保津川下りの船頭さん

うわさの船頭「はっちん」が保津川下りの最新情報や、京都・亀岡の観光案内など、とっておきの情報をお届けします。

静かに・・・京都駅ビルのX’asツリーが本日点灯。

2008-11-01 23:31:53 | 京都情報
日に日に秋が深まるこの時期、観光都市・京都の玄関口
JR京都駅では、早くもクリスマスシーズンの到来を
告げる「京都駅ビルクリスマス・ツリー」が設置され
イルミネーションに明りが灯されました。

京都駅ビルのクリスマスツリーは「大階段」でお馴染みの
室町小路広場に毎年この時期に設置されているもので、これまでは
「京都駅ビル・クリスマスツリーイルミネーション・点灯式」
と銘打ち、大階段会場に詰め掛けた大勢の観客みんなで
イルミネーション点灯のカウントダウンをするイベントが
開催されていましたが、今年は「点灯式」を取り止め
ツリーのイルミネーションに「点火行うのみ」という
寂しいものとなりました。

「点灯式」恒例となってた特設ステージでの幼稚園児鼓笛バンド演奏や
「「Voice of Peace」ゴスペルXmas Live」などクリスマスムード
を盛り上げて華やかなイベントもなく、今年の駅ビルのツリーは
静かに点灯されることになりました。

駅ビル完成以来開催していた「点灯式」が中止なった
理由としては、大階段の様な複雑構造の施設に大勢の観客を
集める行為が消防法に抵触することや運営企画を担当する
JR西日本の財政的な問題などが主な理由となっていますが、
毎年、京都の人が楽しみにしていた恒例行事だっただけに
今年の「点灯式中止」は本当に残念なことでした。

もちろん安全面では「万が一」を考えて消極的になるのは
理解するものですが、あまりにも極端に神経質になりすぎる
今の日本人の精神的風潮には違和感を覚えますし、
世界的な金融不安から派生する世界同時不況の到来や
エネルギー危機からくる物価高など、先行き不透明な
こんな時だからこそ、暗闇の中に一筋の希望の光を
信じ、会場に集まった皆で心弾む気持ちで祝う
「クリスマス点灯式」は是非、開催してほしかった
と思うのです。

物質的な後退が人や社会の精神的な地盤沈下まで
導きだすようで、なんともやりきれない気分です。

今年こそ世界の何人にも、神のご加護があり
幸せなクリスマスが訪れることを祈りながら、
心なしか寂しげに明りが灯る京都駅ビルのX'asツリー
を静かに見上げるはっちんなのでした。


☆《明日の保津川下り情報》

明日の予約数 51隻(午前中に33隻)
待ち時間予想30~1時間半以上(的中率80%)
天気予報 晴れ(川下り日和度90%
川気温  最高22℃ 最低10℃