石橋みちひろのブログ

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モザンビークの「プロサバンナ事業」について現地NGO組織の皆さんと意見交換

2013-05-28 23:06:23 | 活動レポート

今日(5月28日)の朝、モザンビークから来日された農民組織=UNACの代表者の皆さんと会談し、現在、日本のODA事業で実施しているプロサバンナ事業に関して意見交換を行いました。
 


今年3月、私が参議院のODA視察調査団の一員としてモザンビークの調査に行ったこと、覚えておいででしょうか? その時に、現地で直接お会いして会談をさせていただいたモザンビーク全国農民連盟(UNAC)のアウグスト・マフィゴ(Augusto Mafigo)代表らが、6月1日~3日に横浜で開催する第5回アフリカ会議(TICAD V)に参加するために来日されたのです。そこで、3月以降の現地の状況についてお話を伺うため、今日の会合が企画されたわけです。

会合では、UNAC側から、プロサバンナ事業について大変厳しい声が・・・。今回、モザンビークの多くの農民団体の共同声明として「プロサバンナ事業の緊急停止を求める公開書簡」を持参され、それを私たちにも提起してくれたのですが、その中身は「開発への協力には賛成だが、このプロサバンナ事業には反対である」という中身。われわれ視察団にとっても、大変重い内容です。

私たちが現地を訪問した際、そして帰国後にも、プロサバンナ事業のマスタープランの策定において、当事者である農民組織や農民の皆さんを企画立案に参加参画させて、農民の声をきちんとマスタープランに反映させて欲しいと要請してきたわけですが、UNACの皆さんの言葉によれば「今の素案には私たちの意見は全く反映されていない」とのこと。

私たち視察団のメンバーとしても、今回のUNACの皆さんのご意見を重く受け止めて、今後引き続き、日本のODA事業がモザンビーク国民の生活向上につながる援助にすべく、政府への働きかけを行っていきたいと思います。


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