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保津川下りの船頭さん

うわさの船頭「はっちん」が保津川下りの最新情報や、京都・亀岡の観光案内など、とっておきの情報をお届けします。

超ハードなシルバーウィーク・奮闘記。

2009-09-23 08:33:31 | 船頭
秋の大型連休もいよいよ終盤ですね。

保津川下りも昨日114艘の舟が嵐山まで流れて行きました。
その前日「132艘」という今年最高の流船数を記録しましたが、
昨日の予約数が15隻少なかったことを考えると、昨日も同じ位の
お客様がお越し下さったことになります。

昨日は天気の崩れが予測され空模様が心配されましたが、
なんとか日中は降ることなくもってくれ、天気まで味方につけた
保津川下りのシルバーウィークは今年一番の盛況をみることができました。

私はっちんは昨夜、夜7時からKBS京都で和泉修さんのラジオ番組の
収録の予定が入っていたのですが、この日3度目となる舟に乗り込み
亀岡の乗船場を出発したのが4時の最終便・・・

JR嵯峨嵐山に着くのが6時、約束の時間までに烏丸下長者町にあるKBSの
スタジオに入れるか、微妙なところで相当焦りました。

駅のトイレで汗をタオルで拭き着替えを済ませ、JRと地下鉄を乗り継ぎ
御所前まで、そこから約500メートルほどを小走りで歩み、なんとかギリギリ
間に合うことができたました。

3日連続の100艘越えの‘日・3回下り’そして京都でラジオの収録と、
ほんとうに‘超’ハードな連休でした。

今日は朝から雨・・・連休最終日です。

あと一日、しっかり頑張って仕事しています~

今年一番の大混雑!行列ができる川下り!

2009-09-22 00:04:08 | 船頭
シルバーウィークと呼ばれる大型連休の中でも中日となる21日は
おそらく最高の人出となることを予想した私はっちんでしたが、
終わってみれば、その予想を大きく上回る「132艘」の船が
流れた保津川下り。
単純に見積もっても一日で約3500人以上の来客数があったことになります。

手漕ぎで1時間50分はかかる我々の保津川下りでは、一日で送り届ける
来客数の限界点ぎりぎりの人数であります。

昼12時に一回目を終え、亀岡の乗船場に戻ってみれば、なんと、
乗船切符を購入するお客さんの長い行列が出来ていたのでした!

こんな風景は昨年の紅葉がピークとなった日以来のことで、
もちろん今年度初めての大盛況となりました。

明日22日の天気が少し崩れるとの予報が出されていたことも影響が
あるのでしょうが、これほどの大混雑となるとはさすがに想定外のこと。
遊船事務所内も出船対応に追われる中、道路の大混雑で舟の回送も遅れや
舟をトラックから下ろす作業を行うクレーン付きレッカー車が急に故障するなど、
思いもよらないトラブルも重なり、休憩はおろか、昼食さえも
満足に取れない多忙状態になっていたようです。

昼以降、乗船券の販売を止めることになり、その後にお越しくださった
お客様や長時間お待ちになりご乗船頂けなかった皆様には大変ご迷惑を
おかけし誠に申し訳ございませんでした。

仕事が終わってから他の京都観光に携わる方々の情報を伺ってみると
どこも凄い混雑と周辺道路の渋滞がもの凄かったらしいです。

そういえば嵐山の渡月橋も車が渋滞して、まったく動いていない状態でした。

9月にこれほど京都が混雑したのは、まさに初めての出来事ではないでしょうか?

‘シルバーウィーク 恐るべし’!

日本全国でかなりの経済効果を生んだことは確かでしょう。

2つ連続の3回コースで、相当疲れも溜まってきましたが、
明日と明後日の2日間、現場の船頭として精一杯頑張りたいと思います。

支部対抗ソフト大会は我が三支部が、全戦全勝の4連勝!

