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保津川下りの船頭さん

うわさの船頭「はっちん」が保津川下りの最新情報や、京都・亀岡の観光案内など、とっておきの情報をお届けします。

残るのはキズかキズナか?…「愛の修羅バラ!」に 椹木浩二さんが出演!

2009-06-18 09:41:32 | 船頭
6月21日(日曜日)に読売テレビ放送の「愛の修羅バラ!」に
保津川遊船の船頭・椹木(さわらぎ)浩二さん夫妻が出演されます。

この番組は上沼恵美子さんと高田純次さんの司会ですすめられるトークバラエティ。
毎回、芸能人夫婦と一般参加夫婦の計2組をゲストに迎え、それぞれの夫婦の
結婚生活の"修羅場"を告白してもらい、司会の上沼恵美子や高田純次、その他
パネリストたちの意見をもとに、スタジオ観覧者たちが夫と妻のどちらが悪いのか
をジャッジする番組です。

この判定で勝利した側には“独り旅”がプレゼントされるというちょっとオイシイ番組。

21日は、元フォーリーブスのおりも政夫と奥様と一緒に一般夫婦ゲストとして
、椹木浩二さん夫婦が出演されます。
番組タイトルは『調子ノリの船頭夫とストレスだらけの妻』らしいですが?
はたしてどのようなオモシロ話が紹介されるか、楽しみです。

ちなみに私はっちん家は保津川遊船入社当時、約2年間、
椹木ファミリーと同じマンションのお隣さんでした。
奥さんはとても美しくて明るい方です。
「ストレス…?」まぁ、バラエティ独特の仕掛けが成された
楽しい番組つくりにはなっていると思います。
最後に息子さんでこれまた船頭の椹木伸太君も登場する場面があるとか。

そしてもちろん、保津川下りの舟シーンも放送されるそうなので、
是非、ご覧になって下さい。

☆「愛の修羅バラ!」読売テレビ系列

放送日:6月21日 日曜日
放送時間:午前11:40~午後0:35

司会:上沼恵美子 高田純次
パネリスト:丸山隆平(関ジャニ∞)本村健太郎 千鳥

(中京テレビでは21日の午前11:50 - 午後0:45


「ROOKIES」保津川下り編・・・ソフトボールで社内対抗戦、始まる!

2009-06-03 23:05:49 | 船頭
今、不良高校生達が一人の教師に導かれ甲子園を目指す「ROOKIES」という
青春映画が大ヒット上映中ですね。

多くの挫折を知る少年たちが、野球を通じて‘夢’を見つけ、
どん底から這い上がる姿には感動をおぼえます。

この映画に触発されたわけではありませんが、私達保津川遊船でも今、
若い船頭たちを中心にソフトボールチームが設立され、なにやら
熱い盛り上がりをみせてはじめています。

保津川遊船という会社は四つの支部制で構成される企業ですが、一支部と二支部の
呼びかけにより、四つの支部でソフトボールのチームをつくり「対抗試合をしよう!」
という運びとなった次第。

日頃から体を資本とする仕事をしている船頭たちですが、ソフトボールとなれば
また使う筋肉が異なるので、練習が必要になってきます。
幸いなことに(?)今の時期は乗船客の数も少なめとなるので、時間的な余裕もあることから
、支部でメンバーを募りチーム編成を開始。

私が所属する我が三支部でも13人の精鋭たちが集まりました。

野球経験者も数人いるとはいえ、離れてからかなり時間も経っている者ばかり。
本当に試合が出来るまでに、体を持っていけるか心配・・・
とりあえず、朝に集まり保津川河川敷の野球用グランドで初練習をしました。

ソフトも野球もピッチャーが一番大事です。写真のマツちゃん、ボールは速くないけどなかなか安定感がいいです。


さすがは船頭、腕力には自信のあるものばかり!りょうた、フルスイング!ボールは高く舞い上がっていきます。

ボールがよく飛んでいくレフトは大忙し!「レフト、また、いったぞ!」「OK,まかしとき~」と落下点に走るも・・・

「あらあら~」 まぁ~大体、こんな感じです・・・

でも、みんな、序々、ヒートが上がり、熱く燃えてた練習は正午までビッシリ続きました。
午後からはもちろん本業の仕事に就きます。タフでしょう~

でも、みんな、仕事の時とはまた違った、いい顔してます!



さてさて保津川遊船「三支部・ROOKIES」が只今より始動開始!

