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保津川下りの船頭さん

うわさの船頭「はっちん」が保津川下りの最新情報や、京都・亀岡の観光案内など、とっておきの情報をお届けします。

Michelin Green Guide Japan が、保津川下りに『★』!!

2013-02-28 23:31:50 | 保津川下り案内
Michelin Green Guide Japan (ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン)の改訂第3版が
2月18日からフランスで発売され、私たち「保津川下り」が引き続き『★』一つ星をいただき、
掲載していただきました!

ミシュラン・グリーンガイドは」は1926年にブルターニュ編が発行されて以来、
80年以上の歴史を持ちます。好奇心に満ちた旅行者たちが、訪れる土地をよりよく理解し、
充実した旅を楽しめる様に、編集されたガイドブックで、フランス語と英語版が世界中で発売されています。

殆どの掲載地が、日本の美しい風景や社寺仏閣なのに対し「保津川下り」は遊船単体として選定して
いただいたことは光栄であり、誇りと感じるところであります。
これからも日本古来の和船観光として、国家繁栄に寄与貢献し、
さらに『★』の数を二つ、三つと増やして貰えるように日々精進したいと思います。

今後ともよろしくお願いいたします。

下記の文はミシュランで紹介された記事を、京都府職員の小早川健一さんに翻訳していただきました。

《保津川下り》
 1時間20分コース。JR嵯峨野線で嵯峨嵐山より少し
奥に行った亀岡で下車してください。
駅の外に出て、左側の「保津川下り」という指示に沿って
行くと10分ほどで桟橋に着きます。ここから渡月橋の近く
まで船で下ります。
 運行は9時~15時30分まで。料金は3900円です。
乗客は、小舟の底に座り保津川の急流を下ります。
熟練した船頭の庇護の下にスリリングだが危険のない川下りを楽しめます。

世界でも一流の旅のプロフェッショナルに、このような素晴らしい評価を
いただいたことは、生涯の誇りであります。


京都の霊山・愛宕山を見ながらの川下り。

2013-02-20 09:19:50 | 保津川下り案内
今朝の保津川遊船乗船場からの風景です。

朝晩の厳しい冷え込みで、山並みの奥にそびえる愛宕山には雪が残り、
眩しい陽光に照らされ白く輝き、美しい風景をみせてくれています。
愛宕山は、京都の西北にそびえる霊山で、丹波亀岡からも望むことができます。

標高924mで京都市内最高峰。山頂に鎮座する愛宕神社は、大宝年間(701)に
修験道の開祖である役行者(えんのぎょうしゃ)と白山の開祖と知られる泰澄が
神廟を建てたことにより開山したといわれます。

愛宕山は古えより都人にとって特異な信仰の雰囲気が漂う山でした。
明治時代になるまで山岳信仰と仏教が一緒になり祀られており、本地仏は勝軍地蔵で主祭神。
火の神様の迦倶槌命という神仏習合の社に修験道・白雲寺が実質支配する山でした。

平安の時代、都から見て、北西、乾にそびえていることから
「妖怪鬼神の棲む所・神門」として恐れられていました。

神仏習合色が強くなったことで愛宕山は、承和三年(836)官符により
鎮護国家を祈る修験者の修行場に与えられる七高山に定められました。
他の山は比叡山、比良山、伊吹山、神峯山、金峯山、葛木山。
修験の神仏習合の進展に伴い、その祭神が天狗の姿をした愛宕権現太郎坊と呼ばれました。

役小角が、山裾の集落・清滝から愛宕山に登ろうと大杉の前に着いた時、天地に広がり、
日本最強の天狗である太郎坊が九億四万余の天狗を引き連れ姿を見せ、
役小角に向かって大魔王となって山を領有し、群生を利益するのだ!」と導いたという伝説によります。

中世から近世にかけて火伏せの神様として庶民の信仰を集め、
全国に広がった地域信仰組織「愛宕講」の参詣登山が風習となり、
現在に至っています。

この愛宕山系の山裾を縫うように流れているが、保津川です。

保津川下りから望む、愛宕山。
これら愛宕山の基礎知識を頭の片隅において頂いてお乗り下さると、
川下りの楽しむが100倍増えること間違いなしですね。

10年に1度の美しい紅葉、いのちを燃やすもみじ葉。

2012-11-25 23:48:33 | 保津川下り案内
今年の京都の秋、紅葉の美しさは「十年に一度」と言われ、
この三連休はどこも大勢の行楽客で賑わいを見せました。

夏から秋への移り変わりが早く、冬型の天候も多く、
朝晩の寒暖の差も激しかったことなどが、
今年の美しい紅葉を演出できた要因らしいです。

特に保津峡の紅葉は、大雨や強風、また夏の日照りなど
厳しい自然環境にさらされて一年を過ごします。
その環境下の中で、強く逞しく育ったもみじたちの色づきには、
野趣の富んだ自然の中の紅葉美を感じることができます。

初夏の新緑で目に沁みるほどの眩しい青葉だったもみじたちは
この晩秋に終焉の時を迎えます。

年中、保津峡を訪れる人の目を楽しませてくれた木々の葉たち。
赤く染まる葉に、いのちの炎が燃えているのを感じます。

いのちを燃やし色づくもみぢ葉の今年最後の演出をお楽しみ下さい。





いよいよ、保津峡に秋の観光シーズンが到来!

