地震のこと

あの地震の記憶が消えた訳ではないけれど
今度のドライブでも被災地にはいけなかった
テレビやラジオやインターネットで
地震津波の話を見聞きする度にその事が積もって
ますます行けない
行って手を合わせるのもしたいけれど
そんな事では済まない
地元の人はもっと重いものを持っているはずだから
当分あそこには行けないと思うのです

ももとのこと 呼んでも来ないのは如何したことか

一泊の短い旅から帰って
夜遅く家に着いたのです

散歩は下の子が帰っているので任せたのですが
淋しくしていないかと心配していたのです

だから家に着くなりももと呼んでみたのですが
返事が無く二度三度呼んだのです
連れ合いと顔を見合わせて更に呼んだのです
すると眠そうな目をして
のたのたとしっぽをだるそうに振って出てきたのです
今日も帰らないのかと思ったという様な顔をしてです

ももはそんな風にひとり決めする性格なのです
だんだんと似てしまうようなのです

初めての街ではきょろきょろと

初めての街ではきょろきょろとして
いきかう人の顔を見てしまう
何処となく顔だちが違って美人に見える
話し言葉も柔らかくて羨ましいのです

南の方も良いのだけれど
北の方がホッとする


泊まったホテルは弘前国際ホテル
新しくはないがかと言って侘びしい感じもない
朝食のバイキングもそこそこで
ホテルスタッフが多いのも暖かくて
懐かしかったのです

ホテルの窓から取った岩木山の写真
単に記録のつもりの写真は記憶にも残る筈です

岩木山は良い さくらも良い筈

さくらの時期には早かったのですが
岩木山は良かった

雪の白さが柔らかであの山は良い
毎日見ていたら無条件で
ありがたいと思うだろうね

それにしても
想像すればするほどに残念なのです
岩木山を背景に桜が満開
一度その場所を訪れないと想像しても
貧弱で終わる

岩木山は青い空を背景にどっしりと在り
岩木山を背景に満開の桜が一面にあり
その中に自分が居る事を想像してみる

良いなーと思うのです