初の対抗試合は今度の7日、亀岡市の桜グランドにて午後7時より行われます。
相手は二支部、ナイターでの試合です。

さて、どんな試合になることやら。今から、燃えています。

お近くの方で、時間のある方は是非、応援に来て下さいね。

天気一変!今年最初の「ゲリラ豪雨」が降った保津川。

2009-05-30 19:16:37 | 船頭
今日の保津川は、朝から薄曇のすっきりしない空模様でしたが、
午後になると青空が広がりまぶしい日差しが差し込む初夏のような天気へ。
川面を照らす射光で、川がキラキラと輝き、岩にぶつかりはじけ散る
水しぶきが白銀色に輝く最高の川下り日和!

と、思いきや・・・・夕方に近づくと急激に雲行きが怪しくなり、あたりは
薄暗く不気味な雲に覆われてきました。


そして午後5時の合図とともに、大粒の雨がポツリポツリと降り出したかと思うと
突然、空が光りを放ち怒り出し、激しい雨が地面をたたきつける天気に変わりました!

今年最初のゲリラ豪雨です!
東海地域に停滞していた湿った空気が吹き込み、近畿南部の低気圧が刺激されて
発生した雨雲からは、1時間に約20㍉の激しい雨が降り、保津川の水位も
1時間で約23cmもアップ。
雨水が流れ込むのに時差のある渓谷内部でも3時間で52cm(国土交通省・河川情報・発表)という大幅な増水量を示しています。

幸いだったのは、舟が嵐山に到着するまで雨雲が行っていなかったことと、
営業時間後だったことです。
お客さんが乗船頂いている時間内で、今日のようなゲリラ豪雨に遭遇すると
大変です。いくら屋根付きの舟とはいえ、強い横風も吹く「ゲリラ」と呼ばれる豪雨です。
お客さんを全く濡らすことなく操船するのは至難の業ですから。


私も家に帰宅していて、難を逃れた訳ですが、外へ出てみると前の側溝から雨水が
溢れ出し、小さな川をつくり出すなど、「ゲリラ」という名にふさわしい凄い雨でした。

天気予報によると、まだ深夜に掛けて雷をともに1時間に30ミリという激しい雨が降るおそれがあるようです。

川周辺地域では浸水害や河川の増水に十分ご注意してください。

私たちも川岸に係留している舟の管理状態に十分注意したいと思います。

保津川を覆う黒い雲・・・

2009-05-17 23:19:46 | 船頭
今日は朝から雨が降った保津川。

こんな日の保津峡は、深みを帯びてきた新緑が雨の雫に洗われ趣深い色相を出し、
また、山には靄が掛かかるなど雨の日独特の幻想的で美しい風景が広がります。

しかし、そんな風流な気分を吹き飛ばす、薄黒い大きな雨雲が上空に姿を現し、
風を伴い接近してくると、大雨がやってくる合図です。

操船する我々にも緊張感が走ります。

雨を運ぶ強い風、前方の視界をさえぎる程の雨のカーテン。
その後にやってくる川の増水。

自然とともに生きる厳しさを実感させられます。

そして今、保津川をなんとも不気味で大きな雲が覆い被さろうとする
気配を感じます。

正確な情報把握と冷静な判断、そして的確で迅速な対応・・・

自然が日々私たちに教えてくれることの中に生きるヒントがある様に感じます。

人は自然界の中で、生かされている・・・常に謙虚でありたいと思うのです。







保津川乗船場の桜で‘ミツバチの巣分かれ’を発見!!

2009-05-13 23:24:40 | 船頭
保津川遊船乗船場の桜の木の枝に謎の物体が引っ掛かった状態で
垂れ下がっているの発見!

近くに寄り、よく目を凝らして見て見るとそれは・・・蜂の塊です!
ニホンミツバチと呼ばれる種類の蜂たちが桜の枝にかたまっているのです。


数千匹はいるであろう働き蜂が密集し、直径10cm弱、長さ15cmほどの
反楕円の球状の塊が出来ています。これはミツバチの巣なのでしょうか?

ミツバチの生態に詳しい船頭仲間に聞いたところによると、これは巣ではなく、
「分蜂蜂球」と呼ばれるもので、新たな女王蜂が誕生した時に働き蜂が
作る擬似「巣」だそうです。

蜂は新たな女王蜂が誕生すると「巣分かれ(分蜂)」を起こし、その女王蜂が
働き蜂を引き連れ巣を出て、新たな巣を探す旅にでるそうです。
この際、働き蜂が新しい住まいが見つかるまでの間、文字どおり身体を
張って女王蜂を外敵から守りながら採蜜活動に飛び回る間に出来るものです

さすがにこのまま、この場に住まわす訳にもいかず、養蜂業を営む人に
来て貰い、捕獲することに。

高さ3m程の枝にある蜂球へ脚立を伸ばし、蜂球ごと巣箱に取り込もうという方法です。
顔を保護するマスクのみ、手は軍手だけ・・・これほどの軽装備で大丈夫なのか?
心配するギャラリーをよそに、慣れた手付きで蜂球へ直に手を伸ばし、指先と
手のひらで掛け込むようにして巣箱の中へ入れてしまいました。

お見事! でも働き蜂たちが回りを飛び回っている姿がご覧頂けますか?
擬似「巣」とはいえ、女王蜂を拉致られたのです!かなりパニックを
起しているのがわかります。
ミツバチでも、刺されれば患部が腫れ上がり大変なことになりますが、
どこにも刺された形跡は見当たりません。さすがですね~

しかし「蜂騒動はこれにて一件落着~」とはいかなかったのです!