2009-09-17 22:02:05 | 船頭
船頭同士の親睦を図る為に開催された「保津川遊船・支部対抗ソフトボール大会」。

以前、このブログでも我が第三支部の練習風景を紹介しましたが、対抗試合は
7月に支部総当りのリーグ戦を行い我が第三支部が全勝優勝を果たすことができたのです。

記念すべき「第一回大会」に「優勝」という足跡を残せたことをまずは喜んでいたのですが、
多忙を極めた夏の観光シーズンを終わると同時に、早速「勝ち逃げは許さない!」
とばかり、第二支部が再び我が支部に挑戦を申し込んできたのです。

名づけて「リベンジマッチ」。

しかし、我が支部は私をはじめ負傷欠場者が多く、9人ぎりぎりで「リベンジ」を戦わねばならない厳しい状況。
とはいうものも、大型連休を来週に控え、日程の都合もあり、
この状況で「リベンジ」を14日に受けることになりました。

「打倒、第三支部!」に燃える第二支部は、仕事の後も合同練習に汗を流したり、個人的にバッチングセンターに
通うメンバーもいるなど、この「リベンジマッチ」に賭ける思いは並々ならぬものがある様子。

迎え打つ我が支部も戦々恐々で、試合は開始されました。

6時試合開始のナイター戦。
初回から乱打戦となり「取られたら、取り返す」という
一進一退の攻防が毎回続きます。
こんな試合はミスをした方が‘負ける’とあって緊張感の中での戦いでした。
私はベンチ応援スタッフでしたが、相手の連打が続くと座っていることが出来ず、立ち上がりベンチを飛びだし声を張り上げます。
突き放したら、追いつかれ、まさに手に汗握る展開でした。

こんな試合を決めたのは、私の船頭弟子である西村匠五24歳。
同点で迎えた最終回、‘さよなら’のランアーを三塁において、見事に
ライト前流し打ち、ランナーがしっかりとホームベースを踏んで、
この長かった激戦に終止符を打ちました。
終わってみれば両チーム、20点以上の点数が入っていたのでした。

なんとか4戦全勝!で、ディフェンディングチャンピオンの面目を保つことが
できた我が三支部ですが、今後、他の支部もこのままでは終わらないでしょう。
追われる者の宿命を背負いながら「支部対抗試合」を戦い抜いていくことになります。
私もしっかり体調のケアをしておきます。

保津川遊船は、支部が異なると年代の差がある若手船頭たちとの交流も
少なくなるので、ソフトボールを通じてよい世代間の親睦が図れれば
遊船事業への団結心も高まってくることでしょう。
これからも長く続けていければ嬉しく思います。


京懐石・雅で第三支部・役員の「慰労会」を開催。

2009-09-05 21:08:59 | 船頭
私が所属する保津川遊船・第三支部では毎年、その年度内に支部を
取りまとめる役員による中間慰労会が毎年、行われております。

この慰労会は、年度内の折り返し時期(中間期)にあたる夏季に
行われいるもので、いわば役員達による「上半期のお疲れさん会」です。

会には支部の会計から「飲食経費」を頂き、半期の「労をねぎらう」という
ありがた~い催しなのです。

会の幹事は毎年、支部長が務め、料理から店の選定までを行い、
日取りのセッティングを行うのが慣わしです。

会には私はっちん支部長と、出船支配人・森川次男氏、作事協議員・前川康彦氏、
川作協議員・大森秀樹氏、支部会計主任・高木要介氏、支部会計・工藤誠氏の
21年度第三支部役員にあたる計六名が参加、お店は私支部長の権限で
「京懐石・雅」で開催することに決めました。

船頭にしては少しおしゃれな演出となりましたが、たまには上品に懐石料理もいいでしょう。

料理は店主の西田氏の計らいで鱧(はも)と松茸のコラボという
「夏と秋の味覚を楽しむ」コースをご用意頂き、見た目鮮やか、食して満足の
美味しさに、役員一同、舌鼓を打ちながら楽しい会話も弾みました。
一口食するごとに多忙を極めた夏の疲れが癒されていきます。

今年は梅雨期に再三、ゲリラ豪雨に見舞われ、舟を係留地から陸地に
避難させ、川の洪水状態を徹夜で見張るなどの出来事もあり、本当に
役員の方々には労をおかけすることが多かった半期でした。
話の中がその時の事に及ぶと、各自があの場面でのエピソードや
感じたことなどで盛り上がりました。
また、遊船の未来などについても熱く語られながら夜はふけていったのでした。

