に並ぶ個人向け小型扇風機の大半も中国製だ。パソコンから給電するタイプのほか、電池式やソーラー発電との併用型なども。「『いますぐ職場で使う』と電池式を買っていくサラリーマンが増えた。ここまで売れるとは」と雑貨店店長の山岸裕介さんは驚く。
 あまりの人気に、家電量販店では品切れが深刻だ。秋葉原のヨドバシカメラでは、扇風機売り場はほぼ空っぽ。担当の礒部吉正さんは「置きたくても置く商品がない」とため息をつく。



 ほぉ。被災地では扇風機が売り切れで入荷待ちとは聞いていましたが、東京の大手家電量販店でもほぼ空っぽですか…(吃驚
 そういえば、土曜日に必ずと言ってもいい程織り込みチラシを新聞にはさんでくる家電量販店数社のチラシを見ても、「先着5台限定」の扇風機の目玉広告が一部量販店を除いて毎週のようには載らなくなり、「あ~ 1000~2000円の低価格機はまとまった数が仕入れられないのだろうな…」とは思っていたのですが、今年は全国的に節電が要請される中、職場や自宅でも、押し入れや倉庫の中から扇風機を引き出してきたのはいいものの、あまりにも古びていて慌てて新しい製品を買いに走った(あまり古い型式だと、節電効果が薄く、それ以上にコードの切断等による火災発生のリスクもあります)という方も少なくなかったのではないかと思います。

参考ニュースリリース
国民生活センターリリース  三洋電機「扇風機【古い製品の使用中止のお願い】はこちら 
http://www.kokusen.go.jp/recall/data/s-20070825_2.html
消費者庁 扇風機の発煙・発火などに御注意ください! はこちら
http://www.caa.go.jp/safety/pdf/110526kouhyou_4.pdf

(4日の自治体選挙選)刈谷市長に竹中氏再選

2011-07-10 19:42:53 | Weblog
(4日の自治体選挙選)刈谷市長に竹中氏再選 2011年7月4日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/election/local/news/20110704-OYT1T00010.htm
 愛知県刈谷市長選は3日、投開票が行われ、現職・竹中良則氏(67)(無)が、新人の元市議・岡本守二氏(60)(諸)を破り再選。
 投票率60・64%。
★愛知県刈谷市 市長選挙結果
当45327 竹中良則(67)無現
 20473 岡本守二(60)諸新


 多少、タイミングを逸した感もなくもありませんが、先週4日に行われた自治体選挙結果についてお送りしたいと思います。
 刈谷市は、愛知県のほぼ中央の西三河地区の西端に位置する人口14.5万人程の市で、市長選は現職で67歳の竹中良則氏に対して、60歳の岡本守二氏が挑戦しましたが、
 「精いっぱい走り続けてきた。仰いで天に恥なし」「公共施設の耐震化はほぼ終了し、今後は避難所の防災設備の充実や、上下水道管、市道に架かる橋の耐震化などを最優先し後世に負担を回さず、世代間の公平性を保っていきたい。社会資本の延命化が大きなテーマ」と1期4年の実績をアピールした竹中良則氏が45327票を獲得し、
 「市長、副市長が、職員の退職後のポストになっていては本当の改革はできない」「市民は本当の豊かさを感じていない。弱者が喜んでくれる街にしたい」「名古屋市の市長が800万円なら刈谷市が1600万円では説明がつかない」という理由から、市長の給与の半額となる800万円への引き下げや高級車による送迎の廃止市長、副市長室をなくして、部長以上の幹部が一つの大部屋で仕事をすると訴え20473票を獲得した岡本守二氏   にダブルスコア以上の大差をつけて危なげなく再選を決めました。

 こちらも、考え方の近い減税日本の不祥事が相次いだことから、勝敗の行方はおおよそ見えていたのではないかと思うのですが、再選を決めた竹中氏は次の4年間でどのような実績を残してくれるでしょうか…。


(4日の自治体選挙選)日進市長に萩野氏が再選

2011-07-10 19:39:39 | Weblog
(4日の自治体選挙選)日進市長に萩野氏が再選 2011年7月4日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/election/local/news/20110704-OYT1T00017.htm
愛知・日進市長選、現職・萩野幸三氏が再選
 愛知県日進市長選は3日、投開票が行われ、現職の萩野幸三氏(69)(無=民主・自民・公明推薦)が、新人で元学習塾代表の奥田貢氏(53)(無)を破り再選を果たした。
 投票率30.87%。
★愛知県日進市 市長選挙結果
当 15692 萩野幸三(69)無現=民主、自民、公明推薦
  3111 奥田貢(53)無新



 多少、タイミングを逸した感もなくもありませんが、先週4日に行われた自治体選挙結果についてお送りしたいと思います。
 愛知県日進市は、名古屋市・豊田市・みよし市・長久手町・東郷町に囲まれた94年に市制施行した人口が急増している8.5万人程の市で、市長選は4年前の前回選挙選で新人3人の争いを大接戦の末に制して初当選した現職で民主・自民・公明が相乗り推薦する69歳の萩野幸三氏に対して、53歳の奥田貢氏が挑みましたが、
 子育て、高齢者対策、まちづくりなどの公約に加えて東日本大震災を受けた「災害に強いまちづくり」として地域の避難所として公民館などの耐震化を急ぐとアピールすると共に、農業振興などを図るため市が進める「田園フロンティアパーク事業」を大震災の防災エリアとして整備すると訴えた萩野幸三氏が15692票を獲得し、
 「新旧住民のコミュニケーションができていない。それが問題」「日進市政を改革するには、古い区長制度を名古屋市にならって地域委員会に変えたい」「市民税の引き下げ、市長給与減額も見習いたい」と訴え3111票を獲得した奥田貢氏 を一蹴しました。