2012-11-18 21:34:12 | 保津川下り案内
保津峡の紅葉は今週はじめから見頃を迎えています。

この週末から来週末にかけ、京都は紅葉による錦絵の世界に彩られます。
その美しさは「10年に1度」とまでいわれる程、全国各地はもとより、
世界中から多くの観光客が京都を目指しやって来られています。

保津川下りでも今日、この秋、初の100艘超を果たし盛況となりました。

昨日は、日中に降り続いた雨により河川が増水し、途中運休を余儀なくされる事態となりました。
その後も増え続ける河川水位により、翌日も運休が続くという最悪の事態が心配されましたが、
朝にはなんとか運航安全基準水位まで減水し、運行を再開することができました。

増水時の保津川は、水面がうねりをあげて流れるまさに激流です。

保津川下りの操船は河川水位により、一艘に乗る船頭の人員を増やさねばなりません。
船頭は約130名いるのですが、一艘に4人が乗れば32艘の船しか用意できません。
嵐山まで約1時間10分、電車で帰る時間を加えるといくら早くても約1時間40分~50分は
かかることを見ておかねばなりません。朝9時に出航しても変えるのは11時前。
午前中の予約だけで40艘は入っているので、それに当日客がお越し下さることを
考えれば、待ち時間が出てしまうというわけです。

再開はなにより嬉しいことですが、一度、再開した限りはお客さまにできるだけ
お待ち下さることなく、廻船しなくては申し訳ない。
我々船頭は、一本でも早い電車に間に合わせるため、人ごみでごった返す嵐山渡月橋を
全力疾走でJR嵯峨山駅を目指しました。

この忙しさに、秋のシーズンの訪れを感じさせます。
急いで乗船場まで帰る、盛況に感謝しながら。

時折、時雨が混じる寒い天候でしたが、大勢の乗船客が来てくださり
日に3度、嵐山の渡月橋を渡ることができたこと、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

水位の高い状態での川下りは、美しい紅葉を迫力のある川下りを体験して頂けたものと思います。

この調子で11月末までがんばっていきたと思いますので、紅葉美しい保津峡へ
ぜひ、お越し下さいませ。





観光の秋です!保津川下りで川の自然を満喫してください!

2012-10-05 08:48:08 | 保津川下り案内
読書の秋、スポーツの秋、食欲の秋、そして‘観光の秋’です!

保津川では、残暑厳しかった季節が去り、澄んだ青空と爽やかな風が漂い、
自然の川で舟下りを楽しみのには、最高の季節がやってきました!

水しぶき舞う、急流をすべる爽快感、色つきはじめる渓谷の景色、水辺に遊ぶ水鳥たち!

川の自然を堪能できる1時間30分の船旅は、生涯の思い出に残る体験になることでしょう~

さて、明日から今秋最初の3連休です。

保津川下りには全世界の各地から大勢のお客さまがお越しなることでしょう。

世界へ日本の素晴らしさ、川の美しさ、保津川下りの楽しさをドンドン発信してまいりたいです!

高度情報化時代の今日ですが、いつの時代も、最良の情報発信は現場から!

これに勝るものなし!です。

しっかりテンションあげて、がんばります!

残念・・・増水による運航中止。待ち遠しい、夏の保津川下り!

2012-07-02 08:25:17 | 保津川下り案内
いよいよ7月、夏の訪れを感じさせる陽光がまぶしい朝ですね。

こんな良好な天気にもかかわらず、残念なことに今日の保津川下りは
昨日の強雨の影響で川の水位が急上昇、増水の為運航が中止となっております。


只今、徐々に水位は減少しているものの、まだ安全運航水位に達していないとのこと。

澄み渡った青空に、緑が深まる山々の風景、谷を渡る涼やかな風。

初夏の保津峡は、一年で最もいのちが湧き立つ躍動感に包まれる季節です。

水面を照らす日の光がキラキラと輝く、幽すい境を流れる舟下りは
納涼避暑の遊びとして江戸時代から知られる京都の夏の風物詩です。

増水がひけば、豪快な水しぶきを上げて急流を下る迫力ある舟下りを体験できます。


鮎が躍り、カジカ鳴く、清く美しい夏の自然のにつつまれながら
川の迫力をからだいっぱいに体感しながら、素敵な思い出をおつくり下さい。


さて、水位ですが、この調子で減少すれば昼から運航再開が可能かも?

水位が下がるのが待ち遠しいです。


夏の保津川下り、いよいよ開幕近しです!


水位が減少するまで、もうしばらくお待ちください。



★((水位減少につき午前11時より出航再会です!)