そして、あと半期、これからも役員一同協力して無事に任期を全うすることを
誓いながら楽しく美味しい会はお開きとなりました。

同会に参加して下さった役員の皆さん、お疲れさまでした。
そして雅の西田浩二さん、美味しいお料理をありがとうございました。
この場をお借りて支部長はっちん、厚く御礼申し上げる次第であります。

お盆は終わったのに、盛況が続く保津川下り。

2009-08-23 21:56:04 | 船頭
大勢のお客さんがお越しなる夏のビックウィークである「お盆」が終わって一週間。

保津川下りにも例年通りの平穏な日々が戻ってくるのかな・・・と思いきや、
今日の日曜日には朝からどんどんお客さんがお越しなり、終わってみれば
85艘もの舟が嵐山へと下っていたのです。

これは「お盆」にも匹敵する流船数!

嵯峨野からやって来る「トロッコ列車」のお客さんに至っては
朝から毎時間、予約人数だけで「100人」を越える数値を示すなど
予想を遥かにこえる賑わいとなりました。

お越しくださった皆様、本当にありがとうございます。


しかし、例年なら60~70艘平均であるのに、今年は一体どうしたことでしょう?

リーマンショックからの不景気ムードに例のインフル騒動、ゲリラ豪雨による
河川の増水などで思うように流船数が伸びず、沈滞気味だった保津川下りですが
お盆シーズン以降、営業状態はかなり好転してきています。

長梅雨でレジャーの出遅れや冷夏で海水浴の時期を逃した人たちが
今年の夏のレジャーに保津川下りを選択して下さったのか?
それとも来週末に衆議院選挙が行われるため、レジャーを一週早く
企画されたのか?

いろんな要因が考えられるので、今後の研究材料にしたいと思っています。

8月もあと一週間です。

天気も大きな崩れがないとの予報が出されていますので、この勢いで
夏を締めくくれたら最高だと感じます。

今年、夏レジャーがまだの方、宿題も終わり、夏の思い出を作りたい家族の方。

是非、保津川下りにお越し下されたばうれしく思います。


夏のお盆シーズンが終わり・・・

2009-08-20 09:09:57 | 船頭
夏シーズン一番の人出となる‘お盆’を無事に終えた保津川。

大勢の観光客で賑わいをみせた乗船場も、昨日あたりから
落ち着きを取り戻してきました。

今年のお盆は、期間中に突然のゲリラ豪雨に見舞われ、午前中に
増水川止めになる事態もおこりましたが、その後は天候も安定し
順調に出船数を確保するができました。
また、分散型のレジャー形態が浸透してきたのか?2~3年前に
よくみられた様な「一日集中型の混雑による完売」もみられず
良好な配船サービスも確保できたものと感じています。

「暑さ寒さも彼岸まで」といわれるように、お盆を過ぎると
厳しい暑さも少し和らぎ朝晩過ごしくなってきたようにも感じます。

個人的にもやっと一息つける時間が取れるようになるので、
近くの温泉に行き、お盆疲れを癒してこようと思っています。

これから夏のシーズンで酷使した体のメンテナンスをしっかり
行い、秋の観光シーズンに備えていきたいと思います。

「亀岡」が一丸!キャラバン隊、京都駅でPR用の団扇を配る。

2009-07-16 16:21:29 | 船頭
今日は京都に夏の到来を告げる「祇園祭の宵山。」です。

京都の表玄関であるJR京都駅には大きな旅行バックを持った観光客でごった返しています。

そんな京都駅で昨日「保津川下りと亀岡をもっとピーアールしよう!」と
亀岡市と観光協会、また嵯峨野観光鉄道、湯の花温泉の人たちと合同で
キャラバン隊を結成し出向宣伝活動を行い、私はっちんも隊員として参加してきました!

