保津川下りの船頭さん

うわさの船頭「はっちん」が保津川下りの最新情報や、京都・亀岡の観光案内など、とっておきの情報をお届けします。

風雲!少年空手大会に思う・・・

2005-07-24 21:37:44 | 空手・格闘技
今日は、保津川下りの仕事をお休みして、
大阪の舞州アリーナで行われた、
少年空手道大会に行ってきました。



今日の大会会場となった「舞州アリーナー」です。
大阪でオリンピックが開かれたら、メイン会場と
なる予定で建築された体育館です。
出場する選手達には最高の舞台です!



午後からの開会式。会場には出場する選手達が整列し、
開会式を待ちます。
今回の大会には大阪はもとより、神戸、京都、奈良、
和歌山、滋賀の関西圏はもちろん、関東地域からも
エントリーする子がいるくらい、西日本最大の大会です。



いよいよ、試合開始です。はっちん道場のファイター4名も
気合を入れて決戦に挑みます。
この空手大会は国際空手道連盟・極真会館主催の
大会なので、少年部といえども寸止めなしの
フル・コンタクトルールで勝敗を決します。

少年ファイター達は力一杯、突き込み、蹴り込みます。
時には強烈な突きや蹴りをボディーにもらい、
苦痛に顔がゆがむ事も!それだけに見ているこちらにも
自然と力が入ります。
はっちんも声が枯れるほど、声援を送りました。

はっちん道場の精鋭たちも精一杯戦いましたが、
3人のファイター達が力及ばず初戦で敗退してしまいました。

でもこの敗北は、少しあと味の悪い印象を私達に
残す結果となったのです。



フルコンタクトの試合とはいえ、ノックダウンを取らない
限り、審判たちの判定により勝敗が決められます。
厳密なルールに照らして判定は下されますが、そこは人間の判断。
少し判定に納得できないジャッジもあったりします。
どのような競技にもつき物ですが、この日の為に懸命に
努力してきた選手の気持ちを考えると、可哀想な気にも
なったりします。
でも、ここはスポーツマンシップと武道精神に照らして
甘んじて受け入れたいと思いなおした次第です。

悔しい気持ちがあるのなら、今度は誰が見ても
文句の付けようの無い、実力を身に付けるしかありません。

子供達が巣立って行く、この世の中にはすべてが
公平である事や、誰もが自分に正しい評価を
下してくれるとは限りません。
「この人が分かってくれなかったから、
こんなになったんだ!」とか
「誰も自分の事などわかってくれない!」と
悔やんでみても、事態が好転するわけでもなく、
決して有意義な人生を送ることはないでしょう。

それと同じように、どんな状況でも折れない心、
しなやかで強い心を養うよすがとし、さらに
成長することこそ、武道を経験して、一番大事で
学ぶべき価値あることだと思います。


シドニーオリンピックで柔道の篠原信一選手が、堂々と
みせた日本武道の精神に、世界中の人が金メダル以上の
喝采を送ったように、本当の強さを求めて稽古に励み
ましょう!

最後に君達、はっちん道場のファイター達が
今日まで、一生懸命頑張って稽古してきたことは
私が一番よく知っています!また、道場生達も
認めていることでしょう。

そして、また明日から新たな目標に向かって
ともに頑張って行きましょう!