小鳥の声で目を覚ます 南の国の町で

多分あれほどの生活は今後絶対にない
確信です

朝かっきり６時に陽が登って
前後して小鳥が鳴いてぼんやりと目が覚めるのです
ひんやりとした風が吹いていて赤い花か咲いていて
のんびりとシャワーを浴びるのです
テレビを付けると早口の現地語でドラマやお笑いを流しているのを
ソファーに寝転んでテーブルの上に足を延ばしてぼんやりと観るのです
ＮＨＫの朝ドラとのど自慢の放送を懐かしく観るのです

ゴルフとマッサージとで緊張が解けて
一週間の最後と最初の日は最高の日になるのです
お手伝いさんを雇った後の生活です
食料の買出しも洗濯も掃除もベッドメーキングも全てまかせて
カーコールで呼び出せば入口に車が待っている
あんな生活は今後絶対にないと確信するのです
アジア金融危機が起こる前までは円安が続いて大変だったのですが
危機後は途端に金持ちに成ってしまったのです

それでも普段は５時に目覚まし時計で目を覚まし
前日炊いた飯を急いで食べて車に乗り込んだのです
卵焼きと納豆とみそ汁の朝飯が５年間
長粒米とココナッツと木の葉のスープとフナのから揚げの昼飯が５年間
親子丼かかつ丼とみそ汁の５年間

だから週末は天国だったのです
町のレストランにキープしたダルマとリザーブとワイルドターキーを
野良牛のステーキやテールスープをさかなに
ひとりで交互に飲んで入り口に車を呼んで帰るのです


あんな生活は二度と出来ません

ちゃ太郎のこと 尻毛の手入れ

毎朝散歩から帰ると耳と腹と背中と足のブラッシングをするのです
しっぽと尻毛は嫌がってこれをするのは大変なのです
そんな訳だから一日延ばしにしていたらフェルトになって
しっぽの付け根のところをハサミでバッサリとやったのです
そしたら見栄えが悪くて貧相でこれはだめだと思ったのです

その事が有って以来尻毛の方は切らずにいたのです
夏を過ぎて伸び過ぎて昨日バッサリと致したのです
それでもフェルト状態が残って
ブラッシで引っ掛かったやつに目星を付けて
嫌がる茶太郎の腹に手をまわしてブラッシを掛けたのです
その甲斐あって奇麗になったのですが
次回が大変です

尻毛を抜かれまいと慎重になる筈です

ちゃ太郎のこと 何と答えれば良いのか

信号待ちをしていて話しかけてくるのは
ほとんどが団塊世代以上のおばさんで
何歳ですかまたは何と云う種類ですかと聞くのです
答えは毎回決まっているから間違えないのだけれど
キャバリアと云うところをとっさに出なくて
キングシャールズスパニエルと応えることが有るのです
若干ずつ脳が委縮しているのかと思うと辛いのですが
２歳半のキャバリアですと続けて云うことは無いので
昨日の質問と今日の質問がくっついてしまう最悪のケースは
訪れていない様です

続けて云いたくなることも有るには有るのですが
現役の時と違って貴重な会話の時間は大切にしなければなりません

いびきをがすごいので おいおいと

隣の椅子のちゃ太郎と目が合うことはしょっちゅうで
息をして居ないと思ってふと見ると
何か　といった様子で見つめてくるのです

いびきが大きいのは仕方ないのだけれど
今朝のは特にひどくて
おいおいと云う思いで見たのであります

しっかりと目を開いて寝ておりました
初めてのことです


気味が悪いものです

ならば野良やぎはどうか ２０１０年７月１１日の続きです

ならば野良ヤギはどうかと申せば
あれは焼きくしに刺して丸焼きでもよく
焼き鳥風に細切れにして竹ぐしに刺して
ピーナッツのたれで美味しく頂くのも良いのであります
日本風の醤油タレも有るには有りますが
やはり郷に入れば郷に従えの格言道りに
ピーナッツで味わうのが良いのであります

尤もそれは現地の話でありまして
ビンタンビールが日本で飲むと飲むに飲めないのと同様で
ピーナッツたれが日本で旨いかどうかは
保証の対象外なのであります
しかしながら彼の地では薄暗い明りの下で
若い女の子とビールを飲みながら食べるもよし
はたまた強烈な太陽の元木陰に入って
蝋引き紙に乗せた大量の野良ヤギやき鳥を食らうのも
大変よろしいのであります
この場合は大日様の日の光のしたでありますので
老若男女大勢ががやがやとやるのが大変良い訳で
昨夜薄明かりの下で一緒に食べた相手が混ざって居ても
一向に支障ないのであります
ただ二日続くと多少胃にもたれを感じる方も居るにはいる様です


そう云った訳なのです

今年最後のきゅうりかも知れません プランターです

連れ合いがきゅうりとトマトの苗を買ってきて
プランターに植えて置いたのです

その後の水やりと液肥をやるのは私の仕事になって
実が結構生って楽しめたのです
昨日の水やりで葉っぱの陰にしっかりしたきゅうりが一本
なっていて今年はこれが最後と思った訳です
あと数日後に収穫です