保津川遊船では、観光客が一気に増加する祇園祭周辺を狙って毎年、PR活動を
行っているのですが、今年は初めて嵯峨野観光鉄道と湯の花温泉という
「亀岡三大観光」協力体制の下、亀岡市と亀岡観光協会がサポートするかたち
で実施した、まさに亀岡が一丸となる、総力を挙げたPR活動なのです。

活動は午前10時から12時までと午後1時から3時の2回行われ、我々遊船からは宣伝担当理事の山田達也隊長以下8名が参加、
市観光課や観光協会、嵯峨野観光と湯の花温泉からは各3名づつが参加して下さり、JR京都駅中央改札口前で、観光協会と
保津川下りのオフィシャルうちわを約5000枚と亀岡観光のパンフを配りました。

「おはようございます~保津川下りです!今日も暑いですね、うちわいかがですか?」

「京都は亀岡から参りました~ 亀岡へお越しください~」

と皆さん、元気な声と笑顔で駅構内から出て来られる人達に、手渡しでうちわを配って下さいました。

特に竹細工で作った保津川オフィシャル団扇は大好評で「この団扇、頂戴!」
と駆け寄る人もいて、配るキャラバン隊員の回りには常に大勢の人だかりができました。

中には足を止めて「保津川下りに一度行ってみたかった~ 今日乗れる?」
「亀岡ってどうすれば行けるの?」などと質問して下さる方々も大勢おられ
「保津川下りの認知度」とPR活動の手ごたえを十分感じられるものとなりました。


先日読売テレビの「愛の修羅バラ」に出演した船頭・椹木浩二さんもキャラバン隊の一員でしたが、テレビを観た視聴者の方から
「テレビ観たよ~」「実物の方がいい男~」などと声を掛けれらるなど、大人気で、いい波及効果をもたらしている感じでした。


団扇を使ったPR活動は予想以上に人気があり、午前の部、午後の部ともに予定していた時間の
約30分前にはすべて配り終えてしまう勢いでした。

京都を代表する祇園祭のおかげで、保津川下りと亀岡市観光のPR活動はほぼ成功裡のうちに終了することができましたが、
今回のキャラバンは亀岡市と観光協会、それに嵯峨野観光鉄道と湯の花温泉と保津川下りが初めて‘一手ひとつ’となり
取り組んだ宣伝活動であったことが最も意義深いことと感じています。
‘観光’というキーワードのもと、亀岡の各関係団体が同じ方向を見て、足並みを揃えて‘まち’を盛りあげて行こうとする協同体制つくりへの
‘一歩’が確実に踏み出されたことをなにより嬉しく感じます。

ちなみ、今日の始発のトロッコ列車から保津川下りへお越しになった観光客は
軽く100名を超えていたことを報告しておきます。




保津川遊船水難救助訓練に参加して・・・

2009-07-14 22:52:18 | 船頭
先週、亀岡市篠町山本浜の保津川で、保津川遊船と亀岡消防署、アオキカヌーワークが共同で
「保津川遊船水難救助訓練」を実施し、私はっちんも訓練に参加してきました。

同訓練は毎年、保津川遊船が主体となり亀岡消防署の協力のもと実施しているものですが、
今年は遊船の船3艘に加えラフティング会社であるアオキカヌーさんのボート一艇
も参加して、消防署を含む3者が水難時における迅速な連携体制の構築を
図る目的もあり、より実践に即した訓練となりました。

私の役目は座礁し水難事故にあった船の後を航行する後続船の乗組員。
しかも、座礁船から投げ出された子供を救助し、心肺蘇生法を行う重要な役割でした。

訓練は保津川で一番の落差がある「小鮎の滝」で発生したとの想定で実施。
先頭を流れる船が座礁、12名の乗客のうち2名が船外に投げだされたというもの。

最初に落ちた人はすぐに座礁船の船頭にロープにより救助。ここでは乗客役の
船頭が船から実際に川に飛び込むという実践さながらの体を張った訓練でした。

さて、後続船の我々ですが、座礁して救助を待つ事故船の船頭から
「後、一名が流されています!救助に向かって下さい!」という
連絡を受け、急ぎ救助に向かうというもので、そこへ
「流されてきた乗客を救助した」というラフティングボートが
接近、我々が乗る後続船にその乗客を移し、救命救急処置を行うという
のが訓練の流れです。
この処置の対処法こそ、今回の訓練でもっとも注目される重要場面なのです。

