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日経平均、企業の好決算を追い風に上値続伸か

2021年08月08日 | 捕らぬ狸の経済


 8月6日
 日経平均 2万7820.04円(+91.92円)
 TOPIX 1929.34(+0.36)
 出来高 9億9169万株
 長期金利(新発10年国債) 0.010%(+0.005)
 1ドル=109.71円(0.15円安)


8月2日 2万7781円  10億6252万株 2兆4572億円
8月3日 2万7641円  9億7187万株  2兆1367億円
8月4日 2万7584円  10億7402万株 2兆4380億円
8月5日 2万7728円  9億5527万株 2兆2065億円
8月6日 2万7820円  9億9169万株 2兆4316億円

■株探ニュース 2021.8.7
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今週の【早わかり株式市況】3週ぶり上昇、米株高と企業の好決算で買い優勢

今週の相場ポイント

1.日経平均は3週ぶりに上昇、新型コロナ警戒も好業績株の一角が支える
2.週明けは急反騰でスタート、500円近い上昇で前週末の急落分を取り戻す
3.中国のネット企業規制強化の動きは重荷ながら、米ナスダック高が追い風に
4.為替の円安傾向はポジティブ材料も、中小型株の下げ目立ち投資家心理悪化
5.週末は不安定な値動きも企業の好決算を追い風に日経平均は続伸して引ける


週間 市場概況

今週の東京株式市場は日経平均株価が前週末比536円(1.97%)高の2万7820円となり3週ぶりに上昇した。

今週は新型コロナウイルスの感染者数拡大が世界的に警戒されるなか、日本国内でも東京都を筆頭に感染者数の増加が加速し相場の重荷となった。
しかし、日経平均は週初の急伸が効いて大幅プラスとなった。
米国株市場ではナスダック総合指数が強調展開を続け、S&P500指数とともに過去最高値を更新したことも追い風となった。


週明けの2日(月)は名実ともに8月相場入りとなったが、前週末の7月30日が11カ月連続の「月末安」で日経平均が大幅安したことから、その反動で急反発に転じた。
アジア株市場が堅調だったことも好感され、上げ幅は前週末の下げ幅とほぼ合致する497円高で2万7700円台後半まで一気に戻した。

3日(火)は反落。
新型コロナの変異株で感染力の強いデルタ株が蔓延し、景気先行き懸念が上値を押さえた。
中国のネット企業に対する規制強化の動きも嫌気された。

4日(水)は引き続き買い手控えムードで日経平均は続落となったが、下げ幅は限定的だった。
企業の決算発表が佳境入りとなるなか、好決算発表銘柄が買われ全体相場の下値を支えた。

5日(木)も好決算銘柄の一角が牽引する形となり、日経平均は切り返しに転じた。
発表された米経済指標から米景気の先行きに不透明感が意識されたもののナスダック市場が強い動きを示し、為替が円安方向に振れたことも東京市場に追い風となった。
ただ、中小型株が弱く、値下がり銘柄数が値上がり数を大幅に上回るなど、投資家のセンチメントはむしろ悪化している。

そして週末6日(金)は日経平均が不安定な動きではあったが続伸した。
前日の米株高が追い風となったほか、企業の好決算が目立つなかで根強い買いを誘導し、後場は高値圏で売り物をこなした。


来週のポイント

来週も新型コロナの感染拡大が重荷になるものの、企業の好決算が続けば上値を試す展開が期待される。
接近している200日移動平均線を上抜けるか注目したい。


重要イベントとしては、国内では13日にオプションSQを迎える。

海外では9日に発表される中国7月の消費者物価指数と生産者物価指数や11日発表の米国7月消費者物価指数に注視が必要だろう。


日々の動き(8月2日~8月6日)

8月2日(月) 急反発、好決算銘柄が買われ全体相場を牽引
        日経平均 27781.02(+497.43)  売買高10億6252万株 売買代金2兆4572億円


8月3日(火) 反落、新型コロナ感染拡大による景気減速懸念を警戒
        日経平均 27641.83(-139.19)  売買高9億7187万株 売買代金2兆1364億円

8月4日(水) 続落、新型コロナ警戒も売り一巡後は下げ渋る
        日経平均 27584.08(-57.75)  売買高10億7402万株 売買代金2兆4380億円


8月5日(木) 3日ぶり反発、好決算銘柄を中心に買い優勢
        日経平均 27728.12(+144.04)  売買高9億5527万株 売買代金2兆2065億円

8月6日(金) 続伸、好決算銘柄などが買われ底堅く推移
        日経平均 27820.04(+91.92)  売買高9億9169万株 売買代金2兆4316億円