嵐山~保津峡の桜は満開。自然が語りかける川下り。

2012-04-13 08:34:56 | 保津川下り案内
ここ数日の春らしいにお天気を受け、嵐山や保津峡の桜が
一気に咲きはじめ、只今、満開となっております。

保津川下りの出発地・京都亀岡にある川下り乗船場前でも
川岸のよしの桜が次々と開き始め、辺りを桃色一色に染めています。

満開の桜は澄み渡った青空を借景に、春の眩しい日差しに照らされて
華やかに咲き誇り、出航を待つ観光客のみなさまの目を楽しませています。
まさに青いキャンパスに浮き上がったピンクの華。

四季が移り変わったことをはっきりと感じることができました。

保津川渓谷の山々の桜も、一昨日あたりから一気に咲き出しました。

冬の枯れ風景に包まれていた川も山も、桜の花が咲き始めるとユキヤナギや
すみれの花が咲き、木々には若葉が芽吹きだします。
花や若葉たちは、渓谷の山に「春だよ~」と目覚めの合図を送り
起床を呼びかけているようで、渓谷の山々に‘いのちが躍動し始めていると感じます。


そんな山や花が織りなす自然界の会話に耳を傾けながら、水じぶきを
上げて川を下っていくのが保津川下りの醍醐味です!

嵐山までの16キロはまさに自分が自然に溶け込める空間です。

谷に吹く、やさしく涼やかな風も体いっぱいに受け、
桜づくし山々を愛でながらの舟旅は、この世で最高に贅沢な時間。

ぜひ、自然界が語りかける声を感じに「春爛漫の保津川下り」にお越し下さい。

雪解け水なのか?保津川下りは只今、運行を中止しております。

2012-02-08 09:58:10 | 保津川下り案内
今日って川の水量増加で保津川下りの舟は運休になったんですね!

全く知りませんでした。

確かに昨日の午前中は雨が降っていましたが、そんな強く降ったように
感じていなかったので、この増水には少し驚きました。
おそらく、上流域の山々に積もった雪が解けて流れ出しているのでしょう。

この冬は近年稀にみる寒さで、山にはかなり雪が積もっている事が想像できます。

保津川の上流は丹波高地の奥や大悲山花背といった京都市左京区の山間部を
源流にすることから、京都の西北部の山々の水を集めるので、その雪解け水や
かなりの量になります。でも、それが絶えることなく滔々と流れる大河を生むのですね。

今年の春先は、少し水量が多い川下りになりそうな予感です。

水量が安全水位に減水すると運航を再開いたします。
雪解けの清らかな流れに身を浮べ、晩冬の保津川下りをご堪能下さい!


冬の風情と春の訪れを予感させる保津川の流れ、ぜひ、お楽しみくださいね。




平成24年、保津川下りは今日から運行を開始いたします!

2012-01-05 09:16:49 | 保津川下り案内
2012年に年が変わり早、5日。

巷でもそろそろ初仕事を始められた方も多いことと思います。

保津川遊船は本日の5日から今年最初の営業を始めます。

‘冬’の保津川下りは、その他の季節のような賑やかさは影をひそめ
静かな時が流れ、凛とした空気に包まれた渓谷を縫いながら流れていきます。

静寂の渓谷に舟の櫂を引く音だけが「ギィ~ ギィ~」と響き渡ります。

‘自然の中で生きている’ということを人に‘実感’させる
空間がそこにある‘冬’の保津川下り。

ポカポカ暖房船に揺られながら2時間の船旅。

暫し、日常の暮らしや街の喧騒から離れ、大自然の静寂の中、
冬の自然に癒しを感じてみてはいかがでしょうか?


今年も皆様のお越しを心よりお待ち申し上げます。


平成24年度  保津川遊船企業組合 船士 はっちんこと豊田知八

本日28日、保津川下りの平成23年度の営業を終了させていただきます。

2011-12-28 23:40:36 | 保津川下り案内
保津川下りは本日28日をもって平成23年度の営業を終了いたしました。

今年一年、お越し下さったお客様ならびご協力頂いた関連団体、事業者
の皆様には大変お世話になりありがとうございました。

この場にて御礼申し上げます。

今年度は震災の影響による自粛ムードが広がり、国内に重苦しい
雰囲気が流れる中での船出となりました。
その後、静岡での舟観光での事故の影響で救命胴衣完全着用の徹底や
9月の台風による洪水被害など、川下り観光には、これまで経験した
ことのない厳しい一年となりました。

そんな状況の中、保津川下りには大勢のお客様がお越し下さり
支えて下さいました。また、地元の方々や保津川ファンの皆さんの
心強い応援のおかげもあり、何とか無事に一年を乗り切ることができました。

保津川下りにご尽力いただいた全ての方に、船頭ならびに組合関係者一同
心より感謝申し上げる次第でございます。

来年もより一層の技術研鑚とサービス向上に努め、多くの皆様に楽しく感動的な
ひとときを提供できる様、努力精進して参る所存であります。

今年度と変わらないお引き立を賜りますよう宜しく御願い申し上げます。


☆来年度の営業は1月5日(木曜日)午前10時より
24年度の‘初出航’を致します。
 
新春の保津川へ、皆様のお越しを心よりお待ち申し上げます。


保津川下り  船頭 はっちんこと豊田知八。