蜜を集めに飛び回っていた働き蜂が帰ってきて、元の蜂球があった場所に
再び集まりだしたのです。
まだ女王蜂がいると思っているのか?それともパニックを起し集まっているのか?
再び蜂球を作り出したのです。

帯状だった塊は二つに分かれ、だんだんと元の球状を模ってきました。

再びビーハンターの登場です。先ほど捕獲用に使用した巣箱は開けるわけにいかないので、そこら辺にあったダンボール箱を利用し、再び捕獲が始まりました。
今度はシュロの皮をハケ変わりに使い、枝にへばり付いた蜂たちを次々と箱の中へ入れていかれました。

ハケで拭われた蜂たちが落ちていくのが写真からもわかります。

今回のようなミツバチの「分蜂蜂球」を目の当たりにしたのは初めての体験でしたが、
なんとも奇妙な現象に遭遇し、あらためて自然の凄さと不思議さを感じさせて貰った貴重な観察体験でした。

自然が残る保津川。やはりここは‘地上の楽園’なのかもしれませんね。

皐月の保津川下り、晩春の渓谷を行く。

2009-05-11 23:51:20 | 船頭
初夏の日を思わせるような暑い日差しが照りつける中、一艘の舟が高い水しぶきを
上げながら保津峡の急流を下っていきます。

新緑が萌え、若々しいエネルギーが満ち満ちている今の保津川。


渓谷には薄紅色したヤマツツジが岩場を彩り、訪れる人の目を楽しませてくれています。

渓谷を渡る涼やかな風をいっぱいに浴びて、爽快な川下りをお楽しみ下さい。

保津川上流に‘謎の漂流舟’が出現!

2009-05-10 22:16:41 | 船頭
昨日、乗船場に出勤してみると上流の中洲に見慣れない‘謎の舟’が・・・

見たところ、どうも川漁に使用する小舟のようです。

しかし・・・操船している人はどこにも見当たりません。

まさか・・・ゴーストシップでは・・・?

どうやら先日の雨で増水した時に上流のどこかの岸から漂流し、
中州に流れ着いたのでしょう。

このままにしていては、舟が再び漂流し出し、川下りの航路に侵入する
恐れもあります。

早速、我々の舟で回収作業に掛かることになりました。

遊船の舟が‘謎の漂流舟’目指し係留場から出動しました!保津川上りです~

回収舟は漂流舟の上流に回り込み、接近し状態を確認してから回収作業に入ります。


竿を差していた船頭が川へ飛び込み、漂流舟へアタック!

舟を動かし起してみると・・・なんと!舟底にぽっかり大きな穴が空いていました。

このような状態であると、舟に乗り移り、竿を差して操船することは不可能です。

まずは舟を横にして舳先をロープで結び引っ張って行くしか手はない様です。
しかし、あの破損状態では浮かべて引っ張ることは無理・・・
沈むことを覚悟で引きずっていくしかないと判断。
強引な力技は我々船頭の専売特許!沈んでいく舟を回収舟が引きずって
行きました。まるで嫌がる犬を無理やり引っ張っていくような感じです。

漂流舟は舳先だけを残し、胴体部は殆ど沈んでしまいました。

そして、回収舟に引きずられながら係留場へ消えていきました。

でも、あの漂流舟、いったいどこからやって来たのでしょうか?