セクター・トレンド

(1)全33業種中、24業種が上昇
(2)郵船など海運が値上がり率25%と群を抜いたトップ
(3)日本製鉄など鉄鋼は大幅続伸
(4)HOYAなど精密機器、ダイキンなど機械、パナソニックなど電機といった輸出株が高い
(5)オリックスなどその他金融、第一生命HDなど保険、コンコルディなど銀行といった金融株も堅調
(6)JR東日本など陸運、高島屋など小売り、大成建など建設といった内需株は総じて低調
(7)JALなど空運が値下がり率トップ


【投資テーマ】週間ベスト5 (株探PC版におけるアクセス数)

1(1) 再生可能エネルギー
2(2) 半導体製造装置
3(9) グローバルニッチ  最高峰の技術に光! 金メダル銘柄の宝庫「グローバルニッチ」究極6選
4(5) 2021年のIPO
5(83) 海運  コロナ禍で業績の急変貌が相次ぐ
※カッコは前週の順位

  株探ニュース(minkabu PRESS)



■モーニングスター 2021.8.7
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株式週間展望=「業績相場」へ静かに移行/値がさ株・新興銘柄の復調待たれる

決算発表ラッシュとなった今週の東京株式市場は、前週の悲観ムードがやや後退した。
企業収益の着実な回復を材料視する買いが下値を支えている。
焦点となっていたトヨタ自動車の業績も良く、静かに「業績相場」にシフトしつつある印象だ。
ただ、値がさのファーストリテイリングやソフトバンクグループの株価や、新興市場のマザーズ指数の状況は依然として思わしくない。
今週は、そちらの方面にも変化が出てくるかが注目される。


    <トヨタ好決算がもたらす効果>

米国市場でNYダウが一進一退で推移した今週、日経平均株価は底離れの動きを示した。
前週末に付けた直近安値の2万7272円に対し、急反発した2日に2万7834円、週末の6日には2万7888円を付けこれを上回り、それまでの上値を切り下げる弱いパターンとは違う展開を見せた。

決算発表をめぐっては、好業績に素直に反応して急騰する銘柄も目立っている。
逆もまたしかりだが、約6割の東証1部3月決算企業が開示を終えた5日時点で、第1四半期(4~6月)の営業利益の合計はコロナ禍に当たる前年の同時期の4.5倍超に達している。
通期計画に対する進ちょく率も強含みだ。


4日発表のトヨタの4~6月の連結営業利益は、四半期としては過去最高の9975億円(前年同期は139億円)と市場予想を大きく超過した。
通期計画の増額は見送ったもののコンセンサスは切り上がる方向。
最大企業である同社の収益好調は市場心理にも良い作用をもたらしたとみられる。
巨艦のトヨタ自身の株価にこそまだ勢いが出てこないが、5、6日は日経平均、TOPIX(東証株価指数)とも陽線を引き続伸した。

一方では中国の規制強化や、同国と欧米の対立に神経をとがらせる動きも根強い。
日本ではファストリテやソフバンG、マザーズ銘柄への影響が色濃く、各銘柄・指数のパフォーマンスにも表れている。
マーケットの傾向が業績ベースにシフトしつつある中で、懸念材料として残った状態だ。


ここから全体相場をさらに底上げしていくには、値がさ株や新興株の下げ止まりは欠かせない要素と言える。
新型コロナウイルスの世界的な感染状況もにらみつつ、今週の日経平均はもう一段の水準訂正も視野に入る。
予想レンジは2万7500~2万8500円とする。


    <米金利反転ならメガバンク注目>

ただし、本稿は6日日本時間夜発表の米7月雇用統計の内容を反映していない。
内容によって景気の先行きに大きな不安が生じる可能性には注意が必要だ。
ただ、堅調な結果を受けて低下傾向の米金利が反転する展開となれば、業績相場には追い風だ。
メガバンクなど金融株にも巻き返しの機運が高まると考えられる。

日本で3連休明けに当たる来週は、11日に7月工作機械受注(速報値)が発表されるほか、13日はオプションSQ(特別清算指数)算出日を迎える。

海外では9日に中国7月消費者物価と生産者物価、10日にドイツ8月ZEW景況感指数、11日に注目の米7月消費者物価が出る。
このほか、12日にはMSCI指数の定期銘柄入れ替えが発表される。
5月の入れ替えでは日本株29銘柄が除外(新規採用はゼロ)され、相場の重しとなった経緯がある。  (市場動向取材班)

  提供:モーニングスター社



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