石橋みちひろのブログ

「つながって、ささえあう社会」の実現をめざす、民主党参議院議員「石橋みちひろ」の公式ブログです。

今日の厚生労働委員会での質問

2013-05-28 23:37:22 | 活動レポート

いや~、今日の参議院厚生労働委員会での質問、100分の質疑時間、しっかりと役目を果たすことが出来たと思います。100分というのは初めての経験でしたが、やり甲斐ありました。そして・・・やっぱり時間が足らなかった(汗)
 


今日の質問の要旨は以下の通りです。

    1. 国際労働機関(ILO)ガイ・ライダー事務局長の訪日(5月16日~17日)に伴う諸会合の成果について
    2. 国連・社会権規約委員会からの勧告(5月17日付)で、長時間労働や過労死の実態等について勧告を受けた件について
    3. 今回の社会権規約委員会勧告や、ILOの条約・勧告適用監視メカニズム(専門家委員会、結社の自由委員会等)等からの所見や勧告等の日本語への翻訳について
    4. 障害者雇用促進法改正の目的と、障害者権利条約との関係について
    5. 障害者差別解消法案との関係について
    6. 「障害者からの申出」を募集及び採用における合理的配慮義務の行使の要件にしていることについて(36条の二関係)
    7. 「過重な負担」の程度と、その決定方法について(36条の二および三関係
    8. 差別禁止および合理的配慮義務違反に対する私法上の効果について
    9. 公務員の扱いについて(85条の三関係)(総務大臣)
    10. 労働者派遣法との関係について
    11. 10条1項を削除した理由について
    12. 特例子会社との関係について
    13. 精神障害者の雇用義務化の経過措置について
    14. 紛争解決手段と、募集&採用における紛争解決への対応について
    15. 募集及び採用における均等な機会について(34条及び36条の二関係)
    16. 福祉的就労への適用について
    17. 施行日までの3年間の期間における取り組みについて 
    18. 精神保健及び精神障害者福祉法の今回の改正の目的について(1条関係)
    19. 強制入院制度(措置入院+医療保護入院)のあり方について
    20. 医療保護入院における家族等の同意について(33条関係)
    21. 精神医療審査会の役割について
    22. 費用負担について


う~ん、改めて書き出してみると、さすがに項目がたくさんありますね。あまりに多すぎて、具体的なやり取りの中身は書けませんが、興味のある方はぜひ、参議院インターネット審議中継の録画がありますので、ぜひそちらでご覧下さい。まあ、あの、100分ですが・・・。
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結局、精神障害者福祉法改正案の方は、予定していた項目の半分もカバーできなかったのですが、障害者雇用促進法改正案の方は、聞くべきことはほぼ全部質問することが出来て、しっかりと政府答弁も貰えたと思います。質問終了後、先輩議員から「いや、たいしたんもんだよ、あっぱれ!」と言っていただいたのが印象的でした。よしっ、これからも頑張るぞ!

ということで、あさっての木曜日(5月30日)午後にまた、参議院厚生労働委員会で質問に立つことが決まりました。今度は60分。また応援宜しくお願いします!


モザンビークの「プロサバンナ事業」について現地NGO組織の皆さんと意見交換

2013-05-28 23:06:23 | 活動レポート

今日(5月28日)の朝、モザンビークから来日された農民組織=UNACの代表者の皆さんと会談し、現在、日本のODA事業で実施しているプロサバンナ事業に関して意見交換を行いました。
 


今年3月、私が参議院のODA視察調査団の一員としてモザンビークの調査に行ったこと、覚えておいででしょうか? その時に、現地で直接お会いして会談をさせていただいたモザンビーク全国農民連盟(UNAC)のアウグスト・マフィゴ(Augusto Mafigo)代表らが、6月1日~3日に横浜で開催する第5回アフリカ会議(TICAD V)に参加するために来日されたのです。そこで、3月以降の現地の状況についてお話を伺うため、今日の会合が企画されたわけです。

会合では、UNAC側から、プロサバンナ事業について大変厳しい声が・・・。今回、モザンビークの多くの農民団体の共同声明として「プロサバンナ事業の緊急停止を求める公開書簡」を持参され、それを私たちにも提起してくれたのですが、その中身は「開発への協力には賛成だが、このプロサバンナ事業には反対である」という中身。われわれ視察団にとっても、大変重い内容です。

私たちが現地を訪問した際、そして帰国後にも、プロサバンナ事業のマスタープランの策定において、当事者である農民組織や農民の皆さんを企画立案に参加参画させて、農民の声をきちんとマスタープランに反映させて欲しいと要請してきたわけですが、UNACの皆さんの言葉によれば「今の素案には私たちの意見は全く反映されていない」とのこと。

私たち視察団のメンバーとしても、今回のUNACの皆さんのご意見を重く受け止めて、今後引き続き、日本のODA事業がモザンビーク国民の生活向上につながる援助にすべく、政府への働きかけを行っていきたいと思います。


明日(5月28日)の厚生労働委員会で質問に立ちます!