孫の靴を作ってみました １３．５ｃｍ試作です

立体だから型取りが難しくて試作をしてから渡します

アッパーは柔らかくするためにピッグスエード
靴底はオイルレザーにしました



革の多い部分足りない部分が有ってブカブカ窮屈です
早く本チャンをしなければなりません
一度見せると早くしろと煩いのです

磨くことは楽しい

身はひとつだけれど作りためたバッグは結構有って
中身は無いけれど作り溜めた財布も何個か合って
昨日は半日以上を掛けてオイルを塗り込んで磨いたのです

この時間は結構楽しくて愛着が出て人にあげたくなくなるのです
机の上にオイル塗ったやつを並べてしみ込みを待って磨くのです
これをやっていると細かいところに目が行って次の参考になるのです

ちゃ太郎ついに最下位

孫の左手が鼻先に触ってちゃ太郎が思わず後ずさりして
一瞬で立場が入れ替わったのです
孫が一声アッと云って同時に左手で機先を制したのです
それでも二人ともどちらが上と云う意識は無くて
傍で見ていてそう思うだけなのです

孫もちゃ太郎を労わるところも有るのです
三時にはちゃ太郎におすそ分けをするのです
互いに当たり前と思って居ります

孫が泣くとちゃ太郎がはしゃぐ どう云う意味でしょうか

機嫌が悪くて孫が泣きだすと
決まってちゃ太郎のテンションが上がって
家中を走り回り手に負えなくなるのです

嬉々とした様子でもありこりゃ大変だと
そんな様子でもあるのですが
孫はますます泣くし手に負えなくなるのです

泣くな泣くな
走るな走るなと云う訳であります
決して片方を如何するという事ではありません

なかなか大変なのです

孫とちゃ太郎のこと 母屋を取られる

ちゃ太郎は人が良いと云うのか犬が良いと云うのか
深く考えないタチで孫がちゃ太郎のケージに入っても
素直に明渡してしまうのです

そういう状況で更に私にケージに一緒に入れと云うのですが
あの中はちゃ太郎の生活感に満ち満ちているので
落ちた毛などがズボンについたりするのです
尤も事前に寝床は外に出してあるのでそれほどではないのですが
やはり付いてしまうのです
こんなところを母親に見られでもしたら大変な事になるから
一切話はしないのですが孫の服に付いてはいないかと
帰るときには気を遣うし風呂もしっかり入れて
一時を楽しむのです

孫はちゃ太郎にも入れと云うのですが
命令されるのだけは気に触る様で
無視しております

尤もああとかおおとか云われても
なかなか伝わらないと思いますが
傍で見ていると良いコンビになって来たと思うのです

待針のこと

母親の句集を開いていたらこんな句が目に止まった

待針の紫が好き一葉忌

待針と書くのかと初めて知った

母は来年早々に９１になるけれど
かなわないと思うことが多々ある

待針とは反物を仕立てるときに使うあれだけれど
早くここまで来いと云われても
行きつけない部分も有るのです


十一月二十二日は樋口一葉の命日だそうだ
少し先の話です

犬語のこと

犬語の分かりやすいところは
ボデイランゲーイが明確なことです
だから犬に限らず人にも分かりやすいのです
人語はそうはいきません
複雑で誤解もしやすいのです
猫語はどうかと云えば
人語に比べれば分かりやすいのですが
犬語の分かりやすさに比べると一歩劣るのです

ちゃ太郎のしっぽはふさふさと

ちゃ太郎のトレードマークは頭のてっぺんのボタンと
長いしっぽの毛なのですが
ついにしっぽの毛を切る事になりました
フェルト状態になってどうにも成らなくなったのです

バリカンでざっくりとやってしまいました
先の１０センチばかりを残して後は長さ５センチ程で
暫くの間恥ずかしい思いをしなければなりません

ウエストベルトを黒く染める

黒の３０ｍｍ幅のベルトをタンロウで作ってみました
タンロウと云うことは当然染めも有る訳で
これがどうも難しくて斑が出来てしまったのです

綿棒を４本ほど束にして慎重に塗り込んだのですが
微妙に色抜けしいるのです
黒は難しいです
斜め正面横と色んな方向から見ながら光り具合を
確認したつもりだったのですがせっかちにも
乾く前に確認してOK出しをして色止め剤を塗ったのです
芯を入れて裏はピッグスエードのベージュにして
黒のシニュー糸で縫い込んであります
スムース糸よりはいく分安く場合によっては裂いて使えるから
便利だと思います
そのまま使いましたが撚りを入れることの方が多いのでしょうか
いろいろ試しています強さは縫ってしまえば同じようですが
縫っている間に蝋引きが薄くなって弱くなることが有ったのです
何しろ１ｍの全周を繋ぎなしでやってしまいました
くだらんこだわりです


自分用だからこれで我慢しましょう
１０月の甥の結婚式に使います