保津川下りの船頭さん

うわさの船頭「はっちん」が保津川下りの最新情報や、京都・亀岡の観光案内など、とっておきの情報をお届けします。

もの凄い人出に大パニック!!嵐山、保津川炎上~

2008-11-23 17:39:22 | 船頭
京都の秋の紅葉が最高の見ごろを迎える
三連休のなかび。毎年、大勢の観光客で
賑わう保津川下りですが、今年の人出は
半端ではなかった!

保津川下りの乗船場には開店前の午前6時50分頃から
一番船に乗ろうというお客さんで行列ができるほど!

私はっちんも朝7時40分には乗船場を出航、嵐山から
帰ってみると、乗船場はもう「もの凄い!」としか
いえないほどのお客さんが乗船切符売り場の前に長蛇の
列を作り、その最後部は表のガレージまで達するほど。
とうとう乗船券は午後10時過ぎの段階で全てsold out!
まさにパニックとなりパンク状態へ。

一体、何時間待ちが出たのか、私達船頭では把握できな
ほど今年一番の大混雑となりました。

長時間お待ち頂いた方並びに切符販売中止以降に
お越しくださった方、また予定されていた方に
おかれましては、誠に申し訳ございませんでした。

全国からこんなにも多くの方が、保津川下りに
来て頂いたのにご乗船頂くことができず、諦めて
お帰りになったこと、お詫び申し上げます。

私達、140人の船頭も保津~嵐山間をフルスピードで
回転して、一人でも多くの方にご乗船頂こうと懸命に
頑張りましたが、もうこれが限界でした。

船が着船する嵐山も人、人、人でごった返し、渡月橋は
橋いっぱいに人が溢れ歩行者状態で、車が通行できない
状態となり、船を回送するトラックも大渋滞に巻き込まれて
亀岡の乗船場に時間通りに積んで帰れない事態も発生しました。

また、嵐山のパニックは渡月橋周辺だけでなく、
JR嵯峨嵐山駅まで続き、駅では乗車客全てを収容できないと
判断、カードマンを多数出動させ「人員規制」をする緊急事態
です。


こうなると、一汽車でも早く乗って帰らないといけない
我々船頭も足止めを食らうことになります。

と、まあ~全てが悪条件が重なり、ご乗船を待たれる
お客様に御迷惑をかけることになってしまいました。
本当に申し訳ございませんでした。

明日は天気が下り坂との予報が出されております。
確実に乗船して頂けると思いますが、念のため
雨具などをお持ちになり、防寒対策も怠ることなく
準備していただく方がいいと思われます。


☆《明日24日の保津川下り予報》

明日の予約数 50隻(午前中に34隻)

待ち時間予想 30分程度(的中率90%)

天気予報 曇りのち雨(川下り日和60度%)

川気温  最高13℃ 最低7℃
     午前、午後ともに船は‘防寒’対策の必要あり。
     特に午後からの船は防寒グッズをお忘れなく!
     明日は雨が降るかも?雨具の用意もお願いします。
    (雨降りの場合は船に屋根があります)