私も他の船頭同様、普通救命救急講習修了者なのですが、現場に出ての
訓練で心肺蘇生法を行うのは初めての体験です。
しかも、船の中にはプロである消防署の職員の方々が乗り込み、
厳しい目線で救助する私の手際加減を観察されている中での処置です。
当然、プレッシャーも掛かりましたが「遊船の救命行動の確かさ」を
消防署の方々にも証明する為には、ここが頑張り所です。

用意された人サイズの人形に「もしもし!もしもし!」を呼びかけた後、

「意識なし!」「のどに異物なし!」「気道確保!」
「人工呼吸」「心臓マッサージ」と声を一緒に救命講習で教わった
手順通りに心肺蘇生法を何度も何度も繰り返しました。

脳はたった4分の心肺停止、血流停止により重大な損傷を受けます。
少しでも救命処置が遅れたり、手際が悪ければ命とりになりかねないということを
救命救急講習で教わっていたので、訓練とはいえかなりの緊迫感があり、
緊張とプレッシャーを強く感じました。
蘇生法は陸上で待機している消防署員に引き渡すまで、続けなくてはなりません。
たとえ意識が戻らなくても、諦めずに自分のやるべきことをやる!
これが救命救急の現場ではもっとも大事な精神なのです。

訓練終了後、消防の方から「とても迅速で正しい処置で、よかったです」
とお褒めの言葉を頂きました。

今回の訓練で強く感じたことは、「事故を起していけない」という意識も
もちろんですが、事故後の救助体制と救命処置の大切さでしょう。
実践の場であれだけ落ち着いて迅速な処置ができるか?と考えると
日頃からの危機管理意識と普通救急救命講習での学びの大事さを感じます。

命には救える命とそうでない命がありますが、今回の訓練の場合は
現場の人の処置次第で救える命でしょう。
心肺停止後、4分から5分で救命率が大きく下がるなか、川の上という
搬送環境の悪さを考えると、いかに現場の者が迅速で正しい救命処置が
とれるかとうことが、患者の命を左右することはいうまでもないこと。

救える命のために、私たちは更に救命処置の知識を深め、的確な蘇生法を
身につける努力を怠ってはならない義務があると感じました。

皆さんも、是非、消防署が行なっている普通救命救急講習を受けてみて下さい。
あなたにとって大切な人の命を救う為に・・・

今年は「空梅雨??」 それとも「梅雨の晴れ間??」

2009-06-25 23:25:23 | 船頭
日本列島は只今、梅雨真っ盛り~

今年も青空が見えない鬱陶しい毎日が続くのかと思いきや、
どうしたことか?連日かんかん照りの保津川上空。

「今年は空梅雨なのでしょうか?それとも梅雨の晴れ間なのか?」

梅雨独特の蒸し暑さに加え、日中には真夏を思わす様な厳しい日差しが
容赦なく川面を照らします。

「一雨欲しいな~」と願いも虚しく日が暮れる、そんな毎日です。

雨続きで水量オーバーによる「川止め」が続くのも困りものですが、
もう少し降ってもらわないと夏期の川水量が少し心配です。

体調についても、この時期の京都の観光業は閑散期といわれ来客数も少なく、
それに伴い当然、船のお仕事もヒマになることから、十分体力は温存できる
季節ではあるのですが、この気候と仕事が空くことで、どうも体がだるく
体調も崩しがちに。
毎日、仕事をして体を動かしている方が、生活のリズムが安定し
体調にはいいのかも知れないですね。


私の短い(?)船頭経験では、このような型の梅雨は梅雨後半期に降雨量が
上がるケースが多いのですが、13年前の時にような空梅雨による「大渇水」
という例外もあります。油断できません。


夏の保津川下りの醍醐味といえば、やはり渓谷を渡る風と豪快な水しぶきを
浴びて‘涼’を体感することでしょう。

そのためにも、梅雨後半の適度な雨に期待したいところです。