 まあ、今回は4年前の前回選挙で萩野幸三氏にわずか26票差で敗れた後、今年の4月24日の市議会選挙にトップ当選という形で市議会議員に復活当選した白井依理子議員が
再度市長選に出馬しなかった時点で、実質現職と(党内の不祥事が相次いでいる)減税日本が支持する立候補者との争いとなり、勝負もほぼ決まったかな…という印象を受けますが、再選を決めた萩野幸三氏は次の4年間でどのような実績を残してくれるのでしょうか…。

(4日の自治体選挙選)5票差 美唄市長選、前市議・高橋氏が初当選

2011-07-10 19:38:14 | Weblog
(4日の自治体選挙選)5票差 美唄市長選、前市議・高橋氏が初当選 2011年07月04日 北海道
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/303320.html
 桜井道夫前市長の健康問題での辞職に伴う美唄市長選は3日投票、即日開票され、新人で前市議の高橋幹夫氏(48)=無所属=が、同じく新人で前副市長の板東知文氏(58)=同=をわずか5票差で破り、初当選した。(高橋氏の横顔3面「ひと2011」)
 当日有権者数は2万1914人。投票者数は1万3819人。投票率は63・06%で、1950年の市制施行後、最低だった前回市長選を12・48ポイント上回った。
 無効票は155、持ち帰り1。
★北海道美唄市市長選挙結果
当 6834 高橋幹夫 無新
  6829 板東知文 無新

わずか5票差にどよめく…北海道美唄市長選 2011年7月5日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/election/local/news/20110704-OYT1T01263.htm
 無所属・新人同士の一騎打ちで薄氷の初当選を果たした高橋幹夫さん(48)は当選直後に事務所で報道陣に、「現場で市民の声を聞きたい」と話し、市役所の体制やシステムの検討に着手する考えを明らかにした。
 同日午後11時すぎ、事務所に「5票差で勝利」という一報が伝えられると、会場はどよめいた。まもなく高橋さんが会場に到着すると、事務所で待ちかまえていた岸本邦宏・美唄商工会議所会頭は「様々な経験を持った方に相談し、明るい美唄の未来を切り開いてほしい」とエールを送り、高橋さんを中心に万歳三唱した。
 高橋さんは、5票差での当選について「市民の、若い人に託す気持ちと安定した行政を求める気持ちがはっきり分かれた結果」と指摘。農業政策や地域医療の確保などを例に「相手候補の政策を検証し、自分の施策に反映できる部分は反映していきたい」と述べた。
 自民、公明各党の地元支部や商工会議所、農協など約20の団体の推薦・支持を受けて迎えた選挙戦ながら、特定の支持団体を持たない前副市長の板東知文さん(58)の猛追を許した。陣営関係者が「期間半ばにはかわされたと思った」ほどだった。
 岸本会頭は「(苦戦したのは)民間出身の特長を周知させる時間が足りなかった。公約に優先順位をつけながら取り組んでほしい」と注文をつけた。
 一方、わずか5票差で届かなかった板東さんは同日深夜、自らの事務所に姿を現し、「負けは負けとして受け止めなければならない。生活に根ざした市民の思いが、組織を挙げた相手と互角に戦えた」と語った。




 多少、タイミングを逸した感もなくもありませんが、先週4日に行われた自治体選挙結果についてお送りしたいと思います。
 北海道美唄市は、空知管内に所在する人口2.6万人弱の市で、市長選は2008年09月にライバル候補に圧倒的大差をつけて再選を決めた現職の桜井道夫氏が病気を理由に辞任したことから、市長選は市議で47歳の高橋幹夫氏と58歳の板東知文副市長による一騎打ちとなりましたが、
 「厳しい状況が続く美唄のかじ取り役として先頭に立ちたい」と訴え、市内の経済界の若手や農業関係の市民グループなどの支援を受けた高橋幹夫氏が6834票を獲得し、
 「桜井道夫前市長の実績と思いを引き継ぐ。今年度スタートの第6期市総合計画を着実に進め、市民が主役のまちづくりを目指したい」と訴え6829票を獲得した板東知文氏
 をわずか5票差で退けて見事初当選を決めました。

 この美唄市も、農業に力を入れ財政健全化にも取り組むなど、道内の他の旧炭鉱都市と比べれば比較的財務状態は健全なものの、それでも昭和29年のピーク時に91400人近くいた人口が、72年の三菱美唄炭鉱閉山と美唄鉄道廃止&73年の三美炭鉱閉山と北菱我路炭鉱閉山など これまで地元経済を支えていた産業や鉄道が失われてしまったこともあり、今では人口一つとっても、ピーク時の3割に満たない水準まで減少してその減少ペースも止まらないなど、まずは地域の若い方が地元で生活できるだけの産業基盤の再構築が不可欠でこれ以上の人口流出を避けることが最優先課題。
 新市長に就任する高橋幹夫氏がどう舵取りを行っていくのか要注目です。