2013-05-27 23:26:23 | 活動レポート

すでにお知らせしていた通り、明日、5月28日(火曜日)の参議院厚生労働委員会で質問に立ちます。

そして持ち時間は、なんと、100分! 同僚議員たちからも「石橋くん、先週、マイナンバー法案で80分もやったと思ったら、今度は100分? がんばるね~」との声が。いや、こんなにたくさんの質問時間をもらえて、ありがたい限りです。

というのも、明日の議題は、障害者雇用対策法改正案と、精神保健及び精神障害者福祉法改正案という、二つの大変重要な法案。なので、タップリ時間が必要なわけです。基本的に、トップバッタの民主党・足立議員が、精神保健及び精神障害者福祉法改正案の方をカバーするので、私は最初の60~70分ぐらいで障害者雇用対策法改正案の方を質疑して、残りの時間で足立議員が積み残したポイントをカバーする予定です。

明日は委員会質疑ですので、NHKによる中継はありませんが、いつものように参議院インターネット審議中継でご覧いただけます。ライブでも、録画でも大丈夫です。ぜひご覧いただいて応援いただけると嬉しいです。もちろん、質問内容等についてのご意見も歓迎します。

なお、明日の委員会には、多くの皆さんが応援傍聴に駆け付けて下さるようです。しっかりがんばります!


NTT労組退職者の会東京西部会のみなさんが国会見学(事務所だより)

2013-05-27 18:38:38 | 雑記

本日は、NTT労組退職者の会東京西部会のみなさんが国会見学。

国会見学→議員食堂にて昼食→会議室にて石橋議員と意見交換 を行いました。

途中、輿石東議員や江田五月議員とすれ違ったのですが、参加者の皆さんの熱いまなざしで握手に応えていただいた一場面も・・・。

国会見学を満喫されたようです。

議員との意見交換会では、東日本大震災復興支援の状況、診療報酬について、民主党への激励などたくさんの意見が出され、充実した時間となりました。

会長はじめ、お越しいただいた皆様、お疲れ様でした。また来年のお越しを楽しみにしています。

(▲本日の昼食、議員食堂にて幕の内弁当)

■おまけ

国会議事堂の庭には大きな銀杏の木があります↓

 

樹齢300年を超える巨木です。

古くは江戸時代・・・松平の武家屋敷があったそうです。その時代からこの場所で歴史をみてきた大切な木ですね。

参加者のみなさんもその大きさと歴史に驚かれていました。


96条の会

2013-05-26 21:20:15 | 活動レポート

先週、「96条の会」という組織が設立され、5月23日に院内で記者会見が行われました。自民党がめざす憲法96条の改正に反対する有識者の皆さんが立ち上げた会です。

発起人に名を連ねているのは、現時点で36名の蒼々たる顔ぶれの皆さん。代表は、憲法学界の長老、樋口陽一東大・東北大名誉教授。そして、23日の記者会見に臨んだのは、樋口氏の他、山口二郎氏、桂敬一氏、千葉真氏、小林節氏らでしたが、中でも小林節先生が参加されているのがとても象徴的です。なぜなら、小林先生は熱心な改憲論者で、長年に渡って自民党の改憲論議のアドバイザー的役割を果たされてきたからです。その小林先生が「憲法96条改正は改憲でなく、憲法破壊」と言い切っておられるのですから、96条改正の愚かさがよく分かります。

下記に、96条の会結成にあたっての呼びかけ文を転載しておきます。今後の議論の参考にしていただければと思います。

 

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呼びかけ文

 憲法改正手続きを定めた憲法96条の改正がこの夏の参議院選挙の争点に据えられようとしています。これまでは両院で総議員のそれぞれ3分の2の多数がなければ憲法改正を発議できなかったのに対し、これを過半数で足りるようにしようというのです。自民党を中心としたこうした動きが、「国民の厳粛な信託」による国政を「人類普遍の原理」として掲げる前文、平和主義を定めた9条、そして個人の尊重を定めて人権の根拠を示した13条など、憲法の基本原理にかかわる変更を容易にしようと進められていることは明らかです。

 その中でもとりわけ、96条を守れるかどうかは、単なる手続きについての技術的な問題ではなく、権力を制限する憲法という、立憲主義そのものにかかわる重大な問題です。安倍首相らは、改憲の要件をゆるめることで頻繁に国民投票にかけられるようになり、国民の力を強める改革なのだとも言っていますが、これはごまかしです。今までよりも少ない人数で憲法に手をつけられるようにするというのは、政治家の権力を不当に強めるだけです。そもそも違憲判決の出ている選挙で選ばれた現在の議員に、憲法改正を語る資格があるでしょうか。

 96条は、「正当に選挙された国会」(前文)で3分の2の合意が形成されるまでに熟慮と討議を重ね、それでもなお残るであろう少数意見をも含めて十分な判断材料を有権者に提供する役割を、国会議員に課しています。国会がその職責を全うし、主権者である国民自身が「現在及び将来の国民」(97条)に対する責任を果すべく自らをいましめつつ慎重な決断をすることを、96条は求めているのです。その96条が設けている憲法改正権への制限を96条自身を使ってゆるめることは、憲法の存在理由そのものに挑戦することを意味しています。

 私たちは、今回の96条改正論は、先の衆議院議員選挙でたまたま多数を得た勢力が暴走し、憲法の存在理由を無視して国民が持つ憲法改正権のあるべき行使を妨げようとする動きであると考え、これに反対する運動を呼びかけます。来る参議院選挙に向けて、96条改正に反対する声に加わってくださるよう、広く訴えます。

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なお、6月14日(金)に、「96条の会」発足記念シンポジウムが開催される模様です。詳細は下記を。東京近辺に在住の方、お時間あればぜひ!

「96条の会」発足記念シンポジウム

6月14日(金) 午後6時開場 6時30分開会
会場:上智大学
テーマ「国民の総意なき憲法改定に抗して」
基調講演:樋口陽一
パネルディスカッション
司会・杉田敦、長谷部恭男、小森陽一、山口二郎、岡野八代
参加費無料。予約不要。直接、会場へ。
※詳細は96条の会ウェッブサイトで告知されるとのこと