遊船事務所に伺ってみましたが「まだどこから流れてきたもか、また持ち主に
ついても未定」とのことでした。

保津川には増水後、いろんなゴミが流れてきます。
5年前の台風23号がもたらした大洪水で車が流れていったのを見たという
目撃証言もありましたが、舟が漂着したのは初めて見ました。

もう少し下流に流れていて、渓谷内に達していなくてよかったです。

個人的には、あの舟がゴーストシップでなくてよかった、と思っています・・・

楽天・野村克也監督のお話・・・聴いてきました。

2009-05-08 00:32:46 | 船頭
GWも終わり、ハードだった仕事も一段落。

今日は久しぶりの休日を利用して、プロ野球楽天の野村克也監督の
『トーク』を拝聴しに行ってまいりました。

野村監督は前衆議院議員の「田中ひでおさんを励ます会」の特別講演者として
只今、首位を走る多忙なシーズン戦の合間を縫って東京から、わざわざ
京都駅横にある「ホテル・グランヴィア」まで、会を盛り上げるべく
駆けつけて下さったのです。

野村監督の魅力といえば現役時代の偉大な成績はもちろんですが、職人気質な
野球への姿勢や野球理論、そして組織のあり方までを含む野村イズムにあります。

その理論の正しさは、弱小チームだった南海の黄金期を築き、その後
ヤクルトを日本一へと導き、今、また楽天を強い球団に育てている
実績にもあらわれています。

そしてなにより朴訥とした飾らない人柄にも好感がもてます。

トークの中では世間知らずの野球選手をまとめる監督という仕事の苦労や
オーナーや球団サイドとの駆け引き、伝統のある球団独特の取り巻きとの
確執などについて、実名を登場させ得意のぼやきとユーモアーを交え
お話下さいました。

その中でも楽天の監督になるきっかけの話では
「オーナの三木谷氏が『野村さんの野球解説や新聞での解説記事を読み、この人に
野球を教えて欲しいと思いお願いに上がった』と言って下さった時、どのような
小さな仕事でも与えられた事をしっかりしていればいい」

「無理にゴマをすったり、自己顕示欲を出し目立とうしなくても
小さな仕事でも『人は必ず見てていてくれる』それが新たな
人生のチャンスを生むと確信した」と仰った言葉には
王さんや長島さんという当時のスーパースターの影に隠れながらも
二人に引けを取らない成績と監督として実績を残されている
野村監督ならではの説得力を感じました。

また「人は一人では生きていけない」と人生哲学にも触れ、
「人は少し成功すると己の力だけで成せた事と過信し、それまで人から
受けた恩や義理を忘れることが多いが、その後を見ると殆どの者が
上手くいっていない」とこれまで出会った幾人かの選手を例に出し、
今の世間の風潮を憂いてられました。

とにかく、これまでも、今も、あくの強い野球選手たちばかりの組織を
まとめてられる野村監督の話は逐一納得するものばかりでした。

時代は移り変わろうとも‘人’として変わってはいけない心情もある。

政治にしろ、野球にしろ、受けた恩や義理を忘れることなく、
それぞれ与えられた仕事に信念をもって行うことの大事さを
改めて教えてもらった気がしました。



保津川下りはGW最高の人出となりました。

2009-05-04 22:19:16 | 船頭
今日は心配された雨も降ることなく、薄曇りの空の下
涼しく心地いい風が吹く行楽日和の一日となりましたね。

昨日予想したとおり、今日は今年一番の人出となり、計115艘の舟が
嵐山まで流れて行きました。

心配された乗船場での混雑もなく順調な配船となった模様です。

私も今日は嵐山の渡月橋を3回も渡ってまいりました。

嵐山・渡月橋の下流部の河原には、川から吹く涼やかな風をうけ
楽しく語らうカップルや家族連れの姿も多く見られました。

穏やかでのんびりした京都の風景がここにもあります。


さて、そんな雰囲気に浸っている余裕のない私。
5月に入り早8回も保津川を下った上に、操船中は前後の舟と激しい
デットヒートを繰り広げる場面などもありさすがに疲れも溜まってきました。

特に肩と肘の辺りに痛みが感じられますが、連休は明日以降も続き、
まだ日に2回は下らねばならないでしょう。

明日の5日(こどもの日)は予約が19艘で天候も今日と似たような感じでしょうか。

明日も待ち時間なく乗船して頂けると思います。

もう一頑張りですね~

GW初日の保津川下り。

2009-05-02 23:16:15 | 船頭
GW初日となった今日、保津川には朝から大勢のお客さんがお越しになり、
一日で計72艘の舟が嵐山まで流れて行きました。

戦後最悪とまで評される不景気や超が付くほどの大型連休、また高速道路ETC料金の値下げや
新型のインフルエンザの影響がどれほど出るか?
多くの不安材料を抱えたままでのGW突入でしたが、昨年よりは少し減少傾向に
あるものの心配していたほどの大きな影響もなく、これなら順調な滑り出しに
なったのではないかと思っています。

明日は連休中日に入っていくことから今日以上の賑わいになることと思います。

天気も穏やかな行楽日和とのこと。

川の上は最高に気持ちがいいことでしょう。

トロッコ列車とセットで保津峡の新緑を楽しみのもよし、ドライブがてら
亀岡まで来て保津川で京都に行くもよし。

それぞれのプランでお楽しみ下さい。